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ライバルはゴールドウイング? インディアンがスポーティな新型クルーザー「チャレンジャー」を発表

 

スポーツバイクのような多機能電子制御を搭載

インディアンはイタリアのミラノ国際モーターサイクルショーで、迫力あるデザインをまとったバガースタイルの新型クルーザー「チャレンジャー」を発表した。
このチャレンジャーは、「リミテッド」と「ダークホース」の2モデルが設定され、「チャレンジャー・リミテッド」が王道のツアラースタイルなのに対し、「チャレンジャー・ダークホース」はカスタムテイストを強調した塗装、装備となっている。

●右がチャレンジャー・リミテッド、左がチャレンジャー・ダークホース

●チャレンジャー・チャレンジャー。各部にメッキパーツをあしらいつつ、流麗かつ迫力あるデザインのバガーモデルに仕上げられている。

●チャレンジャー・ダークホース。エンジン、マフラー、ハンドル、ミラーなどがつや消し塗装となり、スクリーンはショートタイプのものとなる。

 

注目は新開発されたエンジンと
ボッシュ製IMUを連動させた電子制御

搭載されるエンジンはインディアン伝統の「パワープラス」の名を与えられた1768cc水冷Vツインで、新開発されたものだ
(かつて2000年代「パワープラス105」「パワープラス100」というエンジンがあったがそれらは空冷で、全くの別物となる)。
この新型エンジンはOHC4バルブで、最高出力121馬力、最大トルク18.1kgmのパフォーマンスを発揮。ミッションはトップをオーバードライブとした6速ミッションが組み合わされる。

●新開発された1768cc水冷60度Vツイン「パワープラスエンジン」。OHC4バルブで、最高出力121馬力、最大トルク18.1㎏mのスペック。出力特性をスポーツ、スタンダード、レインの3種に切り替えられるライディングモードも組み合わせられている。

 

次に電子制御だが、ライディングモード、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、クルーズコントロールが搭載されているが、大きな特徴はインディアンが「スマート・リーン・テクノロジー」と呼ぶシステムを採用している点だ。
これはボッシュ製IMU(慣性計測装置)を搭載することでバンク角などの情報を反映し、コーナリング時でもABS、トラクションコントロール、ウイリーコントロールが最適かつ緻密に制御されるのだ。

 

アルミフレーム+ブレンボ製ラジアルマウントキャリパー

車体はアルミフレームで、高い防風性能を発揮するフェアリングはフレームマウントとなっている。なお、フロントスクリーンは角度が調整できるほか、ベンチレーションの調整も可能だ。
フロントブレーキにはブレンボ製のラジアルマウントキャリパーを、タイヤにはメッツラー製のクルーザー向けニュータイヤ「クルーズテック」を採用。リヤサスペンションは油圧調整式のフォックス製で、タンデムや積載など走行状況にあわせたセッティング変更が簡単にできる。

●LED灯火類をデザインへ効果的に活用しているフロントカウル。ヘッドライト左右にはデイタイムライトとして機能する線状のLEDが設けられている。また、インディアン各車でおなじみのフロントフェンダー先端のオーナメントにもLEDが組み込まれている。写真はチャレンジャー・ダークホース。

●ブレンボ製ラジアルマウントキャリパーを採用するフロントブレーキ。写真はチャレンジャー・ダークホース。

 

オーディオなど快適装備も充実

メーター下には大型のフルカラーモニターを設置。グローブをしたままで反応するタッチパネル式となっており、ナビの操作はもちろん、ライディングモードの変更もこのモニターで行う。オーディオも標準装備されており、BluetoothやUSBでスマホなどとの連携も可能だ。
なお、リミテッド/ダークホースともチャレンジャーは世界各国で発売予定というが、現在のところ日本への導入・価格などは未定となっている。

 

●左右のサイドバッグは計68ℓの容量。防水仕様となっており、ツーリングで重宝する装備だ。写真はチャレンジャー・リミテッドだが、ダークホースでも収容容量に違いはない。

●チャレンジャー・リミテッドのコックピットまわり。左に速度計、右に回転計、その下にタッチパネル式の液晶モニターを配置。

●ショートスクリーンを装備するチャレンジャー・ダークホース。ハンドル、ミラーがつや消しブラックとなる。タッチパネルの液晶モニター、オーディオシステムなどはチャレンジャー・リミテッドと共通。

 

インディアン・チャレンジャー オフィシャルムービー

 

 

チャレンジャー・リミテッド諸元

■エンジン 水冷4ストロークV型2気筒OHC4バルブ ボア・ストローク108×96.5mm 総排気量1768cc ●最高出力89.7kW(122ps) 最大トルク178Nm(18.1kgm)/3800rpm ●変速機6段リターン ●ホイールベース1688 シート高672(各mm) ●タイヤサイズ F:130/60B19 R:180/60H16 ●乾燥重量365kg(ダークホースは361kg) ●燃料タンク容量22.7L

 

ちなみにホンダ・ゴールドウイングの性能・機能は?

ホンダ・ゴールドウイングは最高出力126馬力、最大トルク17.3kgmを発揮する水冷水平対向6気筒エンジンを搭載し、最高出力ではチャレンジャーを上回るが、最大トルクはチャレンジャーの方が高い数値となっている。

フロントに路面追従性・安定性に優れたダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、リヤサスペンションが可変ダンパーの電子制御式となるゴールドウイング、足まわり面ではゴールドウイングに軍配があがるか。
電子制御面では、ABS、トラクションコントロール、出力特性やサスペンションセッティングが切り替わるライディングモードを備えるが、ゴールドウイングはIMUの活用はしていない。クルーズコントロール、多機能フルカラーモニター、オーディオ、サイドバッグなどの快適装備はチャレンジャーとほぼ同等……いや、スクリーンが電動調整式のゴールドウイングがこちらは上か。

なかなか互角の勝負といえるが、しかし、クラッチレスマニュアルの7速デュアルクラッチミッション仕様が選べる点や、唯一無二とも言える水平対向6気筒の滑らかなエンジンフィールなど、ゴールドウイングでしか味わえない世界観があるのは間違いない。

(文●モーサイ編集部・上野)

 

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