編集部さとうのVITPILEN 701日記

【編集部さとうのVITPILEN 701日記】09rpm:VITPILEN 701のサーキット走行の実力は!?

常夏状態の日々から一気に冬へ、気温差にダウン気味の二輪車WEBサイト「モーサイ」の編集部員さとうです。
野原を駆け回っていた少年時代は風邪知らずの健康体でしたが、東京へ越してきてからは毎年季節の変わり目で風邪を引いています。
弱っちゃうな〜。

さて、今回はVITPILEN 701でサーキット走行会へ参加したので、サーキットで感じたVITPILEN 701の印象をご紹介しましょう。
タイヤ・サスペンション・ブレーキなど、走行に関するパーツに高性能なものを装着しているVITPILEN 701。
当然スポーツ走行性能も高いため、休みの日にはワインディングを走ることがメインのツーリングに行きたくなるバイクです。

そんなVITPILEN 701の限界走行はいかほどのものなのか!? サーキット走行で確認することにしましょう。

 

初心者歓迎のサーキット走行会に参加!

今回参加したサーキット走行会は、ブリヂストンが後援している「BATTLAX FUN & RIDE MEETING」。
場所は静岡県にある富士スピードウェイのショートコースです。
なお、前回記事で装着した純正アクセサリーを装着した状態での参加となります。
白いボディにピリオンシートカバーがレーシーな雰囲気を醸し出し、サーキットと相性バッチリです!(前回記事はコチラ

この走行会では「初心者クラス(メンズ・レディース)」、「初級クラス」、「中級クラス」の3つがあります。
さとうはサーキット走行未経験なので、基本から身に付けるべく初心者クラスを選択しました。

走行会当日。
受付や車検を済ませ、午前中は特設コースでサーキット走行の基本講習を受けます。走行会の詳しいレポートは別記事(https://mc-web.jp/topics/events/15912/)にて紹介しているので、ぜひそちらをご覧いただければと思います。

●緊張が感じられない、余裕の表情

そしていよいよ、サーキット走行の開始です。
コースは、約230mのメインストレートエンドに下りのS字コーナー(出口は急勾配の上り)。そしてS字コーナーの次に右の複合コーナーが続き、短いストレートを経てRの小さい左の最終コーナーというレイアウトとなります。
コース全体の勾配が意外ときつく、走るのが面白そうです。

 

これが単気筒!? どこまでも回るシングルエンジン

●先導車の真後ろだと、ライン取りやブレーキングのタイミングが非常に勉強になる。オススメの好ポジションだ

サーキットを走行を開始してまず思ったのが、VITPILEN 701のエンジンはやはり非常に良く回るということ!
もちろんこれは日常使いでも感じていたのですが、制限速度が無いサーキットではいつも以上に高回転まで引っ張れます。

レブリミッターはメーター読み9500rpm前後で作動します。富士スピードウェイのショートコースの場合、最終コーナーの立ち上がりでスロットルを開けると、エンジン回転数がぐんぐん上がってすぐレブリミットへ達してしまいます。それほどまでにレスポンスよくスムーズに回っていくのです。

そのため、最高出力は8500rpm、最大トルクは6750rpmで発生することを念頭に置きながら走ることが重要。

なお、あくまで先導車付き初心者クラスの走行会なので速度も控えめだったこともありますが、パワーバンドを維持するとほとんどの場面で2速までしか使いませんでした。

 

とにかくコーナリングとダッシュが楽しい

以前もご紹介したと思いますが、VITPILEN 701はライダーが視線を向けた方向にスルッと曲がっていく素直さを持っており、そしてそれ以上に体重移動やブレーキングを駆使しながら走るほうが何倍も楽しいコントローラブルなバイクです。

軽量な車体と乗車位置のバランスも抜群に良いため、S字コーナーの切り返しが素早い! ステップを踏み体重移動をすれば、簡単に車体の角度を変えてくれます。まるで軽快さがそのままバイクになったような感じです。

バイクをしっかり寝かせてコーナリングし、コーナーエンドでシングルならではの高トルクを活かした強烈な立ち上がり加速をすると、もう病みつきになるほどの楽しさを得ることができます!

 

●特に上りの立ち上がり時にトラクションを意識しながら走ると、思わず笑ってしまう程楽しい

車体は軽量ですが、それとは裏腹にコーナリング時はどっしりとしています。軽量ゆえのフワフワ感はありません。
地面をしっかりグリップしているのが伝わり安定感も非常に高いです。
車体の切り返しでは軽量なVITPILEN 701のまま、コーナリング時にはリッタークラスバイクと似た安心感があります。
それでいて変えようと思えばコーナリング中に自由自在にラインを変えることができる軽快さもあり、正直こんなにコーナリングが楽しいバイクは他に無いのではないかと思える程です。

●まだまだバンクできる。速度を上げれば簡単に膝も擦れそうな程車体を寝かせやすい

低すぎないセパレートハンドルは適度にフロント荷重を乗せやすく、フラットなシートは座る位置をずらしながら走ることも容易で体を大胆に動かせます。この自由度の高さは目を見張るものがありますよ。

 

VITPILEN 701はバイクに一番重要な「楽しさ」を内包している

このVITPILEN 701は、「速さ」をただ求める走りには向いてません。そう言った点ではSSモデルには敵わないでしょう。
しかしそれは、VITPILEN 701が遅いと言うことではありません。一瞬の加速力はSSモデルに肉薄する性能がありますし、シチュエーション次第ではそれらのバイクを追いかけることも容易でしょう。

ただそれ以上に、VITPILEN 701は「乗っていて楽しい」バイクです。
これは今までの記事でもお伝えしていると思いますが、今回サーキットと言う特殊なフィールドを走ることでそれを更に実感することが出来ました。
「乗りこなす」には慣れや相応の技術が必要なのはどんなバイクも共通ではありますが、VITPILEN 701は乗りこなすための過程でさえも、アドレナリンが止まらないバイクです。

「ここはもっと荷重かけるほうが良いかな?」であったり、「もっとブレーキングのポイントを遅くしてみよう」であったり、考えながら操作すればバイクがきちんと応えてくれます。
また、VITPILEN 701にはサスペンション設定が変更可能なフルアジャスタブルサスペンションが搭載されています。
今回は乗りなれている標準設定で走行しましたが、自身のライディングスタイルや体重に合わせてセッティングを調整できるのは嬉しいですね。

今回の走行会では「VITPILEN 701の限界走行」とまではならず、性能を全て発揮することは叶いませんでしたので、次のサーキット走行では限界まで力を出したいものです。VITPILEN 701は一体どれほどの走りを実現できるか、非常に楽しみですね。

 

VITPILEN 701主要諸元

●メーカー希望小売価格:138万100円(消費税10%込)
●エンジン型式:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
●始動方式:セル式
●総排気量:692.7cc
●ボア×ストローク:105×80mm
●最高出力:55kW/8500rpm
●最大トルク:72Nm/6750rpm
●変速機:6速
●フレーム:クロームモリブデン鋼 トレリスフレーム(パウダーコート)
●サスペンション(F/R):WP製倒立フォークφ43mm/WP製リンク式モノショック
●サスペンションストローク(F/R):135mm/135mm
ブレーキ(F/R):Brembo製ディスクφ320mm/Brembo製ディスクφ240mm(BOSCH 9M+2チャンネル)※ABSは解除可能
●タイヤF/R:120/70-ZR17 / 160/60-ZR17
●ホイールベース:1434±15mm
●シート高:830mm
●燃料タンク:約12L
●半乾燥重量:約157kg
●保証期間:2年間
●生産国:オーストリア
※主要諸元はEU仕様のものです。日本仕様では値が異なる場合があります。
 

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