雑ネタ

製作過程もピーキー過ぎ!? 作った本人が語る「AKIRA・金田のバイクをマジェスティで再現するのは大変だ……」

マジェスティ250で「金田のバイク」を再現中!

1982年12月から『週刊ヤングマガジン』で連載されていた大友克洋氏の漫画作品を原作にアニメーション映画化された『AKIRA』。東京オリンピックを間近に控えた「ネオ東京」を舞台にした作品で、日本国内のみならず国外からも多大な評価を獲得しました。
その主人公の金田が駆る赤いバイクこと「金田のバイク」は、スティーブン・スピルバーグ監督による映画『レディ・プレイヤー1』にも登場するなど、世界中で最も有名な「架空のバイク」と言っても過言ではありません。

ちなみに、作品内では「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ」と金田にしか乗れないことを揶揄するセリフがありますが、あの超スタイリッシュなバイクに一度は乗ってみたい、運転してみたい……と思う人は多いのではないでしょうか。

そんな「金田のバイク」のデザインを忠実に再現しつつ、挑戦している人がいます。ヤマハ マジェスティ250をベース車両として「金田のバイク」を個人で製作しているてるてるボーイズ(@partner1107)さんです。

てるてるボーイズさんがヤマハ マジェスティ250をベースに製作している「金田のバイク」。流線的なカウル、ロー&ロングなフォルム、前方に突き出したフロントタイヤなど「金田のバイク」の特徴を見事につかんでいる。

バイクやクルマのドレスアップ専門店を経営したいという夢を実現するために、自動車整備工場や鉄工所などで修行をしつつ、現在は溶接業の仕事をしているてるてるボーイズさん。その仕事の経験を生かしながら「金田のバイク」を製作中とのことです。

ちなみに、プライベートではカワサキ バリオス II、ヤマハ TW200、ホンダ スーパーディオに乗っている大のバイク好き。その中でもストリートファイター系のような外観にカスタムしたバリオス IIがお気に入りなのだそうです。

当記事では、てるてるボーイズさんにマジェスティ250を選んだ理由、完成見込みはいつなのかなど、話を聞いてみました。


──まず「金田のバイク」を再現しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

16歳の頃からクルマやバイク問わず、色んなカスタム車両を作ってきたのですが、空想上の車両を製作することは昔から興味があって、その中でも特に映画としても有名で目を引くデザインでもある「金田のバイク」はいつか作ってみたいと思っていました。

ですが、「いつか」のままだと作る過程にすら入れないので、せっかくだから今ある自分の技術を使ったら「金田のバイク」が完成するのか知りたくなったこともあり、今回製作することにしました。

──ベース車にマジェスティ250を選んだのは、製作上作りやすいなど何か理由があるのでしょうか。

250ccクラスのビッグスクーターなら何でもよかったのですが、ちょうど「金田のバイク」を作ろうと思っていた矢先に、自分のYouTubeを見てくれている視聴者さんからマジェスティ250を譲ってくれる話があったからですね。

てるてるボーイズさんがヤマハ マジェスティ250をベースに製作している「金田のバイク」。写真はFRP(繊維強化プラスチック)を使ってフロント・リヤ周りのカウルなどを製作している段階。

──作中の「金田のバイク」に近づけるために、どのようなポイントを抑えて製作しているのでしょうか?

可能な限り低い位置にシートを配置したり、ロー&ロングなフォルムにしたり、フロントカウルとハンドルを電動チルトアップ化することですね。また、あるボタンを押すと前後エアサスペンションで車高を上げられるようにしています。

──「金田のバイク」を再現するにあたって一番苦労しているのはどんな部分でしょうか?

250ccクラス=軽二輪の規定サイズ内に収めることですね。現在、「金田のバイク」のデザインと250ccの規格を両立させるために、全長を500mmほど縮小しなければいけなかったので、それに伴い車両サイズも小さくなりました。
今後はエンジンやタンク、エアサスペンションなどもかなりシビアなクリアランスが求められるかと思われます。

てるてるボーイズさんがヤマハ マジェスティ250をベースに製作している「金田のバイク」。写真は製作途中のリヤ周り。リアサスペンション周りは大胆に寝かされており、苦心した様子が伺える。

次回作はドラゴンボールに登場するブルマのバイク!?

てるてるボーイズさんがヤマハ マジェスティ250をベースに製作している「金田のバイク」。キャスター角や座り心地などさまざまな調整を行っている段階だ。

──ちなみに、映画『AKIRA』に対して思い出に残るエピソードなどはありますか?

僕自身、1990年生まれなので『AKIRA』のリアルタイム世代ではないのですが、やはり「金田のバイク」を初めて見たときの衝撃は忘れられません!
迫力ある映像や音楽など惹かれる部分があり、ほかの作品では味わえない独特な世界観でかなり斬新な映画でしたね。ただ、映画や漫画のシーンによっては「金田のバイク」のサイズ感や構造などが変わっていたりするので、どちらを参考にするか悩んでいましたね(笑)

──現在はどのような作業に取り掛かっているのでしょうか?

フロントとリヤサスペンションのアッパーマウントの調整が終わったので、その付近のカウル加工やパネル製作に取りかかっています。今後は、アルミ製タンクやアクリル製スクリーンを作る予定です。

てるてるボーイズさんがヤマハ マジェスティ250をベースに製作している「金田のバイク」。外装類はFRP(繊維強化プラスチック)を素材とし、丸みを帯びたフォルムを再現している。

──「金田のバイク」の完成はいつごろを予定していますか?

2022年10月末までとは考えていますが、今後、資金不足やうまく動作しない部品などの問題があるかもしれないので、予定としては2022年いっぱいを目途としています。

──「次回作」についてもなにか考えているのでしょうか?

アイデア案はたくさんありますが、いま考えているのは旧車フォルムのバイク、バギーをベースにしたミニクーパー、空想上の車両ではドラゴンボールに出てくるブルマのバイク、『AKIRA』繋がりでは鉄雄や山形が乗っていたバイクも作ってみたいですね。

──もし「金田のバイク」が完成したらどこか走ってみたい、行ってみたい場所はありますか?

とにかくひたすら真っ直ぐな道をどこまでも走り続けてみたいですね!

ヤマハ マジェスティ250で「金田のバイク」を製作をしているてるてるボーイズさんご本人。
2021年6月3日にYoutubeにて公開された「金田のバイク」の仮製作編。ここからてるてるボーイズさんの「金田のバイク」の製作記が始まった。

レポート●モーサイ編集部・小泉 写真提供●てるてるボーイズさん

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