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Z900RSシリーズが令和2年排出ガス規制に適合、型式も新たに
カワサキの人気レトロスポーツ、Z900RS、Z900RS SE、Z900RS CAFEの3機種がマイナーチェンジし2023年モデルとなり、2022年9月10日(土)に発売される。
主な変更点は、新排出ガス規制適合(令和2年規制=ユーロ5相当)を施したこと。2020年1月以前からの継続生産車の場合、今年(2022年)11月以降、規制対応を施さない機種は生産できなくなるためだ。
「規制対応」と聞くと性能ダウンを懸念する人もいるだろうが、スペックは従来型と変わらない数値が維持されており、Z900RS CAFEはあわせてニューカラーに刷新される。
カワサキ Z900RS(2023年モデル)
■スタンダードのZ900RS。車体色は従来型のものが継続され、キャンディトーンブルー、メタリックディアブロブラックの2色ラインアップ。
カワサキ Z900RS SE(2023年モデル)
■Z900RS SEはブレンボ製フロントブレーキ(ディスク、キャリパー、パッド)、オーリンズ製リヤショックを装備したハイグレード仕様で、「イエローボール」をベースとした専用カラーリングを採用する。
カワサキ Z900RS CAFE(2023年モデル)
■ヘッドライトカウル、ローポジションハンドル、専用シートを装備し、カフェレーサースタイルに仕上げられたZ900RS CAFE。車体の基調色は従来型と同じブラックだが、ラインは新デザイン&ゴールドに。また、シート表皮色も変更されている。そのほか、ホイールのストライプがシルバーからゴールドとなっているほか、ヘッドライトカウルに「Kawasaki」のロゴが追加されていたり、細かい部分にも手が入れられている。
従来型カワサキ Z900RS CAFE(2022年モデル)
カワサキケア(メンテナンスパッケージ)対象車となった
3モデルともに車両価格は約5万円の値上げとなるが、新たに「カワサキケアモデル」となっている。カワサキケアとは、カワサキプラザ店で1ヵ月目点検を始め、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられるシステム。価格アップの分、手厚いサービスが付加されたと言えるだろう。
カワサキ Z900RSシリーズ主要諸元
*【】内はCAFEの数値
[エンジン・性能]
種類:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク:73.4×56.0mm 総排気量:948cc 最高出力:82kW(111ps)/8500rpm 最大トルク:98Nm(10.0kgm)/6500rpm 変速機:6段リターン
[寸法・重量]
全長:2100 全幅865【845】 全高:1150【1190】 ホイールベース:1470 シート高800【820】(各mm) タイヤサイズ:F120/70ZR17 R180/55ZR17 車両重量:215kg【217kg】 燃料タンク容量:17L
[価格]
Z900RS:143万円
Z900RS SE:165万円
Z900RS CAFE:146万3000円
まとめ●モーサイ編集部 写真●カワサキ