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TRIUMPHという価値「さらに進化した道を選ばぬ相棒(TIGER)」

report●安室淳一/編集部 photo●堤 晋一

トライアンフを代表するシリーズといえば、モダンクラシックのボンネビル、ロードスターのスピードトリプル、そしてアドベンチャーのタイガーだ。今回は2018年のフルモデルチェンジで、よりスタイリッシュかつ快適に生まれ変わったタイガーの魅力に迫る。

■Specifications  【エンジン・性能】種類:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 総排気量:800㎤ 最高出力:70kW〈95ps〉/9500rpm 最大トルク:79Nm〈8.1kgm〉/8050rpm 燃料タンク容量:19ℓ 変速機:6段リターン 【寸法・重量】全幅:795 全高:1350 ホイールベース:1530 シート高:810〜830(各㎜) 車両重量:202㎏ タイヤサイズ:F 100/90-19 R 150/70R17 【カラー】つや消し青、銀、白 【価格】181万3400円

日常と非日常とを軽快に行き来する

TRIUMPH TIGER 800 XRT

ヨーロッパの伝統のあるエンデューロイベント、「インターナショナル・シックスデイズ・トライアル」で優勝(1936年)を果たしたタイガーの気概を受け継ぎ、誕生から現在に至るまで、ライダーの冒険心と快適性を追求し続けているのがトライアンフのアドベンチャーだ。

●XRTはXRシリーズの最高峰モデル。ライディングモードは5種類となり、LED補助ライトやグリップヒーター、前後シートヒーター、センタースタンドなどを標準装備

パワフルかつフレキシブルなトリプルエンジン!

登場したばかりの最新型タイガーは800、そして1200とも個性的なルックスに先進の機能をフル搭載。並列3気筒エンジンを核にした独特のパッケージングは、昨今人気を博しているアドベンチャージャンルの中でも一際存在感を放っている。

バリエーションの違いも分かりやすい。不整地へ足を踏み入れたくなるタフな装備を持ち、走行モードに「OFF-ROAD PRO」も設定される〝XC〟シリーズと、よりオンロード&ツーリング志向のライダーへ向けられた〝XR〟シリーズの2本立て。どの排気量、どのシリーズを選んでも快適な高速走行から一般道クルーズ、フラットダートの走破まで十全にこなしてくれる実力を持つ。

新生タイガーシリーズは、まさにライダーの冒険心を刺激し、その快適な走りで旅心までをも満たしてくれるモデルとなっているのだ。さらに各オーナーのライディングスタイルに合わせて、手軽にカスタマイズができるアクセサリー類や機能とデザイン性に優れたウエア類が豊富に用意されている点も見逃せない。

●視認性の高い5インチのフルカラーTFTディスプレイを装備。周囲の明るさに左右されない鮮明さ、表示内容変更や角度調整も行える

●大型のスクリーンは手動で簡単に5段階の調節が可能。エアロデフレクターやハンドガードとともに、高速走行時は威力を発揮する

●ハンドル左側にはクルーズコントロールやヒーター類、メーター表示変更などを行うボタンが多数あるが、配置が適切で使いやすい

 

秀逸なライディングモードを装備!

●XRTは選択に応じてABSとスロットルレスポンス、トラクションコントロールを最適化する5つの(ROAD、RAIN、SPORT、OFF-ROAD、RIDER)ライディングモードを装備。車体制御の精度は高く、想定外の路面変化が起こってもライダーを最大限にサポートしてくれる

●車体の中央部が絞り込まれたボディは足着き性も上々。ライディングポジションもコンパクトかつアップライトなもので、どんな状況下でもリラックスして走りを楽しめる。数多くの改良が施された800㏄並列3気筒エンジンは、低速域でのトルクと出力がアップされており、発進時から気持ちのいい加速力を発揮。前後のSHOWA製フルアジャスタブルサスが生み出す乗り心地も特筆すべきものだ

 

生まれ変わったタイガーシリーズ

18年の刷新で実に全身200か所以上の改良が施された800&1200のタイガーシリーズ。外観は全体的なフォルムこそ踏襲されたものの、特に上級モデルは灯火類にLEDを積極採用し“目力”などが大幅向上。エンジン改良は当然として、各種電子制御や快適装備も最新版にアップデートされている。フロントに19インチキャストホイールを採用するロード志向の“XR”、スポークホイール+各種ガードをまとう“XC”。選択肢の広さも魅力的だ。

●タイガー1200XCAは先代比10㎏の軽量化を実現。1215ccの“直3”は141馬力を発揮

 

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問い合わせ トラアイアンフモーターサイクルズジャパン

トライアンフコール☎03-6809-5233 https://www.triumphmotorcycles.jp

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