どうも、東京に来てから4年が経とうとしているのに微妙に方言が抜けない男、さとうです。
「半袖」とかのイントネーションだったり、語尾に「ら」が付いたり可愛い(?)喋り方をします。
突然ですが、皆さん「ジビエ」は食べたことがありますか? そう、シカやイノシシなど、野生の鳥獣を狩猟することで得られたお肉のことです。
私は祖父がマタギということもあって、祖父の家で熊肉鍋だったり鹿肉鍋だったりを良く食べていました。
と言ってもそれは小さい頃の話で、どんな味や匂いだったかの記憶はまったくといいほど残っていません。あるのは「美味しかった」という漠然としたイメージだけ。
というわけで、久しぶりにジビエを食べてみたいなぁと言うことで行ってきました、信州へ!
今回はかなりの遠出になりますのでレポートを2回に分け、VITPILEN 701で長距離移動した際のインプレッションは後編でお届けしようと思います(むしろこちらが本当の目的なんですが)。
そんなこんなで、VITPILEN 701で行く1泊2日ツーリング、出発です!
どこのジビエを食べに行こう
長野は数多くのワインディングを有しており、首都圏からのアクセスも比較的良いため、関東圏ライダーのメッカ的な場所です。
走りだけでなくグルメも1級品ばかりで、肉や麺、果物、昆虫(?)などなどなんでも食べられます。
なかでも信州ジビエは新鮮で美味だと通の間で評判なのだとか。
詳しくは「信州ジビエ研究会」のHPを参照下され。
今回の目的は、美味しいジビエを食べること。さとう調べによれば「鹿ジビエと手作り定食 カイザー」という長野県大町市にあるお店が良さそうです。
とりあえず1日目は諏訪湖周辺でブラブラと、諏訪湖名物のうなぎを頂きます。
2日目は目的のジビエを求め大町市へという流れでゆっくり行きます。
この計画が後にさとうを泣かせることになるのですが……。
まず目指すは長野・諏訪
長野へは首都高・中央道を利用します。
中央道と言えば「談合坂SA」ですよね? という訳で1回目の休憩です。
太陽はポカポカですが、いかんせん気温が低い。真冬並みの装備をしてきましたが寒いのなんのです。
そしてこのVITPILEN 701はやはりと言うべきか、ライダーからの注目を集めますね。
デザインも色使いも、カッコいいカッコいいと沢山のライダーに話しかけられ所有感がグングンと満たされてもう幸せ。走って良し眺めて良しの良いことずくめです。
2回目の休憩は中央道・八ヶ岳PA。建物がアルプス風で可愛らしいですね。
諏訪ICで降り、諏訪湖方面へ。
諏訪湖の駐車場は「赤砂崎公園グランド駐車場」がおすすめ! 週末も比較的空いていますし、冬には有名な「御神渡り」を一望できるナイススポットなんです。
諏訪湖のうなぎは一味違う?
諏訪湖を眺めていたら グー とお腹の虫が。時計を見ると12時になろうかとしている所、丁度いいのでお昼としましょう。
1日目のお昼はうな重と決めていたのですが、皆さんはうなぎの蒲焼きに「関東風」と「関西風」があるのをご存知ですか?
うなぎの開き方から違う様ですが、一番の違いは焼く前に蒸すか蒸さないか。関東風は蒸す、関西風は蒸さないのだとか。
諏訪湖周辺は関西風のお店も多いとのことで、折角ならと一度も食べたことがない関西風をチョイスすることにしました。
選んだお店は「うなぎ水門」さん。人気なお店のようでこの日も中は満席でした。
頼んだメニューは「うな重 極上」。蒲焼き7切れにしじみの味噌汁に肝吸いもついてくる大盤振る舞い。
さぁいただきますと箸をいれてびっくり! うなぎにしっかりとした質感が残っております!
今まで食べてきたうな重、うなぎの蒲焼は関東風だったので箸を入れた瞬間に身がホロッと崩れる柔らかいもの。対して関西風は、蒸さずに焼いているので皮がパリパリ。うなぎの食感をしっかり楽しめます。
そして味の方も全然違います。
蒸していないためにうなぎの脂がしっかりノッているので、関東風のさっぱりに比べ深い味わい。その脂がタレの濃い味付けと絶妙にマッチして美味いのなんの。箸が止まりません!
ちょっと脂と濃い味に重くなってきた所で、味噌汁を一吸い。これもまたしじみの濃厚な出汁が出てて美味し〜。肝吸いの方は、お茶のような感覚でササッと喉を通り身体に優しい味わい。
濃い味からの優しい味のコンビネーションに尚の事箸を持つ手が止まりません。
このコンビネーション、例えるなら数多の強豪選手をノックアウトしたマイク・タイソンの右ボディ→右アッパー。
うなぎ→味噌汁→肝吸いのコンビネーションブローにさとうも見事に10カウントを喰らい、うな重を喰らったのかうな重に喰らわされた、満腹でございます。
小路で光るVITPILEN 701の俊敏性
うなぎに舌鼓をうった後は、腹ごなしも兼ねて諏訪湖周辺をブラブラと散策。
諏訪湖周辺は傾斜のきつい坂や路面の荒れた道、小路が多いのですが、だからこそVITPILEN 701の軽快なフットワークが光ります。
ハンドルが下がり気味でシートが高いと言うスパルタンな見た目に反し、自在感・万能感はかなりのもの。
クラッチを繋げた瞬間に発生する力強いトルク、ちょっとバランスを崩しても容易にリカバリーできる軽量さ、そして幅広でコントロールしやすいハンドルは、裏路地からちょっとした凸凹道まで難なくこなしてしまう懐の深さがあります。
正直なところ、こういった道ではアップハンドルのSVARTPILEN 701のほうが優れているでしょう。
以前両車を比較試乗した時も「VITPILEN 701よりも扱いやすい」という印象でしたから、ユーザーフレンドリーな操作性という意味ではSVARTPILEN 701に軍配が上がるのかもしれません。
しかしVITPILEN 701が体になじんできたからこそ、SVARTPILEN 701に勝るとも劣らない自由度の高さがVITPILEN 701にもきちんと備わっていることが感じ取れます。コンセプトは違えども、根っこの部分で共通した素性のよさがあるのだと再認識させてくれます。
(SVARTPILEN 701との試乗比較記事はこちら)。
どんな小路でも臆することなく入っていける楽しさのあまり、取材だという事をついつい忘れてしまいます(京都なども走りやすそうですね)。
しばらく探索を楽しんだ所で今夜の宿へ移動し、1日目は終了。
1泊2日程度の荷物なら純正オプションのサイドバッグに楽々入るため、リュックなど背負わずツーリングが可能。こういった気軽さは、ツーリングにも関わらずじつは体調が優れていなかったさとうにとって非常にありがたいポイントです。
優しいツーリングを提供してくれたVITPILEN 701であれば、2日目に走る予定のビーナスラインや長野からの帰路も、何事もなくこなせそうです。
次回はロングツーリングで感じたVITPILEN 701の長所と、お待ちかねジビエ料理の食レポ(?)をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに!!
VITPILEN 701主要概要
●メーカー希望小売価格:138万100円(消費税10%込)
●エンジン型式:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
●始動方式:セル式
●総排気量:692.7cc
●ボア×ストローク:105×80mm
●最高出力:55kW/8500rpm
●最大トルク:72Nm/6750rpm
●変速機:6速
●フレーム:クロームモリブデン鋼 トレリスフレーム(パウダーコート)
●サスペンション(F/R):WP製倒立フォークφ43mm/WP製リンク式モノショック
●サスペンションストローク(F/R):135mm/135mm
ブレーキ(F/R):Brembo製ディスクφ320mm/Brembo製ディスクφ240mm(BOSCH 9M+2チャンネル)※ABSは解除可能
●タイヤF/R:120/70-ZR17 / 160/60-ZR17
●ホイールベース:1434±15mm
●シート高:830mm
●燃料タンク:約12L
●半乾燥重量:約157kg
●保証期間:2年間
●生産国:オーストリア
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