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北海道民は不便じゃないの?「ひろ〜い土地にたった7本しか高速道路がない」地元民が語る交通事情

道路が充実しているイメージのある北海道、実は高速道路が少ない

北海道と言えば、雄大な大地に車幅の広い道路が走っている姿をイメージする方も多いでしょう。そんな北海道には、夏になると日本全国からツーリング目的のライダーやドライブ目的のドライバーが訪れます。

しかし、実は「高速道路」は土地の広さに対して極端に数少ないという事実もあります。高速道路がないと移動に時間を要してしまいそうですが、困ることはないのでしょうか。
この記事では、北海道在住の筆者が北海道の高速道路事情について紹介します。

北海道で現役の高速道路は7本

まず、北海道に現存する7つの高速道路について見ていきましょう。名称には、北海道の中で場所を示す用語が使用されていたり、当該道路が通じている地域名が採用されていたりしますので、北海道の地図がなんとなく頭に入っていれば比較的思い浮かべやすくなっています。

1.北海道縦貫自動車道
2.北海道横断自動車道
3.日高自動車道
4.深川・留萌自動車道
5.旭川・紋別自動車道
6.帯広・広尾自動車道
7.函館・江差自動車道

なお、上記の呼称は、国土交通省による正式なもので、道民が実際日常的に使っている名前としてはその道路が位置する場所に応じて「道央自動車道」「道東自動車道」などがあります。またここでいう「高速道路」には、高速自動車国道と一般国道の自動車専用道路が含まれています。

7万8400平方キロメートルの土地に通っている高速道路はたったの7本。
東京23区内の場合、わずか10平方キロメートル足らずのエリアに、これだけの首都高速道路を始めとする高速道路(自動車専用道路を含む)が密集しています。

道路は広く、通るクルマは少ない北海道「一般道でも快適」

先に挙げたように、いわゆる高速道路はたった7本しかありません。あれだけの土地面積を誇る北海道の地では、移動するのに事足りないのではないかと思われる方も多いでしょう。画像などで見ても、地図上では高速道路の細い線が何本かひかれているだけで、心許ない気もします。

全国で最も高速道路(自動車専用道路を含む)が密集している東京都内と比べてみると、その差はさらに際立ちます。

しかしながら、筆者を含む北海道民はあまり不自由を感じたことがありません。なぜなら、北海道では一般国道はもちろん、田舎の都道であっても広く余裕がある作りとなっていることが多く、渋滞を引き起こすような設計にはなっていないと感じるからです。

また、土地の広さに比して、人口が少ないということもあります。
都道府県別人口ランキングを参照してみると、北海道は土地面積が約7万8400平方キロメートルと、2位の岩手県(約1万5200平方キロメートル)に5倍以上の差をつけて1位なのに対して、人口は約51万8000人と全国8位、人口密度では1平方キロメートルあたり約66人と、ぶっちぎりで全国1位の低密度となっています(2022年現在)。

また、広い北海道=クルマの所有が必須というイメージがあるかもしれませんが、道民1人あたりのクルマ所有台数は0.53台となっていて、半数近くの道民はクルマを所有していないという統計もあります。これは全47都道府県中36位で、1位の群馬県0.71台などと比べても「北海道民のクルマの所有率は高くない」と言えるでしょう。

つまり、道路は広いのに、通るクルマが少ないので渋滞が起きづらいのです。道内で実際に車を運転してみるとわかりますが、札幌など、大きな都市のよほど中心の密集地以外では、1車線に1台しか走っていない「車線貸し切り状態」であることも珍しくなく、また道路が密集していない=交差点が少なく信号も少ないため、高速道路が少なくても各人が自分のペースで走ることができる(もちろん法定上限速度の範囲内で走らなければいけませんよ!!)のでストレスなく移動できるというわけです。

レポート●又村考幸 編集●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●NEXCO東日本/首都高速道路株式会社

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