試乗インプレッション

巨大すぎる125cc「ビッグスクーターにしか見えない!」 キムコ・ダウンタウン125i試乗

まるでクルマのようなトランクを備えるダウンタウン125i

さて、収納スペースも125ccクラスとは思えないスゴさ。
フルフェイスヘルメット2個を収納できてまだ荷物が入るというシート下収納は、トランク内にLEDの「ルームランプ」があるほか、ガス圧ダンパーで開けたシートはしっかり保持される。クルマかッ!

ちなみに取材時は猛暑日で、走行シーン以外の撮影は暑くてたまらずライディングジャケットを脱いでいたが、その際、脱いだジャケット、ヘルメット、リュックを一式しまえたので、目的地についたら完全に手ぶらでお出かけするのもOKである。

開口部も大きいダウンタウン125iのシート下収納スペース。ヘルメット2個をしまうことができる。
シート下収納内には外光センサー式のLEDルームランプを備える。

さらに、ハンドル下にはグローブボックスを2つ備え、左側にはUSB給電のジャックもある(施錠はできないので、貴重品は入れっぱなしにしないように)。

スマホや財布などを入れるのにちょうどいい大きさのグローブボックスを左右それぞれに装備。左側にはUSB給電ジャックを備える。
タンデムシートもかなりゆとりがある。標準装備のリヤキャリヤは耐荷重5kgまで。

と、さまざまな点で125ccクラスとは思えないデカを感じさせるダウンタウン125iだが、そのデカさがネックになる場面も……。
駐車スペース問題である。

都市部の駅前や商業施設には125ccまでなら駐車可という「駐輪場」があるが、その駐車スペースは「あくまで一般的な原付二種が収まるスペース」で区切られているものが多い。
つまり、ビッグスクーター並のダウンタウン125i、メッチャはみ出る(笑)。

狭いスロープを経て入っていく地下駐輪場などは、そもそも入場するのに困難することもあるかもしれない(特にベルトコンベアーに乗せて登り下りをするタイプなどは厳しそう)。
ダウンタウン125iを駐車する場合は、自動二輪クラスが停められる駐車場を選んだほうが間違いない。

とはいっても、こんな「枠にハマらない」個性を持った125ccスクーター、他にないのも事実。
実際、輸入元のキムコジャパンによれば「家族の理解や維持費の面で125ccにしたいが、迫力ある車両が欲しい」というユーザーから支持されているほか、高速道路が少なくあまり乗る必要がない&駐車スペースで不自由しないという背景もあってか北海道でよく売れているのだとか。

スポーティなデザインのヘッドライト。ヘッドライトの周り円状に輝いているものはLEDポジションランプ。

輸入車ということで、地域によっては販売店が少なく、実車を見る機会もあまりないという事情はあるにせよ、一度実物を見てこのサイズ感にぜひとも驚いてほしい。

キムコ・ダウンタウン125i ABS諸元

[エンジン・性能]
種類:水冷4サイクルOHC単気筒4バルブ ボア・ストローク:54.0mm×54.3mm 最高出力:10.5kW<14.3PS>/9000rpm 最大トルク:10.8Nm<1.1kgm>/7000rpm 変速機:CVT(無段変速式)

[寸法・重量]
全長:2250 全幅:780 全高:1345 ホイールベース:1553 シート高:810(各mm) タイヤサイズ:F120/80-14 R150/70-13 車両重量:178kg 燃料タンク容量:12.5L

レポート●上野茂岐 写真●沖 勇吾

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問い合わせ先

キムコジャパン
TEL 0120-046-165(お客様相談室)
http://www.kymcojp.com

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