DOHC4バルブの並列2気筒エンジンと搭載する250ccスポーツモデルのホンダCBR250RRがマイナーチェンジし、9月18日に発売される。
マイナーチェンジの主なポイントは以下の6点だ。
・エンジンの出力向上(従来型38馬力/1万2500回展→新型41馬力/1万3000回展)
・アシストスリッパークラッチ採用
・サスペンションのフリクション低減と、減衰力の設定変更
・車体色の変更
・ABSは標準装備に
・オプションでアップ/ダウン両対応のクイックシフターを用意(価格は2万5300円で、従来型には装着不可)
出力、トルクとも約10%向上したエンジンの改良点
一番の注目はやはりエンジンの改良だろう。
ピストンは新設計となり、圧縮比は従来型11.5→新型12.1へと高められたほか、ピストンリング溝には錫メッキ処理を追加。コンロッドは強度を高めるため、浸炭処理を行ったものに。
また、バランサーシャフト軸の小型化、バルブスプリング荷重の低減などを行い、フリクションロスを低減。点火時期や吸気排気系の再調整や、マフラー内部構造の変更も行われている。
それらの改良で最高出力は3馬力アップの41馬力、最大トルクは0.2kgmアップの2.5kgmとなっており、エンジン自体の特性の変化にあわせ、3種のライディングモードの出力特性も再調整されている。
車体色も大胆に刷新、赤フレームが初登場
グランプリレッド、マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイトと、グランプリレッド(ストライプ)の計4カラーという設定は従来型と同様だが、各パーツの配色などが変更され、イメージを一新している。
まず、全車体色ともゴールドのホイールを採用。
グランプリレッドは赤と黒のツートーン的な配色となり、マットガンパウダーブラックメタリックはグラフィックパターンが赤を強調したものに。
パールグレアホワイトはグラフィックを変更しつつ、赤いフレームが採用された。
ホンダCBR250RR主要諸元
【エンジン・性能】種類:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク62.0mm×41.3mm 圧縮比:12.1 総排気量249cc 最高出力30kW<41ps>/1万3000rpm 最大トルク25Nm<2.5kgm>/1万1000rpm 変速機:6段リターン
【寸法・重量】全長:2065 全幅:725 全高:1095 ホイールベース:1390 シート高790(各mm) 車両重量:168kg タイヤサイズ:F110/70ZR17 R140/70ZR17 燃料タンク容量:14L
【価格】82万1700円(ブラック、ホワイト、レッド)/85万4700円(レッド×ストライプ)
まとめ●モーサイ編集部
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