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【速報!!】250cc並列4気筒搭載の「ニンジャ ZX-25R」は9月10日発売! 価格は82万5000円から!!

カワサキ21年ぶりの250cc直列4気筒は9月10日発売!

昨年夏にティーザー映像が公開され、秋の東京モーターショーでその姿が発表されて以来、絶えず注目を集めてきたカワサキ・ニンジャ ZX-25Rの国内発売がようやく正式決定した。

国内発売日は9月10日(木)。メーカー希望小売価格は、スタンダードグレードとなるニンジャ ZX-25Rが82万5000円、同SEおよびSE KRT EDITIONは91万3000円だ。
クラス唯一となる249cc水冷直列DOHC 4気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツは、スーパースポーツと呼ぶにふさわしいエンジンとシャシー、走行性能を実現している。

Ninja ZX-25R

Ninja ZX-25R(メタリックスパークブラック)82万5000円

Ninja ZX-25R SE

Ninja ZX-25R SE(メタリックスパークブラック×パールフラットスターダストホワイト)91万3000円

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION(ライムグリーン×エボニー)91万3000円

完全新設計の直列4気筒エンジン

Ninja ZX-25R

ZX-6R譲りのエキゾーストシステムは4-1で、ヘッダーをつなぐジョイントパイプにより低中回転域のパフォーマンスを向上した。

ボア×ストロークを50.0mm×31.8mmとするショートストロークの249㏄水冷直列4気筒 DOHCエンジンは、最高出力45馬力(33kW)を発生。ラムエア加圧時には46馬力となる。6速ミッションに組み合わされるクラッチはアシスト&スリッパー機能を備え、バックトルクとクラッチ操作の重さを軽減している。

エンジンはニンジャ ZXシリーズのノウハウをフィードバックしており、低中回転域での扱いやすさを確保しつつも、1万〜1万7000回転でエキサイティングなフィーリングとサウンドをもたらす。
また、エンジンコントロールユニット(ECU)は、Z H2のものとプラットフォームを同一とするハイスペックなものを採用している。

電子制御技術では「フルパワー」と「ローパワー」と2種類の出力モードを備え、KTRC(カワサキトラクションコントロール)は3モードを搭載。SEにはクラッチ操作不要でシフトアップ/ダウン可能なKQS(カワサキクイックシフター)が標準装備される(スタンダードモデルではオプション設定)。

Ninja ZX-25R

Ninja250とZX-25Rのエンジン特性の比較グラフ。ZX-25Rは直列4気筒ならではの高回転型となっている

スーパーバイク世界選手権の設計思想を投入

Ninja ZX-25R

トレリスフレームとロングスイングアームの採用でスポーツ走行性能を高めたNinja ZX-25Rのシャシー

フレームも完全新設計で、異なる径と厚さのパイプを適材適所に配置し、モナカ形状のスイングアームピボットセクションと組み合わせる、高張力鋼軽量トレリスフレームを採用。WSB(スーパーバイク世界選手権)に参戦したZX-10RRで培ったノウハウを生かした設計で、ZX-6RやZX-10Rのような優れたコーナリング特性を実現し、フルバンク時でも良好なフィードバックを得られる。

スイングアームも高張力鋼を用いており、前後長を長くとりつつ湾曲状とすることで車両の前後重量配分を最適化し、軽快かつ安定感のあるハンドリングに貢献している。

Ninja ZX-25R

フロントフォークにはSHOWAとしては250ccクラス初となるBFF-BPを装備している

フロントサスペンションには、大径37mmのSHOWA製SFF-BPタイプのフロントフォークを装備。とくにストローク初期でのスムーズな減衰力が特徴で、コーナー進入時の安定性を高めている。
リヤサスペンションは、ZX-10R同様のホリゾンタルバックリンク式を採用し、マスの集中化を図るとともにスポーツ走行に適した特性を得ている。

Ninja ZX-25R

フロントディスク径はZX-14Rと同径の310mm。キャリパーピストンはφ32mmとφ30mmの異径対向4ポッドだ

また、フロントブレーキにはモノブロックキャリパーをラジアルマウントすることで、スポーツ走行に対応するコントロール性と制動性を確保。重量増を避けるためシングルディスクとしている。

ニンジャZXシリーズのアグレッシブなデザインを継承

Ninja ZX-25R

ニンジャZXシリーズの力強いイメージを継承するスタイリング(写真はSE KRT EDITION)

フェアリングのデザインはZXシリーズの意匠を色濃く継承しており、逆スラントノーズのチンスポイラーがスポーツ性を強調する。

直列4気筒エンジンを搭載しながらも全幅は直列2気筒のニンジャ250と同等におさめており、容量15Lの燃料タンク形状と相まってスリムなスタイリングを形成している。また、ライディングポジションはスーパースポーツの俊敏なハンドリングを堪能できるものとしつつも、過度な前傾姿勢とならないよう設定されている。

Ninja ZX-25R

ZX-25Rの威風堂々としたフロントフェイス(写真はSE KRT EDITION)

Ninja ZX-25R

ニンジャ250とZX-25Rの外寸比較図。ニンジャ250と比べて、ハンドルは低く、ステップ位置は後方へ移動している

ニンジャ ZX-25R諸元

【エンジン・性能】種類:水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク50.0mm×31.8mm 圧縮比:11.5 総排気量249cc 最高出力33kW<45ps>(ラムエア加圧時46ps)/1万5500rpm 最大トルク21Nm<2.1kgm>/1万3000rpm 変速機:6段リターン
【寸法・重量】全長:1980 全幅:750 全高:1110 ホイールベース:1380 シート高785(各mm) 車両重量:183kg(SEは184kg) タイヤサイズ:F110/70R17 R150/60R17 燃料タンク容量:15L

(text:山下 剛/photo:カワサキモータースジャパン/まとめ:モーサイWEB編集部)

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