目次
世界選手権第1戦「モビリティリゾートもてぎ」はトニー・ボウ選手が両日勝利!
FIM世界選手権トライアルの第1戦が「モビリティリゾートもてぎ」で2024年5月18日(土)、 19日(日)に開催されました。ちなみに、第1戦が日本で行われるのは初のことです。
レースは1日目、2日目ともレプソルホンダのトニー・ボウ選手が1位に。
17年連続世界チャンピオンを獲得している王者トニー・ボウ選手は、2024シーズン初戦でも圧倒的な強さを見せつけてくれました。
しかも、1日目はボウ選手とガブリエル・マルセリ選手のレプソルホンダチームで1-2フィニッシュ。2日目もマルセリ選手が3位となり、両日ともレプソルホンダチームのライダー2名が表彰台に上がる活躍となりました。
さて、このレースに先駆け、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)主催「FIM KiSSプログラム」の一環として「RIDE GREENキャンペーン」が5月16日(木)に実施されました。
これはモビリティリゾート内の生物多様性の森をテーマにした「ハローウッズ」とレースで使用されるセクションに榎の苗木を植樹するというイベント。
当日は、トライアルGPクラスのトニー・ボウ選手、トライアルGP Womenクラスのエマ・ブリスト選手、トライアルGP2クラスのビリー・グリーン選手、FIM環境大使でレプソルホンダチーム監督の藤波貴久さん、モビリティリゾートもてぎ総支配人・嘉門順也さんが参加し、4本の苗木が植樹されました。
FIM KiSSプログラムとは
FIMが推進する「社会・環境・経済」の3つの柱をテーマにした取り組みを実践するプログラム。KiSSは「Keep it Shiny and Sustainable」の略で、持続可能なモーターサイクルスポーツを未来に繋げていくことを目的としたもので、第1戦「モビリティリゾートもてぎ」競技運営においては、次のような取り組みが実施されています。
- 動植物の生息環境への影響を最小化するルート選定
- 紙媒体書類を介さないレース運営(全電子化)
- グリーン電力による競技運営(セクション・ピット・パドック等)
- ペーパーレス化対応
- 飲食容器の再生材
- 女性ライダーに焦点をあてたジェンダーレス・スポーツの発信
- イベント会場におけるサステナビリティの取り組み掲示
- 大会後の環境負荷評価に基づく、緑地の原状回復
藤波貴久さんは「トライアルという競技は自然と一緒に行うスポーツであり、日頃から常に環境に対して気を配っています。このような植樹イベントを通じて未来と繋がる取り組みができ ることを本当に光栄に思います」とコメント。
これら大会運営における「KISS プログラム」が評価され、FIMより「KiSS Motegi」認定証の授与も行われました。
まとめ●モーサイ編集部 写真●ホンダ/ホンダモビリティランド