スタイリッシュなカウルをまとったスーパースポーツモデルを中心に、維持費のリーズナブルさや、だれでも気軽に乗れる車格も手伝って、エントリーユーザーからベテランライダーまで、幅広い層からに好まれている250ccクラス。
「そんなニーゴー(250cc)モデルを中心に、各社のバイクたちに意識があったら……」なんて“if”のお話。
今回は、ツーリングでよくあるプチトラブル「カナブンミサイル」についてのお話です。
作:もるん(@MOLN2RNG)
◎前回のお話はコチラ
◎ほかの話を見る
「カナブンミサイル」ってなに?
乗り物に乗って道路を走っていると、飛んでいる虫と衝突してしまうことがあります。クルマの場合は外装パネルや窓ガラスに覆われているので、運転手と虫が直接接触することはほとんどありません。
しかしバイクでは体がむき出しになっているため、虫との接触が運転手に与える影響が大きいのです。
特に、カナブンやカブトムシなどの甲虫類は体を硬い殻に覆われているために、ぶつかったときの衝撃も強いものになります。
時速60km以上での走行中に、成虫の平均体長が2.3〜3.2cmもあるカナブンが体にぶつかると、とても痛いです。
その威力と回避不可能な様子がまるでミサイルのようなので「カナブンミサイル」という俗称で呼ばれています。
「カナブンミサイル」を防ぐには?
走行中に虫と衝突してしまうこと自体を防ぐのは、非常に難しいでしょう。
大切なのは、ぶつかったときの被害を最小限に抑えることです。
もし硬い甲虫が直接目や鼻にぶつかったら、痛みと吃驚で運転どころではなく、操縦ミスや転倒につながる恐れもあります。そうならないためには、シールド付きのヘルメットを装備するのが有効です。
漫画●もるん まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実
次回更新は2021年11月19日(金)を予定しております。
◎第42話:バイクの「P」ポジションって何のためにあるの?
◎第41話:台風のとき、バイクにできる対策は?!
◎第40話:バイクの「足つき」が心配なときには?