クランクやスラロームに挑戦したお話です。
ちょっと前に400ccで外周を走ったときは、一度も倒すことがなかったので「あれ!? 思ったより運転できてるかも!」なんて思ってしまいました。そんな自信を持ちつつ挑戦したクランクやスラローム。結果はお察しのとおり、ボロボロです。
クランクは内心ひやひやしつつも、なんとかできるようになったんですけどね。問題はスラロームです。操作が多すぎて、頭の中が「?」マークでいっぱいでした。
アクセルの回し具合を間違えたらどっかに突っ込んじゃうんじゃないか、とか、クラッチを全部切っちゃったらバイク倒れちゃうんじゃないか、なんて想像しながら毎回ドキドキしながら挑戦していたわけです。うーん、難しかったなあ……。
そんなわけで、スラロームが全くと言っていいほどできていない状態でだいぶ落ち込んでいました。さらにバイクを何回も倒してしまい、もう私の心は折れる寸前……とまではいかなくても、かなりダメージを受けていました。
あまりにバイクを倒すので、教官からは「体格に合ったバイクを買おうね」との助言が。そりゃもちろんです! 私は第1回目の教習でバイクを倒しまくった日から、絶対に足着きがよくて不安がないバイクを買うんだと心に決めたんです!!
最近はもう、街なかでバイクを見かけると、「あんな難なく操作してるなんてすごい……」と尊敬のまなざしで見るようになっています。
今回の教習はうまくいかないことだらけで数日間落ち込んでたんですけど、時間が経つと徐々に「早く自分もうまくなっていろんなところ行きたいな~」、「なんだかんだ言って、やっぱり運転するのは楽しい!」という気持ちがふつふつを湧いてくるんですよね。
落ち込むときはすごく落ち込むけど、憧れのバイクを運転する楽しさには勝てないみたいです。
さんざんな今回の教習でしたがそれでもやっぱり楽しいので、次回の教習は心機一転、今日のことは引きずりすぎずに望んでいこうと思います!
マンガと文:イシクラユカ
大学卒業後、アシスタントとして働きながら、自身もフリーのイラストレーターとして活動。アシスタント先の先生がバイク乗りで、タンデムさせてもらったことをきっかけに「バイク乗りになりたい!」と夢見るようになった。