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ヤマハがYZR500イメージの「XSR900GP」をジャパンモビリティショーに突如出展!日本では2024年夏以降発売予定

XSR900GP YZR500 ヤマハ

XSR900に80年代のGPマシン「YZR500」イメージのカウルを装備

2023年10月26日(木)〜11月5日(日)まで東京ビッグサイトで開催されるジャパンモビリティショー2023(旧・東京モーターショー)に、ヤマハ発動機はヨーロッパ向けとして発売する新型機種「XSR900GP」の実車を出展しました。
日本での発売も予定されており、2024年夏以降となるようです。

XSR900GPは現行型XSR900をベースとしたバリエーションモデルで、開発コンセプトはThe Embodiment of Yamaha Racing History (ヤマハレースヒストリーの体現者)。ワインディングロードを心地よく駆け抜けることができる性能と、スポーティなハンドリングが特徴のモデルだといいます。

1980年代のGPマシン「YZR500」をイメージさせる丸みを帯びたカウリングを装備したうえで、セパレートハンドル化などで前傾を強めたライディングポジションに。純正装着タイヤはブリヂストンが2023年10月19日に発表した最新スポーツタイヤ「バトラックスハイパースポーツS23」が採用されています。
電子制御機構はXSR900のものが引き継がれ、エンジン特性などが切り替わるライディングモード、クルーズコントロール、クイックシフターを装備。

ヤマハ「XSR900GP」。一見するとヘッドライトが無いように見えるレーシーなデザイン
左は2ストロークV型4気筒エンジンを搭載し、ロードレース世界選手権を戦った1983年型ヤマハ YZR500(OW70)。ケニー・ロバーツ選手が乗り、ホンダ NS500のフレディ・スペンサー選手と激闘を繰り広げた

カウルとセパハンの「ポン付け」ではない! フレームやサスペンションは専用に調整

しかし、外装、セパレートハンドル、新タイヤを「ポン付け」したモデルではありません。メインフレーム・スイングアームはXSR900と基本的に共通ではあるものの、前荷重となることに対応して各部の剛性バランスを調整。具体的にはエンジンマウントの板厚の変更、スイングアームの剛性調整が行われています。
また、前後サスペンションもバネ定数と減衰特性のセッティングも変更。これは新採用のタイヤに合わせての調整という面も。そのほか、ブレーキのコントロール性も見直されています。

ベースモデルの「XSR900」とは

■現行型XSR900は2022年にデビュー、2代目のモデルとなる。スポーツネイキッドMT-09のプラットフォーム展開から生まれたレトロスポーツで、888ccの並列3気筒エンジンをアルミダイキャスト製フレームに搭載。この現行型XSR900自体がYZR500のデザインを取り入れて開発されたモデルでもある。

ヤマハ XSR900GP主要諸元(海外仕様)

【エンジン】
水冷4サイクル並列3気筒 総排気量:888cc 最高出力:87.5kW(118ps) 最大トルク:93Nm(9.4kgm)

【寸法・重量】
全長:2160 全幅:810mm 全高:1180 車両重量:200kg

【容量】
燃料タンク:14L


ジャパンモビリティショー2023は一般公開日は東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開催。一般公開は10月28(土)から。ヤマハメインブースは東5ホールです。
なお、チケットは会場で当日販売は行われず、インターネットや各コンビニエンスストアでの購入のみとなっています。

まとめ●モーサイ編集部 写真●ヤマハ発動機/モーサイ編集部

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ヤマハ発動機「ジャパンモビリティショー2023」特設サイト
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/japan-mobilityshow-2023/

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