■第36話 152cm女子の足着き向上大作戦
ひょんなことからバイクの免許を取った私イシクラユカが、初心者バイクライフのあれこれを描いていくエッセイ風の連載です。 第36回は、足着き性改善にバッチリ効きそうなワイルドウィングさんのブーツを買ったお話です。
ワイルドウィングのブーツはバイク用の機能が満載だった!
以前、バイク用のフットウエアを調べたときに目に留まった「ワイルドウィング(WILDWING)」のブーツ。今回は、浅草にあるワイルドウィングさんの実店舗へ行ってきました! じつは私の通っていた教習所は、スニーカーでもオッケーだったため、バイクに乗るためのシューズやブーツを一足も持っていなかったのです。
でも、もうすぐバイクを買うつもりだから専用のブーツが欲しいし、何より身長152cmで足着きに不安があるので、それが少しでも改善できれば! ということで、ワイルドウィングに注目していたのでした。
さて、ドキドキしながらお店の扉を開けてみると、中にはさまざまな種類のブーツがサイズごとに展示されていました。そして、なんと!代表の藤林さんから直々にどのような点にこだわってブーツを作っているのか、どんなブーツが私に合っているのかなど、いろいろなお話を聞くことができました。
ありがとうございます!
マンガにも描いたとおり、ワイルドウィングのブーツにはバイクを安全に操作するためのさまざまな工夫が詰め込まれていました。
例えば、靴のサイズごとにヒールの大きさを変えられていて、どのサイズでもちょうどいい位置にシフトペダルがくるようになっていました。
また、ヒール部分が斜めにカットすることでステップに対してブーツがまっすぐになるので操作性が保たれたり……。さらにブーツ底面には桜模様の滑り止めが施されていてカワイイ!
ほかにも、ハイカットのファルコンはアキレス腱部分のステッチを上下に分けることで、足首を曲げやすくなっていました。藤林さんの話を聞いて、「そんなところまでこだわってるんだ!!」と本当に驚いてしまいました!
そしてワイルドウィングといえば「厚底」です。もちろん足着き改善には効果的なんでしょうが、厚底になればなるほどシフト操作が難しくなるんじゃないかな……なんて思っていました。
でも、それは大きな間違いでした! ワイルドウィングの厚底ブーツはシフトペダルの操作性もしっかり考えて設計されていたのです。
ワイルドウィングの厚底は、つま先とヒールを厚くしてあります。そして、ステップに足を置く部分(土踏まずのあたり)を薄くすることで、操作性をできるだけ損なわないようにしているのです。なんとも不思議ですが、厚底でも操作しやすくなっているのはとてもありがたいですね。
いろいろな話を聞き、すっかりワイルドウィングに魅了されてしまった私がどのブーツを選んだかは、また次回! 私がどんな点を重視して購入したのかなどと併せて描いていこうかな~と思っています。次も読んでもらえると嬉しいです!
マンガと文:イシクラユカ
【連載マンガ】20代女子イラストレーターがバイク乗りになるまでのお話
大学卒業後、アシスタントとして働きながら、自身もフリーのイラストレーターとして活動。現在、技術評論社で「イラストでわかる! Blenderの基礎知識〜モデリング編〜」を連載中。普通自動車免許は取得済み。アシスタント先の先生がバイク乗りで、タンデムさせてもらったことをきっかけに「バイク乗りになりたい!」と夢見るようになった。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得!
Twitterはこちら:https://twitter.com/ishikurage_0509