マヴィックジャパンは、ヤマハ発動機のサポートを受け、「マヴィック・ニュートラル・モト」として「NIKEN GT(ナイケン GT)」を新たに1台導入。2019年10月19日(土)~20日(日)に開催された「2019ジャパンカップサイクルロードレース」にてデビューした。
ニュートラル・モトとは、パンクやホイールが破損するなどのトラブルが起こった際、すべての競技者がチームや機材、国籍に関係なく中立な技術サポートを受けられる「ニュートラルサービス」を提供するモーターサイクルのこと。
マヴィックのニュートラルサービスは、ニュートラル・カー「SUBARU LEVORG 2.0GT Eyesight」3台、ニュートラル・モト「YAMAHA TMAX530 DX」2台、そして今回導入される「NIKEN GT」1台のさらに充実した体制となり、より多くのレースをサポートすることが可能となった。

マヴィックのニュートラルモトに導入されたヤマハ・ナイケンGT
この全てのライダーを支えるイエローカー(MAVICカー)とイエローモト(MAVICモト)による「マヴィック・ニュートラルサービス」は、プロのレースシーンのみならず、アマチュアのレースイベントにおいても、トラブルをその場で解決すべく最善を尽くし、すべての選手たちが無事にゴールを切れるようにサポートしている。
本国フランスでは1972年より、日本国内では1996年よりスタートしたこの取り組みは、マヴィックのブランドポリシーとも言えるのだ。
高い路面追従性を誇るLMWテクノロジーが真価を発揮
前二輪、後一輪の3輪バイク「YAMAHA NIKEN GT」は、さまざまな路面状況で高い路面追従性を誇るLMW(リーニング・マルチ・ホイール)テクノロジーを搭載。高い安定感とそれに支えられた高いコーナリング性能、そして、長距離も快適に過ごせるクルージング性能を誇っている。
時に細く、コーナリングが続くコースでの長時間に渡る高速レースにおいて、サービス・スタッフは、天候の影響や刻々と変化する自転車のスピードのアップダウンや激しい動きへの対応が求められる。俊敏さと安定感と信頼性の高いバイクは、サービスパイロットの体力的精神的な疲れを軽減し、過酷なレース状下において、サービスパイロットがよりレースのインフォメーションに集中することが可能となることだろう。

リヤキャリヤにはホイールがマウントされている。
二輪車の関わりがないと思いがちなロードバイクレースであるが、その機動力を生かしてレースの運営を支えているのだ。