ポラリスは北米市場向けに、インディアンモーターサイクルの新型FTRを発表した。

2019年に発売されたFTR1200は、ダートトラックマシンのFTR750をルーツとしたスポーツモデル。今回リリースされたのはその2022年モデルで、スクランブラースタイルを採用するラリーを除き、新たに17インチホイールやメッツラー スポルテックタイヤを装着してよりストリート向けのハンドリングを実現、パフォーマンスも向上させている。また、小径タイヤ、120mmのトラベル量を持つ調整機能付き前後サスペンションによって、シート高は従来モデルから35mmダウンした。

120馬力/87フィートポンドの性能を持つ1203cc水冷Vツインエンジンは、アイドリング状態での熱をコントロールするためシリンダー休止機構を採用。フロント倒立サス、ブレンボ製ラジアルマウントデュアルブレーキ、クルーズコントロールなどは継続採用される。

ラインアップは、FTRベース、FTR S、FTR Rカーボン、FTRラリーの4タイプ。SにはブルートゥースまたはUSB接続が可能な4.3インチタッチスクリーンディスプレイやアクラポビッチサイレンサー、3つのライディングモード、ウイリーコントロール、スタビリティコントロール、コーナリングABSを搭載。また、急速充電USBポートも装備している。カラーはマルーンメタリックとホワイトスモークの2色を用意。



最上級グレードとなるRカーボンは、Sの装備に加えてカーボン製のタンクカバーとフロントフェンダー、ヘッドライトナセルを装備。さらに、アジャスタブル・オーリンズ・ゴールドフロントフォークとゴールドピギーバックリヤショック、ブラックのアクラポビッチサイレンサー、プレミアムシートカバーも採用する。



ラリーは、ワイヤースポークの前19インチ/後18インチホイールを採用し、ピレリのスコーピオンラリーSTRタイヤを装着。またハンドル高は他のモデルよりも2インチ高くアップライトなポジションとなる。

なお、いずれのモデルも日本導入は未定だ。
ポラリスジャパン
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