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ベスパのコラボ先は超大物!! ジャスティン・ビーバーの真っ白モデルや250万円クリスチャン・ディオールモデルも

ベスパ ジャスティン・ビーバー

お騒がせスターだったジャスティン・ビーバー

ジャスティン・ビーバーはカナダ出身のポップミュージシャンで、俳優やシンガーソングライターとしても活躍中です。
シングルとアルバムの売り上げは全世界で1億4000万枚を超え「史上最も売れたアーティストのひとり」と称されています。

非常に大きな影響力を持つジャスティンですが、過去にはパパラッチとケンカをして世界的なニュースになるなど……お騒がせスターとしても有名でした。

一方で、活躍した若手セレブを表彰するヤング・ハリウッド・アワードでは難病と闘う子供たちが夢を実現できるように支援する「メイク・ア・ウィッシュ」というボランティア組織への貢献が認められて「チャンプ・オブ・チャリティ賞」を受賞したこともあるなど、社会貢献に熱心な一面も。

そんな活動的なジャスティンが2022年、イタリアのバイクメーカー・ピアッジオとコラボして「ベスパ」をデザイン。
アーティストでもあるジャスティンがデザインしたベスパなのだから、さぞかし派手なのでは……と思いきや、実際には白一色と言ってもいいとてもシンプルなデザインに仕上がっているのです。

ジャスティン・ビーバーと、本人デザインのコラボベスパ「Justin Bieber × Vespa 150」。

シートやミラーまで真っ白!! な「Justin Bieber × Vespa 150」

ジャスティンがデザインしたのは2022年6月7日に発売された「Justin Bieber × Vespa 150」。

ベース車両はベスパのスポーティモデルである「スプリント150 ABS」で、最新の環境規制に適合する155cc空冷単気筒OHC3バルブエンジンを搭載。12インチのキャストホイールを装着。ベスパ・スポーティモデル伝統の角型ヘッドライトはLED化され、スマートフォンと同期する最新のフルカラー多機能TFTディスプレイを採用するなど、ベスパらしいレトロなデザインを踏襲しながらも、近代的な装備が詰まった1台となっています。

デザインは、シート、グリップ、ホイールのスポーク、ミラー、タンデムバーに至るまで、全て白で統一。ブランドロゴと車体に描かれたフレイム(炎)も白系のカラーで揃える徹底ぶりです。

ジャスティン・ビーバーが語るベスパの思い出

ベスパとの出会いについて「僕が初めてベスパに乗ったのは、ヨーロッパのどこか……多分ロンドンかパリのどちらかだったと思う。ベスパを見てすぐ、運転してみたい!! と思ったのを覚えているよ。ベスパの運転はユニークな体験だった。髪が風になびく感覚と、信じられないほどの自由を感じて……楽しかったな」と振り返るジャスティン。

「Justin Bieber × Vespa 150」の発売にあたっては、「僕はベスパが大好きで、こんな伝統的なブランドとコラボをできるのは本当にクールなことだと思ってる。アート、音楽、デザイン、美学など、何もないところから何かを創り出すことは、僕の一部だ。創造やデザインのゴールは常に物事を自分らしく表現することなんだから」とコメントしています。

「Justin Bieber × Vespa 150」。ベース車両はベスパ スプリント150ABSで、価格は68万2000円。
「Justin Bieber × Vespa 150」。シートも白いのです。
「Justin Bieber × Vespa 150」の前輪付近。フェンダーまでフレイムが描かれ、ホイールは真っ白に塗装されています。
「Justin Bieber × Vespa 150」。ミラーのバーまで白いという徹底ぶり。
車体後方にはフレイムに加えて「JUSTIN BIEBER」の文字が入っています。

価格はベース車両「スプリント150 ABS」の約1.3倍となる68万2000円

「Justin Bieber × Vespa 150」の価格は68万2000円で、ベース車両であるベスパ スプリント150 ABSの51万1500円という価格と比べると、17万500円高くなっています。

とはいえ「Justin Bieber × Vespa 150」はジャスティンのファンならぜひ手に入れておきたい逸品ですし、ホイールやミラーバーまで丁寧にカラーリングされ、白は白でも何種類もの「白」を使い分けてグラフィックやロゴを描く塗装には相当な手間暇が掛かっているものと思われます。

2022年6月7日に発売された「Justin Bieber × Vespa 150」は現在も予約受付中で、7月頃から順次出荷される予定となっています。

「Justin Bieber × Vespa 150」のベース車両、ベスパ スプリント150ABS(51万1500円)。写真の車体色はイノチェンツァホワイトという「白」ですが、コラボモデルとは異なりシートやホイールは黒です。

2021年には250万円のクリスチャン・ディオールコラボのベスパも

ベスパのコラボモデルは「Justin Bieber × Vespa 150」だけではありません。

例えば、2021年にはフランスのファッションメーカー「クリスチャン・ディオール」とベスパがコラボして誕生した「ベスパ 946 クリスチャン・ディオール」が発売されています。

これは1946年に創業した「クリスチャン・ディオール」「ベスパ」両社が2021年で誕生75周年を迎えることを記念して作られたもので、ベース車両は1946年に製造された最初のベスパ「MP6」からインスピレーションを受けて作られた「ベスパ 946」。

車体色にはディオールクリエイティブ部門とベスパが共同開発した特別色のゴールドカラーを採用し、トーンオントーンのステッチを施した本物のブルーレザーを用いたシートやハンドルも採用。サドルサポートに「Dior モノグラム」のオリジナルの布張りによる装飾、車体右側やサドル下のフックには「Christian Dior Paris」ロゴがあしらわれるなど、豪華絢爛なデザインが特徴的でした。

そんな「ベスパ 946 クリスチャン・ディオール」ですが、驚くべきはその価格で、なんと253万円!

ベース車両から17万500円UPの68万2000円という「Justin Bieber × Vespa 150」の価格が、なんだかお手頃に思えてくるのではないでしょうか。

ベスパ 946 クリスチャン・ディオール。価格は驚きの253万円。
ベスパ 946 クリスチャン・ディオールのサドル型シートの裏面は「Dior モノグラム」のオリジナルの布張りとなっています。
ベスパ 946 クリスチャン・ディオールは、ミラーステー、スイッチボックス、ハンドルバーエンドもゴールドにあしらわれています。

まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●ピアッジオ

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