カワサキモータースジャパンは、2021年春に国内導入予定のモデル3車種を発表した。
2021年に国内導入予定となっているのは、フルモデルチェンジが行われるNinja ZX-10RおよびNinja ZX-10RR、そしてZ H2 SEの3車種。
いずれもインターネット上で開催されたオンラインローンチにて発表され、国内導入に向けた調整が行われているとのアナウンスが行われたモデルだ。
Ninja H2に続き「リバーマーク」を付与したNinja ZX-10R/Ninja ZX-10RR
2021年春ごろに国内展開予定なのが、Ninja ZXシリーズのフラッグシップモデルである「Ninja ZX-10R」および「Ninja ZX-10RR」。
両車とも川崎重工グループの技術を結集した車両にのみ付与される「リバーマーク」を、H2シリーズに続いて採用しているのがトピック。
ウイングレットを一体化し、先進的なエアロダイナミクスを取り入れたカウルを装備し、さらにライトを小型化することで空力性能が向上。デザインも「次世代ニンジャ」の指標となるスタイルとなっている。
またNinja ZX-10RRは全世界で500台の限定生産となっており、パンクル社製チタンコンロッドや軽量ピストンを採用することでレブリミットが引き上げられた、よりレーシーな仕様となっているのもポイントと言えるだろう。
サスペンションにKECSを採用した Z H2 SE
998ccのバランス型スーパーチャージドエンジンを、特徴的なトレリスフレームに搭載したZ H2もまた、サスペンションにKECS(カワサキ・エレクトロニック・コントロール・サスペンション)を装備。
200馬力という圧倒的なパワーとトレリスフレームが生み出すコントロール性はそのままに、よりスムーズな乗り心地を実現している。
それ以外にも、フロントブレーキにブレンボ製の新型モノブロックキャリパー「Stylema」を採用。制動力とコントロール性が従来モデルよりも引き上げられている点も見逃せない。
2021年2月には「メグロ」ブランドも復活
今回発表された3車だけでも、カワサキの力の入れようが伝わってくるが、それだけではない。往年の名ブランド「メグロ」の名を冠したMEGURO K3が2021年2月に復活するのだ。
銀鏡塗装と黒色デカールを用いたツートーンカラーのタンクを始め、往年の“メグロ”ブランドの造形を前面に押し出したスタイリングは見るものに懐かしさを与えてくれる。
もちろん先進技術も惜しみなく投入されており、大排気量で高性能・高品質を謳ったメグロの名を冠するにふさわしいモデルとして復活を遂げたと言えるだろう。
いずれもカワサキの力の入れ具合が伺えるモデルばかり。
2021年はカワサキのモデルラッシュから目が離せなさそうだ。
なお、オンラインローンチの動画は、カワサキのYouTubeで見ることができる(英語のみ)。
まとめ●モーサイ編集部・日暮 写真●カワサキ