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「新型モンスター」軽くなって乗りやすいって言うけどホント!? ドゥカティ初めて女子がレッスン『DRE』で体験

新型モンスター「2021年型でフルモデルチェンジ、4世代目に」

ドゥカティを代表するモデルであるだけでなく、世界のネイキッドモデルの中でも抜群の人気と知名度を誇る「モンスター」。その最新モデルが2021年6月に発売されました。
4世代目となった新型モンスターは、従来までのモンスターシリーズと外観からしてかなり異なっているのがわかります。
モンスター……というよりドゥカティの代名詞的存在でもあった「トレリスフレーム」ではなくなった点に驚く人も多いのではないでしょか。

2021年モデルとして登場した新型モンスター。1993年に登場の初代モンスターから数えて「4世代目」となります。
コンパクト、軽量、本質的なフォルムを追求した新型=4代目モンスターがイメージしたのは、数滴に本質、テイスト、エネルギーが凝縮されている本格的なイタリアン「リストレット」コーヒーだといいます。

新型のフレームはドゥカティの最新スーパースポーツ・パニガーレV4の技術を継承したアルミ製の「フロントフレーム」と呼ばれるもので、エンジンもフレームの一部とする構造。
その結果、大幅な軽量化が進み、排気量937ccのバイクにもかかわらず、装備重量188kg。従来型のモンスター821から比べると約18kgも軽量なのです。
搭載されるエンジンは水冷V型2気筒「テスタストレッタ11°」。スーパースポーツ、ムルティストラーダ950、ハイパーモタード950にも搭載されてきた定評あるユニットです。
新型モンスター用としてさらにエンジン自体の軽量化がほどこされているほか、出力特性が切り替わるライディングモード、トラクションコントロール、ウイリーコントロールなど、安全な走りをサポートする最新の電子制御も組み込まれています。

これまでの「トレリスフレーム」から一新された新型モンスターのフレーム構造。
アルミ製の「フロントフレーム」はスーパースポーツ・パニガーレV4の設計思想を引き継いだもの。「フロントフレーム」後端はエンジンに直結され、エンジンもフレーム構造の一部となります。
「テスタストレッタ11°」と呼ばれる水冷V型2気筒エンジン。最高出力は111ps/9250rpm、最大トルクは9.5kgm/6500rpm。

新型モンスターでは、ライディングポジションもかなり変更されました。
従来までのモンスターは「かなりワイドに開いたハンドルバー&ハンドル切れ角は少なめ」という、ネイキッドモデル全般の中からするとややクセのあるライディングポジションであったのは否めませんが、ハンドル切れ角をモンスター821比で7度大きくし、36度に。
また、シートからハンドルまでの距離を近くすることで、ライダーの姿勢もアップライトなものとなりました。

ドゥカティ モンスター主要諸元

新型モンスター(ドゥカティレッド)
新型モンスター(ダークステルス)
新型モンスター+(アビエーターグレー)
モンスター+では標準装備となるフロント・スクリーン(スタンダードにオプション装着も可能)。
モンスター+では標準装備となるパッセンジャー・シートカバー(スタンダードにオプション装着も可能)。

[エンジン・性能]
種類:水冷4サイクルV型2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク:94.0mm×67.5mm 総排気量:937cc 最高出力:82kW<111ps>/9250rpm 最大トルク:93Nm<9.5kgm>/6500rpm 変速機:6段リターン
[寸法・重量]
全長:── 全幅:── 全高:── ホイールベース:1474 シート高775(各mm) タイヤサイズ:F120/70ZR17 R180/55ZR17 車両重量:188kg 燃料タンク容量:14L
[車体色]
ドゥカティレッド(赤)、ダークステルス(黒)、アビエーターグレー(灰)
[価格]
スタンダードは144万5000円〜146万5000円
モンスター+は149万5000円〜151万5000円

新型モンスターの「乗りやすさ」を体験するに最適なイベントDREが開催

軽くて、安全装備も満載で、姿勢もラク!
そう、モンスターは「乗りやすさ」を重視して生まれ変わったのですが、6月に発売された日本仕様はさらに「扱いやすさ」を配慮。ローダウンサスペンション&ローシートとすることで、シート高は775mmとなっています。
その理由はハッキリしていて「ドゥカティ=難しそうというイメージを持たれがちですが、多くの人にドゥカティを楽しんでほしい」というもの。

それを体感してもらうべく、新型モンスターの日本発売にあわせ、ドゥカティジャパンは「DRE with Monster」というイベントをライダーの人気スポットとなっている「バイカーズパラダイス南箱根」で開催。
「DRE」とはDucati Riding Experienceの略で、海外では2003年からスタートしたドゥカティならではのライディングレッスンで、日本ではこれが初開催となりました。
そのDRE with Monsterに、「ドゥカティ乗るのは初めてライダー」代表としてバイク&キャンプ大好きYouTuber「ゆとりfam.」のいよさんが参加。
「初めてのドゥカティ体験」をリアルな声でお伝えします。普段は大型クルーザーモデルに乗っているいよさんの反応は!?

登録者数23万人!というYouTubeチャンネル「ゆとりfam.」を運営。バイクでのツーリングやキャンプ、料理、DIYなどの動画を発信している。将来の夢は「エコヴィレッジ」を作ること!

DRE with Monsterのレッスン内容

メディア向け体験が開催されたDRE with Monster。いよさんが参加したのは「女性ライダーの部」。
まずは室内での説明から始まるDRE with Monster。マイクを握っているのはドゥカティジャパン代表取締役社長のマッツ・リンドストレームさん。
DRE with Monsterのインストラクターを務める友野龍二さん(MFJ公認インストラクター)。

レッスン内容はイタリア本社と協議し、DRE with Monsterは大きく分けて……

  • 1.ライディングポジションのチェック、ABSの体験を含めたブレーキング
  • 2.スラローム、障害物回避
  • 3.円旋回(いわゆる「8の字」)

…という3つのプログラムで構成されていて「バイクに乗るのがもっと楽しくなり、緊急時の回避能力もあがる」というのがその狙い。

ABSを体験、ブレーキってこんなに効くんだ!

後ろブレーキだけ、前ブレーキだけ、という普段なかなか体験しづらい操作も試しつつ、それぞれのブレーキによる車体の姿勢変化を体感。そして、ABSを作動させつつの急制動も。
「普段こんなにグッとブレーキをかけることないから、ブレーキってこんなに効くんですね!このモンスターはブレーキはとっても効くのがわかってからは、もっとバイクのことを信用できて、色んなことができそうな気がしてきました」

ちなみにモンスターのABSにはバンク角を検知して作動レベルが制御される「コーナリングABS」機能もついていますが、さすがにここでは出番ナシ。
とはいっても、前後ともブレンボ製のキャリパーを採用したブレーキシステム自体が高性能!しっかり車体を受け止めます。

フロントブレーキは320mmダブルディスク+ブレンボ製M4-32 4ピストンモノブロックキャリパーという組み合わせ。
ABSはの作動レベルは3段階あり、ライディングモードに連動するほか、自分で任意のレベルを選択することもできます。レベル2と3はコーナリング機能とリフトアップ防止機能が働きますが、サーキットを想定したレベル1は前輪のみの作動となり、コーナリング機能とリフトアップ防止機能は作動しません。

スラロームも8の字もキビキビ走る!

パイロンスラローム、そして、障害物に見立てたパイロンの回避、間隔の短いパイロンスラローム。間隔の短い方は、実際、結構間隔が狭いです……。

パイロンスラロームは普通の間隔と、狭い間隔の2パターンを走行。
「そういえば教習所以来かも……」と8の字走行をするいよさん。
それぞれのメニューを初走行すると、随時インストラクターの友野さんからアドバイスが。それをふまえて再度練習走行スタート「ほめてもらえるとやる気がもっと出てきます!」

「モンスターは曲がりやすいですねって、普段乗っているバイクと比べてってことではなくて、教習所で乗った普通のネイキッドと比べても曲がりやすいです。
まず、とにかく軽いのと、ニーグリップがしやすいからかな、スラロームもやりやすかったです」

燃料タンクのデザインも従来までのモンスターから大きくかわった点のひとつ。前後に短くなっているのですが、モダンで美しいデザインを形作る要素であるだけでなく、ライダーに対するエルゴノミクスも考えられたものなんです。

カリキュラムを終えるとDREは修了式が行われ、「ちゃんと出来た人」にはドゥカティ本社お墨付きの修了証書が手渡されます。
いよさんも無事修了し「私みたいに普段スポーツバイクに乗っていないライダーでも、多分、教習所をクリアできた人なら誰でも楽しみながら学べる内容だと思います!」

新型モンスターはツーリング好きにもオススメ!?

試乗したのはフロント・スクリーンとパッセンジャー・シートカバーがパッケージとなる「モンスター+」。

DRE with Monsterを体験した後、箱根のワインディングをプチツーリング。
で、初ドゥカティで初公道、どうだったんでしょう。

「ドゥカティって名前だけは知ってましたけど、高級車で自分とは関係ない世界のものって思ってて……でも、モンスターは本当に乗りやすいし、価格も手が届く範囲だし、ビックリしました。見た目は小さい感じがするのに、その感じからすると、意外なほどパワーがある。一番いいなって思ったのは、クイックシフターです。すごく滑らかで、クラッチを使わずギヤチェンジできるのは新鮮でした」

一番のお気に入りポイントが「クイックシフター」とは目の付け所がマニアック!?と思ったら「ツーリングでも手が疲れなさそう」といよさんらしい着目。
ドゥカティというとレーシーなイメージを持つライダーも多いかと思いますが、いよさんだけでなく、新型モンスターはツーリング大好きなライダーにも魅力的な存在に映るのではないでしょうか。

ローダウン&ローシートの日本仕様はシート高775mm。身長158cmのいよさんの場合カカトは浮きますが、両足が接地。新型モンスターは車体がとても細いので、足の開き具合が少ないのも良好な足着き性に貢献していると思われます。
新型モンスターはクイックシフターが標準装備。ただ、クラッチ操作をする場合でも、クラッチが新たに油圧式となったほか、アシスト&スリッパークラッチが搭載されているので、操作感は軽やかになっています。

DRE with Monsterはこのメディア向け体験に続き、一般ライダー参加の日程も設けられました。
新型コロナウイルスの影響で開催できるかどうかの判断が難しく、募集期間は開催期日ギリギリになってからの約1週間しかなかったものの、参加者枠40名に対し約200名の応募があり抽選となったのだとか。
残念ながら今後の開催状況は現状未定となっていますが、ドゥカティジャパンによれば「多くのライダーにドゥカティに親しんでもらうための機会は引き続き用意したいと思っています」とのことです。

ライダー●ゆとりfam.いよ 写真●モーサイ編集部/ドゥカティ まとめ●上野茂岐

2021年7月3日追記:諸元に誤りがあったため訂正いたしました。

CONTACT

■ドゥカティ新型モンスター公式webサイト

https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/monster/monster

■ドゥカティ「DRE Road Academy with Monster Event Report」

https://www.ducati.com/jp/ja/contents/dre-with-monster-event-report

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