【バイク擬人化漫画】ニーゴーマン!

【バイク擬人化漫画】ニーゴーマン!第32話:どちらがいいかは人それぞれ!? パワーと燃費のお話【隔週連載】

スタイリッシュなカウルをまとったスーパースポーツモデルを中心に、維持費のリーズナブルさや、だれでも気軽に乗れる車格も手伝って、エントリーユーザーからベテランライダーまで、幅広い層からに好まれている250ccクラス。
「そんなニーゴー(250cc)モデルを中心に、各社のバイクたちに意識があったら……」なんて“if”のお話。

今回は、両立するのがちょっと難しい「パワー」と「燃費」のお話です。
作:もるん(@MOLN2RNG
◎前回のお話はコチラ
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パワーと燃費、アナタならどっち?

2020年9月10日に発売された久々の4気筒クォーターマシン、Ninja ZX-25R。

内燃機関(エンジン)で燃料を燃焼させて出力を得る以上、パワーを出そうとすれば当然のことながら燃費は悪化する。もちろんその逆もしかり。パワーと燃費はトレードオフの関係と言えるのだ。

ちなみに昨今カタログなどに記載されているWMTC(Worldwide Motorcycle Test Cycle)モード値とは、より実走行に近い状況で計測された燃費数値のこと。
2013年7月よりメーカーの自主的な取り組みとして実施されており、現在では定地燃費値とともにスペック表に掲載されている。市街地、郊外、高速道路など、ライダーが実際に走行するシチュエーションに近い走行モードで計測することで、実際の燃費に近い数値になっているのが特長だ。

国産250ccモデル最強の45馬力をを1万5500回転で発揮する4気筒エンジンはZX-25Rの最大の武器。ちなみにWMTCモード値は18.9km/Lだが、厳しくなる一方の排ガス規制をクリアしつつ高馬力を発生させた上でこの燃費を叩き出していることに、カワサキの力の入れ具合が感じられる。  

なお定地燃費値とは、2名乗車時(50cc以下のモデルや1名乗車のモデルは1名)に60km/h(50cc以下は30km/h)で走り続けた場合の燃費のこと。
しかし公道を走行する場合、一定速度で走り続けることなどまず不可能なので、実燃費と定地燃費値との乖離が起こってしまう。

その点WMTCモード値は実走行に近い状況で計測しており、実燃費と近い数値が得られるため、燃費が気になるユーザーが愛車を選ぶ際の基準のひとつとなっているのである。

とはいえ、「バイクに乗るならやっぱりパワフルなのが1番!」という人が多いのもまた事実。だがまぁ、そこは人それぞれの好みによって変わってくる。
「パワーか燃費か」という議論は水掛け論以外の何物でもないので、自身の好きなバイクを相棒にするのが、バイクライフをより楽しくする近道と言えるだろう。

余談だが150cc〜250ccクラスで最長の航続距離を誇るスズキ・ジクサー150のWMTCモード値は51.0km/L。しかし実際に燃費計測テストをしてみたところ、驚きの65.0km/Lを叩き出してしまった!
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