雑ネタ

「興味ないね」が口癖だけど、キミのバイクに興味あり! 『FF7』クラウドのハーディ=デイトナみたいなバイクは現実にあるのか?

1997131日にPS(プレステーション)で発売され、日本だけでなく世界中で人気を博したロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジー7』(FF7)。20年以上経った今もその人気は高く、なんと2020410日にPS4でリメイク版『ファイナルファンタジー7リメイク』が発売され話題を集めましたね。

そんなFF7の作中で、主人公クラウドが神羅ビルにあったバイクを強奪し、ビルから街へと脱出するシーンがあります。ムービー場面に続き、バイクに乗りながら剣で追っ手を切り伏せていくミニゲームを覚えている人も多いのではないでしょうか。

そのクラウドが操るバイクは「ハーディ=デイトナ」という名前がちゃんと設定としてあり、大胆に寝かせられたフロントフォーク、タンク両脇の大きなインテーク、ロー&ロングな迫力ある車体が特徴的。
実際「クラウドのバイク」みたいなデザインの車両は現実世界にあるのでしょうか? もし存在するなら、ファンならずとも乗ってみたいと思う人もいるはず!というわけで、当記事では手に入れたらFF7のクラウドになりきれるバイクを紹介していきます。「興味ないね」なんて言わずに、ついてきてください!!


エンジンやインテークの形状がソックリ!? ヤマハ初代VMAX

1985年に発売されたヤマハVMAX。エンジンは1200cc水冷V型4気筒。

回転数によって作動する独自のキャブレター機構「Vブーストシステム」を備え、怒涛の加速力を発揮するVMAX(残念ながら国内仕様には「Vブーストシステム」は搭載されていないのですが……)。
ハーディ=デイトナのモチーフがまさにこのVMAXと言われ、ロー&ロングなフォルムだけでなく、タンクサイドの大型インテーク状パーツ(実はダミーです)、エンジンの形状、短くまとめられたリヤセクションなど似ている部分が多くあります。また、全体を見てもマッシブな印象のスタイリングはまさにハーディ=デイトナと言っても過言ではないでしょう。

ちなみにこのVMAX、その個性的なデザインからかさまざまな映像作品にも登場していて、TVアニメ『Fate/Zero』に登場するセイバー、映画『ゴーストライダー2』の主人公であるジョニー(ニコラス・ケイジ)が乗っているバイクなどが有名ですね。

普通二輪免許でも乗れるスズキ ブルバード400

ブルバードシリーズの最高峰モデル「M109R」と共通イメージのデザインが与えられたブルバード400(400cc水冷V型2気筒)。

「普通二輪免許しか持っていないけど、ハーディ=デイトナみたいなバイクに乗りたい!」という人にはこんな選択肢も。
小型のカウルを装備したヘッドライト、大きく寝かされたフロントフォーク(クルーザーとしては珍しく倒立フォークを採用しています)など、通ずる要素がある……と思います。
また、400ccとしてはかなりマッシブなデザインである点もブルバード400の大きな特徴です。

というのもこのブルバード400、スズキが海外市場向けに販売しているブルバードシリーズの最高峰モデル「M109R」のデザイン要素を取り入れたバイクで、ヘッドライト、タンク、リヤフェンダーへと流れるようなライン&ボリューム感あるフォルムを受け継いでいるです!

スズキの海外向けモデル、ブルバードM109R(1800cc水冷V型2気筒)。

えッ、じゃあブルバード400じゃなくて、ブルバードM109Rがハーディ=デイトナに似ているんじゃ……ってツッコミはひとまず勘弁してください。

超ロー&ロングなフォルム!ハーレーダビッドソン VRSCDAW V-ロッドシリーズ

2001年に2002年モデルとして初登場したVロッド。バリエーションモデルも多数ある(写真はVRSCDAW V-ロッド)。

DOHCの水冷V型2気筒エンジンを搭載し、ハイパフォーマンスを追求したハーレーとして登場したVロッドシリーズ。
大胆に寝かせられたフロントフォーク、後ろに向かって跳ね上がるような形状のマフラーやシートなどは、ハーディ=デイトナをイメージさせませんか?

高出力な水冷エンジンを搭載し、非常にロー&ロングな車体構成のVロッドは「ドラッグレーサーのよう」と言われますが、追っ手の神羅兵を振り切って走り去るにはバッチリなバイクかもしれません!?

これでスタンダードの市販モデル!ドゥカティ Xディアベル

先に発売されていたディアベルに対し、よりクルーザーらしい性格を追求したXディアベル(1260cc水冷V型2気筒)。

コンパクトなヘッドライト、ライダー側に寄せられたバータイプのハンドル、ロー&ロングなフォルムもさることながら、超コンパクトなシート&短くまとめられたリヤセクションがハーディ=デイトナによく似ているドゥカティのXディアベル。

いわゆるテールカウルやリヤフェンダーというものがありませんが、カスタムモデルなどではなく、写真が新車で売られているスタンダードの状態! リヤフェンダー&ナンバープレートステーをスイングアームマウントとすることで、凄まじくスッキリとしたデザインを実現しているのです。

クラシックな雰囲気と未来感が融合!ホンダ ワルキューレルーン

ホンダが海外向けに販売したモデル、ワルキューレルーン(1800cc水冷水平対向6気筒)。

独特なヘッドライトのデザイン、タンク側面に設けられたメタリックパーツ、メカメカしいフロントフォークがハーディ=デイトナに似ているワルキューレルーン。
古き良き4輪アメ車に通じるレトロな要素がありつつも、近未来感あるデザインが特徴的ですが、なんとゴールドウイングから派生したモデルなんです。エンジンもゴールドウイング同様、水平対向6気筒!

この迫力ある巨体にはクラウドが持っているバスターソードが似合いそうですが、現実世界で片手に剣を持ちながら走ってはいけません。……というか、巨大な剣を持ちながら片手運転をするのは多分物理的に不可能。どんなにニーグリップして安定させようとしても無理だと思います。


クラウドのバイクことハーディ=デイトナには、「ハイパワーな半面、フレームの耐久性に難があったり、パワーバンドが狭いなどのクセもあり、乗り手を選ぶマシン」という設定もあるそうですが、ここで紹介したモデルはいずれもバイクメーカーが開発した市販モデルなので、「一部の人にしか乗れない特殊なマシン」なんてことはありません。

ただし、Vロッドシリーズやワルキューレルーンはサイズも大きく車重もかなりあるためライダーの体格を選ぶ面も……。となると、ド直球にVMAX(中古車が豊富なので入手しやすいという面もあります)、あるいは乗りやすさを重視してブルバード400あたりが現実的な選択肢になるのではないでしょうか。

最後に、「気分はクラウド」になりきっても、作品中のシーンのような“ノーヘル走行”はもちろん現実世界ではNGですよ!

まとめ●モーサイ編集部

  1. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  2. 今から『GB350 C』をベタ褒めするぞ?気になってる人はご覧ください!

  3. 『Rebel 1100シリーズ』が熟成されて魅力度アップ。『Rebel 1100 S Edition』がタイプ追加!

  4. 大きなバイクに疲れた元大型ライダーが「Honda E-Clutch」で体感したある異変とは?「バイクの概念が変わりました」

  5. 【バイク初心者】本格的なバイク整備はプロに任せる!でもこの『3つ』だけは自分でもチェックできるようになろう!【バイクライフ・ステップアップ講座/3つのセルフチェック 編】【Safety】

  6. 寒い季節はグローブ選びが命! 冬場も走るベテランライダーが100%装着している『バイク用の冬グローブ』ってどんなもの?

  7. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  8. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  9. 冬は寒いのになんでバイクに乗るの?実は『他の季節よりも○○な魅力』が5つある!

  10. ベテランライダーが『CBR650R E-Clutch』に乗って感じた楽しさ

  11. 寒い時期はバイクに乗らない人へ!愛車を冬眠させるなら「4つの〇〇+α」をやっておけばずっと長持ち!

  12. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  13. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  14. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  15. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  16. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  17. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  18. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  19. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

おすすめ記事

TX ストラーダ アライ アライ「TX・ストラーダ」間もなく登場!? ツアークロスVをベースにオンロード重視とした新ヘルメットだ スズキGS1200SS 後期型用のシフトポジションインジケーターを発売 大型連休にいってみたいツーリングルート! ダブルルート編(ビーナスライン&富士山スカイライン)

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション

ピックアップ記事

  1. ディオ110 ベーシック ホンダ 2025