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水冷エンジン初搭載、マット色を基調に新デザインも満載
英国バーミンガム発祥のMCブランド、マットモーターサイクルズは、2019年より250/125ccのビンテージカスタム風モデルのバリエーションを増やしつつ発展しているファクトリーだ。そして同ブランドから、間もなく新開発の水冷エンジンを搭載したニューモデルDRK-01・250/125が日本に上陸。4月18日から受注を開始し、2014年6月下旬より発売される。
DRK-01の特徴は、これまでのビンテージカスタム風とは異なる新たなスタイルを盛り込んだこと。そしてクラシカルなダブルクレードルフレームに搭載されるのは、新開発の水冷DOHC単気筒エンジン+6速ミッションのパワーユニット。ブレーキには、フロント320mm径ディスク+4ピストンキャリパー、リヤは240mm径ディスク+2ピストンキャリパーを採用し、高い制動性能を発揮する。
また、専用設計のSAW-TOOTH(のこぎり歯)リムも大きな特徴。名前どおりにリム側の縁がギザギザに張り出した形状が非常に独特だが、ハブ側にワイヤースポークのニップルを固定し、スポークの頭をリム外周の縁に固定するもの。スポークがリム中央に貫通しないため、チューブレスタイヤの装着が可能な仕様だが、これもDRK-01の大きなデザインアクセントとなる。
そのほかDRK-01では以下のような装備になっている。
■前後18インチホイール+ブロックパターンタイヤ
■フロント外径51mm(インナーチューブ径37mm)倒立フロントフォーク
■別体リザーバータンク付きツインショック(プリロード調整付き)
■CNC・LED HALOヘッドランプ、CNCヘッドステムナット、CNCアジャスタブルレバーetc.
■フルステンレス製エキゾーストシステム
■16L容量マットブラックタンク
なお、DRK-01は仕様がほぼ同じ軽二輪クラスの250と原付き二種クラスの125という2モデルが用意され、価格は84万9200円(250)と69万3000円。日本では6月下旬から発売予定。
【DETAIL】
■従来のマット製空冷エンジンよりも、高回転型で10ps近くパワーアップが図られた水冷DOHC4バルブ単気筒エンジン。大型ラジエターを前側に装備し、従来モデルのクラシカルな外観から一新。
■精密にCNC加工されたLED HALOヘッドランプにより、夜間の視認性も向上。同時に、特徴的なフロントフェイスをも形作っている。
■右1本出しの異型フルステンレス製エキゾーストがアイコンとなるリヤまわり。リザーバータンク付きリヤ2本ショックはプリロード調整付き。
■DRK-01のアイコンのひとつとも言えるSAW-TOOTH(のこぎり歯)リム。リム側のこぎり歯の凸部分にワイヤースポークの頭をひっかける独特な構成で、スポークがリムセンターに貫通しないため、チューブレス構造を実現している。
■マット仕上げの燃料タンクは16Lで十分な容量を確保。メーターは針式の回転系内に液晶表示パネルを内蔵するタイプ。
【カラーバリエーション】
・Black&Gold
・Dark Chrome
・Matt Black
DRK-01(250/125)主要諸元
※[ ]内は125
■エンジン 水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク72.0×61.2[58.0×47.0]mm 排気量249[124]cc 圧縮比─ 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式─ 始動方式セル
■性能 最高出力20kW(27.2ps)/9500rpm[10kW(13.6ps)/1万rpm] 最大トルク22Nm(2.24kgm)/7000rpm[11Nm(1.12kgm)/7500rpm]
■変速機 6段リターン 変速比─ 一次減速比─ 二次減速比─
■寸法・重量 全長2041 全幅791 全高1094 軸距1364 シート高795(各mm) キャスター─ トレール─ タイヤFR120/90-18 車両重量166[156]kg
■容量 燃料タンク16L
■価格 84万9200円[69万3000円]
まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●ピーシーアイ