雑ネタ

夏に見ると意味不明!?実は命を守っている「矢羽根付きポール」が示すものとは?

シマシマ矢印標識の正式名称は「固定式視線誘導柱」通称「矢羽根つきポール」

北海道をはじめとする雪国の道路には、頭上に紅白のシマシマ下向き矢印が設置されていることがあります。なんだろうと思って矢印が指し示す路上を見てみても、特になにかがあるわけではなく……。

実はその矢印は、道路の安全を守る重要な道路標識のひとつです。
この記事では、そんな雪国特有の「シマシマ矢印標識」を紹介します。

国土交通省が定めるシマシマ矢印標識の正式名称は「固定式視線誘導柱」いいます。北海道を始めとする雪国では一般的な標識のひとつで「矢羽根つきポール」という通称で呼ばれることが多いため、その通称であれば聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

設置された時期や製造しているメーカーなどによって多少の違いはあるものの、高さ約7m程度の逆L字型ポールの先端に紅白の矢羽根(矢印に似た形状の板)が取り付けられています。

矢印の色が紅白であるのは、雪の中での視認性を高めるためです。ホワイトアウトが発生した場合でも、その紅白の矢印で道路の端を確認することができます。最近では、より視認性を高めるため、LED電球により点滅するタイプのものも設置されています。作業のしにくい雪中で活躍するものなので、メンテナンスフリー性能が重視されており、最新のものではマイナス40℃の極低温でも使用可能な性能と高寿命型バッテリ-を搭載しています。電力はソーラー発電方式を採用するものが多く、日中に発電したエネルギーを夜間使用しているのですが、徹底した省エネ動作、高効率の充電を可能にする設計技術により、7日間不日照(悪天候)が続いても、正常に作動し続けることができるといいます。

積雪時の北海道。紅白のポールは銀世界の中でも視認性が高いのです。

「矢羽根つきポール」は道路の幅を教えてくれる標識

では「固定式視線誘導柱」通称「矢羽根つきポール」はいったい何を示す標識だと思いますか?夏場にその姿を見てもまったく何を示しているのか分かりませんが、雪が積もった道路の風景を想像してもらえればその意味が分かるかもしれません。

そう、矢羽根つきポールが示しているのは「道路の幅」です。
紅白のシマシマ矢印の真下が、車道外側線と呼ばれる車道の外側の白線の位置となっていて「ここまでが道路だよ」と教えてくれているのです。

夏場であれば、当然車道外側線は目視することができますが、冬の雪国の道路には必ず雪が積もります。その結果、車道外側線の位置が分からなくなってしまうので、矢羽根つきポールでその位置を示しているのです。

雪国の中でも特に積雪量の多い地域や、カーブなどの通行に危険がある場所には何本も並んで設置されています。特に都市部よりも郊外に設置されていることが多くあります。積雪により道路の端が分からなくなってしまうと、脱輪などの事故に繋がりかねません。矢羽根つきポールは、そんな危険からドライバーを守っているのです。

豪雪地帯など特に必要とされる場所には「矢羽根付きポール」が、写真のように設置間隔約80mを基準として何本も並べられます。
このように、矢羽付きポールの紅白の矢羽が指し示す真下が車道外側線、つまり車道と路肩/路側帯の境界線となっています。

レポート●又村 考幸 写真●モーサイ編集部 編集●中牟田歩実

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