ニューモデル

ドゥカティが2023年モデルとなる新型スクランブラーを発表!

軽量化と電子制御の充実化に注目!

ドゥカティは11月7日(日本時間8日)、ドゥカティワールドプレミア2023の最後のエピソードとして新型スクランブラーシリーズを発表した。

スクランブラーは、1960〜70年代に販売されたモデルを現代に復活させて2015年にデビュー。当初は803cc空冷V型2気筒エンジンを搭載する「アイコン」のみの設定だったが、のちにアーバンエンデューロ、クラシック、フルスロットル、デザートスレッドなどバリエーションを増やし、さらに1079ccモデルと399ccモデルを加えるなどファミリーを拡大。ドゥカティのサブブランドに成長した。

新型となる2023年モデルでは、空冷Vツインやトレリスフレームなどは継承しつつ多くのパーツを刷新。設計を見直すことで軽量化されたフレームはリヤフレームを独立させ、スイングアームも新しくなった。
サスペンションは前後ともKYB製で、フロントはφ41mm倒立フォーク、リヤはプリロード調整機能付きモノショックとなる。ブレーキはフロントがφ330mmシングルディスク+4ピストン・ラジアルマウントキャリパー、リヤはφ245mmシングルディスク+1ピストンフローティングキャリパーを採用する。なお、アナウンスはないが写真を見る限り前後ともキャリパーはブレンボ製となっている。

左から、スクランブラー ナイトシフト、フルスロットル、アイコン。

デスモデュエエンジンはこれまでと比較し2.5kg軽くなり、フレームやスイングアームと併せて4kgの軽量化を実現している。また、クラッチレバーの操作力を軽減する新型の8ディスククラッチを装備。カバー側面をスリム化したことで足元スペースが拡大している。最高出力は73馬力、最大トルクは6.7kgmで従来モデルから変更はないが、最大トルク発生回転数は7000回転とこれまでの5750回転から高められた。

電子制御も大きく進化。新たにライド・バイ・ワイヤを採用したことでDTC(ドゥカティ・トラクション・コントロール)の搭載が可能となり、ロードとウェットの2つのライディングモードも装備することとなった。このほか、コーナリングABSが標準装備され、アップ・ダウン対応のクイックシフターも標準またはオプションで採用している。なお、シート下にはUSBソケットが備わり、オプションでドゥカティ・マルチメディア・システムを装備可能。

左から、スクランブラー ナイトシフト、フルスロットル、アイコン。

「アイコン」がベースグレード

グレードは、アイコン、フルスロットル、ナイトシフトの3つ。ベースグレードと言えるアイコンは、新形状の燃料タンクやよりシャープなデザインとなったLEDヘッドライトを装備し、メーターは従来の円形から4.3インチカラーTFTディスプレイと専用グラフィックを採用する角形となった。またシート形状も変更され、前方を絞り込むことで流れるようなラインを作り出している。
クイックシフターはオプションで装着可能。またフェンダーやホイール・タグ、ヘッドライトカバーなどのカラーパーツは交換できるので、好みのスタイルに仕上げるための素材としても最適な1台だ。

スクランブラー アイコン。カラーは、標準となる’62 イエロー、スリリング・ブラック、ドゥカティ・レッドに加え、アクセサリーキットとしてリオ・セレステ、ジェイド・グリーン、ベルベット・レッドの計6色を用意する。
スクランブラーアイコン。

「フルスロットル」はスポーツタイプでクイックシフターも装備

フルスロットルはシリーズ随一のスポーツモデルで、ダート・オーバルコースで開催されるアメリカのフラットトラックレースにヒントを得たモデルだ。クイックシフターを標準装備し、オイルパンガードや専用シート、公道走行可能なテルミニョーニ製サイレンサー、ドゥカティ・パフォーマンス製LEDウインカーも装着される。バリアブル・セクション・ハンドルバーの装着により、ライディングポジションはアイコンよりも低くスポーティなものとなる。なお、サイドゼッケン風のカバーも先代モデルから継承されており、初代スクランブラーが登場した1962年を示す「62」のナンバーが描かれている。

スクランブラー フルスロットル。
スクランブラー フルスロットル。

「ナイトシフト」はワイヤースポークでエレガント

カフェレーサースタイルを採用したナイトシフトは、バリアブル・セクション・ハンドルバーとバーエンドミラー、ワイヤースポークホイールやタックレザーシート、ドゥカティ・パフォーマンス製LEDウインカーを標準装備し、全体をブラックで統一したエレガントなモデル。サイドゼッケン風のカバーの装着や、ショートフロントフェンダーやリヤフェンダーレス仕様となるのはフルスロットルと同様だが、クイックシフターはオプションとなる。

スクランブラー ナイトシフト。
スクランブラー ナイトシフト。

欧州での発売は2023年3月、日本発売は10月を予定している。


スクランブラーを象徴するX形に4分割されたデイタイムランニングランプを採用。
半円形のリヤコンビランプのほか、ウインカーもLEDタイプとなる。
4.3インチカラーTFTディスプレイを採用。
タンクカバーは交換可能。

■ドゥカティ スクランブラー主要諸元

[エンジン・性能]
種類:空冷4ストロークV型2気筒2バルブ ボア×ストローク:88mm×66mm 総排気量:803cc 最高出力:53.6kW<73ps>/8250rpm 最大トルク:65.2Nm<6.7kgm>/7000rpm 変速機:6段リターン 燃費:5.2L/100km
[寸法・重量]
全長:── 全幅:── 全高:── ホイールベース:1449 シート高:795(各mm) 車両重量:185[185]【191】kg タイヤサイズ:F110/80R18 R180/55R17 燃料タンク容量:13.5L
[価格]
127万8000円[147万5000円]【147万5000円】
※[ ]内はフルスロットル、【 】内はナイトシフト

まとめ●モーサイ編集部 写真●ドゥカティジャパン

問い合わせ先

○ドゥカティジャパン
http://www.ducati.co.jp

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