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ロイヤルエンフィールドの650cc空冷2気筒シリーズにスクランブラーが登場!
1960年、アメリカ・カリフォルニアの砂漠で行われたレース「ビッグ・ベア・ラン」。出走766人のうち完走197人という過酷なレースだったが、優勝を果たしたのはロイヤルエンフィールドの500cc単気筒マシン「フューリー」だった。その伝説的な活躍にオマージュしたのがこの新型車・ベア650である。
ベア650は、オーセンティックな英国ネイキッドスタイルのINT650をベースにスクランブラー化したモデルだ。とはいうものの、70%のパーツを一新し、独自の乗り味を作り込んでいる。
ショーワ製の前後サスペンションは多めのストローク量を確保し、ホイールは前19/後17インチでブロック系タイヤを装着。エンジンはINT650より8%トルクを向上させた。また「ビッグ・ベア・ラン」のレースをイメージした車体色など、同社らしいカラーラインアップも大きな特徴だろう。
試乗会はカリフォルニアで行われたが、それは「ビッグ・ベア・ラン」で勝利したエディ・マルダーさんに敬意を表するため。試乗では荒野を貫く道や乾燥した山々を縫う峠を、ダートにも突入しながらハイペースで移動した。


ロイヤルエンフィールド ベア650の走り「19インチの前輪で、安心してコーナリングを楽しめる」
まずはアドベンチャーバイクのような高い視点を楽しみながら市街地や高速道路を優雅に駆ける。高速道路では4〜6速全開を試したが、直進安定性がとても高い。エンジンは高回転をキープしていても振動が少なく快適だ。
そして、峠でもとても楽しかった。ブレーキングやリーンではいい意味で19インチらしいおおらかさがあり、バイクに常に余裕があるようなイメージ。旋回は、深くバンクしすぎるとタイヤのゴツゴツした感じが伝わってくるが、不安はない。そこからスロットルを大きめに開けると、安定感を伴ったまま狙いどおりのポイントへ加速することが可能だ。だからペースがどんど ん上がっていくのである。
ベア650は、走り込むと誕生の背景とその仕上がりが完璧に一致することが分かる。この完成までの物語のつなぎ方が、近年のロイヤルエンフィールドのうまさだ。

ロイヤルエンフィールド ベア650「ここが気に入った! & ここが気になる」
ここが気に入った!
ロイヤルエンフィールドは空冷エンジンを大切に育み続ける希少な存在。空冷というと古いエンジンを延命させるイメージもあるが、同社は新しい技術で空冷らしさを追求している。ベア650もエンジンの良さが全面に出ており、と にかくスロットルを開けるのが楽しい車両だった。スペックで語れない良さにあふれている。

ここが気になる…
648ccのバイクにしては重量がある。また、サイドスタンドの傾きがキツいため引き起こしが重く、止める場所にも気を遣う。特にダートでは注意が必要だ。また、道路が整備されていないインドの道路事情がそうさせるのかもしれないが、リヤサスの作動感が乏しい。とはいえ、重量以外はカスタムで解消できそうではある。
ロイヤルエンフィールド ベア650の足つき&ライディングポジション


ライダーは身長165cm、体重65kg。INT650よりも大柄になった車体に幅の広いハンドルと低いステップを装備した、常にリラックスできるポジション。シート高は830mmあり、両足でバイクを支えるのは困難だが、腰をズラして片足で支えれば安心感を持って乗ることができる。
ロイヤルエンフィールド ベア650主要諸元(インド仕様)
【エンジン・性能】
種類:空冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブ ボア×ストローク:78×67.8mm 総排気量:648cc 最高出力:34.9kW<47.4ps>/7150rpm 最大トルク:56.5Nm<5.8kgm>/5150rpm 燃料タンク容量:13.7L 変速機:6段リターン
【寸法・重量】
全長:2180 全幅:855 全高:1160 ホイールベース:1460 シート高:830(各mm) 車両重量(燃料&エンジンオイル90%搭載時):216kg タイヤサイズ:F100/90-19 R140/80R17
【カラー】
ボードウォーク・ホワイト、ペトロール・グリーン、ワイルド・ハニー、ゴールデン・シャドウ、トゥー・フォー・ナイン
【価格】
99万円:ボードウォーク・ホワイト
99万8800円:ペトロール・グリーン、ワイルド・ハニー、ゴールデン・シャドウ
101万5300円:トゥー・フォー・ナイン
*2025年4月以降発売予定。日本では、2025年3月21日〜3月23日に開催される「第41回大阪モーターサイクルショー2025」で実車が初披露される。





カラーバリエーションが豊富なのはロイヤルエンフィールドの恒例だが、同じグラフィックがひとつもないのがすごい。1色ずつ、個性を持たせたデザインを取り入れている。フロントフォークのアウターはブラックとゴールドがあり、シートはブラック、ブルー、ブラウンを用意。丸形サイドカバーには小さく「INT」のロゴが入り、INT650の派生モデルあることをアピール。
ロイヤルエンフィールド ベア650の装備&特徴を写真で解説1
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