ホンダは総合2位となり優勝を逃す
40回目を迎えた世界一過酷なレース、ダカールラリーは1月20日(土)に最終ステージを終了し、二輪クラスでKTMが17連覇を達成。一方、2013年に復帰してから6年目のシーズンを迎え、1989年以来の総合優勝を目指していたホンダは、ケビン・ベナバイズ選手がこの日のトップでゴールしたものの、総合優勝を果たしたKTMのマティアス・ウォークナー選手に17分弱の差を付けられ総合2位でのフィニッシュとなった。
今年のダカールラリーは、前半はホンダ、KTM、ヤマハらが首位争いを繰り広げた。悪天候によりキャンセルとなったステージ9まではヤマハのアドリアン・ファン・ベヴェレン選手が総合トップに立っていたが、ステージ10では彼を含めてミスコースや転倒する選手が続出し、KTMのM・ウォークナーが40分近い差を付けて総合トップに躍り出る。ステージ11以降はホンダのK・ベナバイズ選手が追い上げたがステージ10での差は大きく、復帰後初の優勝は持ち越しとなった。
(text●片倉義明)