トライアンフモーターサイクルズジャパンは、17年に国内で登録されたトライアンフ車が初めて1800台を超え、2年連続で過去最高となる1876台に達したと発表した。また、12月の登録台数は前年比で167%という大幅な伸びを記録し、初の200台超えとなる211台となった。
販売好調の要因について同社は、「ブランド認知力の向上」、「新車攻勢」、「販売店網の刷新」という3つの戦略方針を挙げている。中でもブランド認知力の向上と新車攻勢に貢献したのが、新型ストリート・トリプル。最上級仕様のRSが販売の大半を占め、スポーツイメージの向上や収益性強化にも貢献したという。
同モデルは、搭載されるエンジンをベースとしたレーシングユニットが19年からFIM Moto2クラスに供給されることもあり、非常に高い注目度と評価を得た。加えてボンネビル・ボバーの人気も高く、想定の3倍の売れ行きを見せているとのことだ。
同社は18年もこの3つの戦略方針を強化しつつ、それぞれの分野で成長に合わせてレベルアップした施策を展開していくとしている。
(text●片倉義明)