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クルマやバイク好きが日常的に使用している用語でも、「その意味はなんですか」聞かれると頭に?マークが3つくらい浮かんじゃうものも少なくありません。
今回はエンジン回転数を表すメーターをなぜ「タコメーター」と呼ぶのか? に迫ってみましょう。
エンジンの回転数を表すのはわかる。でも……
バイク好き、クルマ好きの人なら間違いなく「タコメーター=エンジンの回転数を示す計器」ということは知っているはず。
ではエンジン専門の計器かというとそんなことはなくて、あくまで回転するものの回転数を示す計器がタコメーターになります。なので、モーターの回転数を示す場合も、タコメーターになるんです。(EV時代が到来してもタコメーターは不滅です!?)
つまり漢字で短く表現してしまえば「回転計」になるわけですが、これをそのまま英語にするとrevolution-counterと言えます。実際、英語圏ではrevolution-counter、その略称としてrev-counter(レブカウンター)とも呼称されます。ただ、タコメーターと英語で言っても通用します。
スペルはTachometer。
タコ=8本足の海の生き物だと思った人はさすがにいないと思いますが、タコ=Tachoが何かというと、速度を意味する古いギリシャ語「τάχος」(タコス)に由来します。
それじゃあ速度計では? スピードメーターもあるのに?
確かにそうなんですが、いわゆるスピードメーターは時速○○km(時速○○マイルでもいいのですが)という距離をベースとした単位で速度を表すというだけで、大昔には回転数を速度の目安として使っていたこともあり、間違いではないのです。
レーシングマシンのメーターはタコメーターしかついていないものもありますしね。
タコメーターに表示される「rpm」あるいは「r/min」という単位はrevolution per minuteの略で、1分あたり何回回っているかを示します。バイクやクルマのエンジン回転数は4ケタ~5ケタ回転が範囲なので、表示される目盛りの数字の倍数が「×1000」「×100」などメーターのどこかに記されていることがほとんどのようです。
(まとめ●モーサイ編集部)