ハーレーダビッドソンジャパンは、電動スポーツバイク「ライブワイヤー(LiveWire)」の日本国内モデルを、2020年12月3日(木)より予約販売すると発表した。価格は税込で349万3600円。
ライブワイヤーは、ハーレーダビッドソンが2014年にプロトタイプの開発を発表し、2019年よりアメリカ国内での先行発売が開始された、同社の電動バイク第1弾でありフラッグシップでもあるという革新的なモデルだ。
最大出力75kWを発揮するモーター「H-D REVELATION」を搭載
ライブワイヤーの心臓部は「H-D REVELATION」と名付けられた縦置き式のモーターで、最大出力は75kW(約100馬力)。スロットルオンと同時にモーターが最大トルクを発揮し、電動スポーツバイクらしい出力特性を味わえる。
また約3秒で時速100kmに達するなど加速性能も素晴らしく、ライダーはまさに「異次元」の体験ができるのである。
もちろんシチュエーションに合わせ、走行モードの変更も可能。
ライブワイヤーはインフォメーションディスプレイの「カラータッチスクリーン」を操作することで乗り味の異なる7つのモードを選ぶことができる。
スポーツモード、ロードモード、レインモード、レンジモードに加え、ユーザーが好みの特性を調整できるカスタムモードを最大3つ作成することが可能となっている。
5年間の保証が付く高性能バッテリー
電動バイクの要でもあるバッテリーは、15.5kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーを搭載。
満充電での最大航続距離は約235km(レンジモードでの走行時)で、高速道路での最大連続航続距離は東名高速道路の東京インターチェンジから静岡市内までの距離に相当する約152kmを走行することが可能となっている。
バッテリーの充電時間は200V3ピンプラグを使用した普通充電で12.5時間、急速充電の国際標準規格「CHAdeMO(チャデモ)」を使用した場合は約40分で最大80%の高速充電、約60分で100%満充電を行える。
走行距離無制限の充電式エネルギーシステムの保証が5年間付帯されているのもうれしいポイントと言えるだろう。
日本国内モデルで展開されるカラーラインアップは「オレンジヒューズ」「ビビッドブラック」の2色となっている。
国内各地でライブワイヤーの展示イベントが開催
本日2020年12月3日(木)より全国のライブワイヤー正規取り扱いディーラーにてプレオーダーが開始され、納車予定は2021年2月〜3月ごろを予定している。来年春には公道を走行するライブワイヤーを見ることができるだろう。
なお、ライブワイヤー日本国内モデル発売を記念した展示イベントが開催される。12月3日〜6日まで神田明神にて展示されるのを皮切りに、国内各地でイベントが開催される予定となっているので、この機会に会場へと足を運んでみるといいだろう。
ライブワイヤーの国内発売で、電動スポーツバイクのカテゴリーはより一層熱を帯びていくに違いない。