新車

ヤマハ新型XSR900「日本限定アイボリー」は専用仕上げのカタマリ! カジュアル感やカフェレーサー的カッコよさを表現

XSR900 ヤマハ 2025 アイボリー

ヤマハ新型XSR900のアイボリーは日本限定色!

ヤマハのネイキッドモデル・XSR900がマイナーチェンジを行い、4月14日に発売となります。

新型XSR900の変更点は快適性を向上させたサスペンション、5インチのフルカラー液晶メーターの採用、電子制御の強化などですが、今回の新型XSR900のトピックとして「日本限定色アイボリー」の設定があります。

デザインを担当したGKダイナミックスの方によると、このアイボリーはカジュアルなスタイルでバイクライフを楽しみたいという人を想定したコンセプトといいます。

XSR900 ヤマハ 2025 アイボリー 日本限定
2025年モデル XSR900(アイボリー)
2025年モデル XSR900(アイボリー)
新型XSR900のメディア向け発表会でデザインの解説のほか、質問に応じていただいたGKダイナミックスの皆さん。右から上席執行役員の清水芳朗さん、プロダクト動態デザイン部・デザインディレクターの木下省吾さん、CMFG動態デザイン部・チーフデザイナーの福吉孔志郎さん

レースイメージとは別の路線

新型XSR900の原型、2022年モデルとしてデビューした2代目XSR900は、1980年代にロードレース世界選手権を戦ったファクトリーマシン「YZR500」のイメージをデザインに取り入れています。

その車体色も「ゴロワーズカラー」のブルーであったり、ヤマハレースシーン伝統カラーのホワイト✕レッドであったり、レースに由来するものが設定されてきました。また、2024年モデルで登場したバリエーションモデル・XSR900 GPは車体色だけでなくデザイン全体もレーシーなスタイル。

それらはヤマハファンならグッと来るデザイン・車体色ではあるものの、初代XSR900にはシンプルなカラーもあり、カジュアルな感覚で乗るライダーも少なくなかったとのこと。

つまりレースイメージとは別の路線として企画されたのがこのアイボリーで、GKダイナミックスの福吉孔志郎さんによると、カジュアルなイメージだけでなく、イギリスのカフェレーサーのような気取らないカッコよさも表現したと言います。

ちなみに、ゴロワーズカラー、ホワイト✕レッドのような「元ネタ」は無いとのことです。

2022年モデルのXSR900
2024年モデルとして登場したXSR900 GP

フロントフォーク、シート、燃料タンクキャップ……専用仕上げの数々

さて、ここからは「アイボリー」のこだわりっぷりを、GKダイナミックスの方の説明を踏まえて紹介していきましょう。

まず、タンク、フェンダー、サイドカバーを彩るアイボリーの塗料は新型XSR900専用となっています。塗料自体は新開発したのではなく、かなり昔に作られたものを「これ良いね」と引っ張り出してきた(!?)そうです。

フロントフォークアウターチューブの色は車体色ごとに違いますが(ホワイトはゴールド、ブラックはブラック)、アイボリーは鈍い光沢を放つブラウンでこれは「カシマコート」仕上げによるもの。

通常「カシマコート」とは硬さや平滑性を出すために用いるアルマイト加工で、つまり機能性を高める表面処理なのですが……XSR900のアイボリーでは「この車体色に合うから」という見た目の理由でアウターチューブに採用。ぶっ飛んでいませんか!?

そのほか、ブラウンのシート表皮もこのアイボリー用に新しく作られたほか、燃料タンクキャップはYZF-R1のものが使用されています。そんな専用仕上げのカタマリとも言えるXSR900・アイボリーは2025年9月30日までの受注期間限定車。価格は135万3000円となっています。

アイボリーのフロントフォークはカシマコート仕上げ
ブラウンのシート表皮はアイボリーのために新しく作られた

ヤマハ XSR900主要諸元(2025年モデル)

【エンジン・性能】
種類:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ ボア×ストローク:78.0×62.0mm 総排気量:888cc 最高出力:88kW(120ps)/1万rpm 最大トルク:93Nm(9.5kgm)/7000rpm 燃料タンク容量:14L WMTCモード燃料消費率:20.9km/L 変速機:6段リターン

【寸法・重量】
全長:2155 全幅:790 全高:1160 ホイールベース:1495 シート高:815(各mm) 車両重量:196kg タイヤサイズ:F120/70ZR17 R180/55ZR17

【カラー】
セラミックアイボリー(アイボリー)、シルキーホワイト(ホワイト)、ブラックメタリックX(ブラック)

【価格】
セラミックアイボリー(アイボリー):135万3000円
シルキーホワイト(ホワイト)、ブラックメタリックX(ブラック):132万円

レトロなデザインをまといつつ、MT-09ベースの900cc並列3気筒エンジンやアルミ製デルタボックスフレームで走行性能は最新のスポーツバイク──というのがXSR900の大きな魅力
XSR900 ヤマハ 2025 ホワイト
ホワイト

XSR900 ヤマハ 2025 ブラック
ブラック

レポート●上野茂岐 写真●山内潤也/ヤマハ

XSR900はカスタムのポテンシャルも高い!他車種流用や市販パーツでここまで変わる

1

2
CONTACT

■ヤマハ発動機

TEL:0120‐090-819(カスタマーコミュニケーションセンター)

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/

  1. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  2. 今から『GB350 C』をベタ褒めするぞ?気になってる人はご覧ください!

  3. 『Rebel 1100シリーズ』が熟成されて魅力度アップ。『Rebel 1100 S Edition』がタイプ追加!

  4. 大きなバイクに疲れた元大型ライダーが「Honda E-Clutch」で体感したある異変とは?「バイクの概念が変わりました」

  5. 【バイク初心者】本格的なバイク整備はプロに任せる!でもこの『3つ』だけは自分でもチェックできるようになろう!【バイクライフ・ステップアップ講座/3つのセルフチェック 編】【Safety】

  6. 寒い季節はグローブ選びが命! 冬場も走るベテランライダーが100%装着している『バイク用の冬グローブ』ってどんなもの?

  7. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  8. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  9. 冬は寒いのになんでバイクに乗るの?実は『他の季節よりも○○な魅力』が5つある!

  10. ベテランライダーが『CBR650R E-Clutch』に乗って感じた楽しさ

  11. 寒い時期はバイクに乗らない人へ!愛車を冬眠させるなら「4つの〇〇+α」をやっておけばずっと長持ち!

  12. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  13. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  14. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  15. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  16. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  17. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  18. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  19. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

おすすめ記事

【B+COM SX1】SHOEIヘルメットと融合したスマートすぎるインカムを速攻テスト! カワサキプラザで1.9%のスペシャルクレジットキャンペーンを実施中 大ヒットアニメ『スーパーカブ』の原作者 トネ・コーケンさんに聞く「カブならではの魅力とは?」

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション

ピックアップ記事