400ccに乗って外周体験するお話です。
前回(第5話)は「まずは操作になれるところから!」ということで、125ccのバイクで外周を回っていました。そして、今回はいよいよ400ccで外周を回っていきます。
押し歩きで倒しまくった記憶があるのでどうにも恐怖心は残りながらも、いざ400cのバイクを目の前にすると「かっこいい!」とテンションが上がっていました。早く乗りこなせるようになりたいなあ~。
肝心の外周はどうだったかというと、思ったほどのつまづきはなく運転することができました。バイクに乗るときも、停車するときも足がほとんどつかないから、倒すんじゃないかなんてヒヤヒヤしてたんですけどね。今回の教習では1度もバイクを倒すことはありませんでした。嬉しい!
そして、125ccと400ccってサイズはもちろん、クラッチを切るのに力がより必要になったりと、いろいろと違いがあるんですね。外周を走っていてなにより驚いたのはギアチェンジペダル(シフトペダル)の重さです! 125ccの時と同じ感覚でやったらまったく上がらず。
「足つきも悪いし、クラッチ切るのに力が必要なうえに、ギアチェンジにもこんな力がいるの!?」とハードルの高さを痛感してちょっとしょんぼりしてました。
……が、教官の方に聞いたところ、シフトチェンジするペダルが重たいのは「バイクが古いから」だそうで。さらには「この教習所にあるバイクを普通に乗れるようになったら、市販のバイクなんてどれもすごく操作しやすいって感じると思うよ~」という言葉も。
なるほど!! 自分は今、初心者にはちょっと操作が難しいバイクに乗ってるのか! そりゃ操作がおぼつかなくてもしょうがないよね!!と、しょんぼりしてた気持ちが少し回復しました。
教習を受けてはへこんだり、はたまた「うまくできた!」とわくわくしたり。バイクに対する気持ちが教習所に行くたびに変わるのが、なんだかおもしろいです。
次回はまた125ccに戻って8の字などを色々とやる予定みたいなので、楽しみです。この調子で頑張っていきます!
マンガと文:イシクラユカ
大学卒業後、アシスタントとして働きながら、自身もフリーのイラストレーターとして活動。アシスタント先の先生がバイク乗りで、タンデムさせてもらったことをきっかけに「バイク乗りになりたい!」と夢見るようになった。