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■ホンダ・ゴールドウイング ツアー グラファイトブラック
冬でも暖かく走れるマシンとは!?
冬至も目前という今日この頃、しかしバイクに冬眠などさせず、冬でも思い切りツーリングに出かけるというライダーもいると思います。
冬のツーリングで気をつけることは2つ。路面凍結と防寒です。寒さへの対策を怠って出掛けてしまうと、走行中に身体が芯まで冷えてしまい、運転もままならないほど全身が痙攣して危険です。
そうならないための防寒ですが、着込む以外にもバイク自体に防寒の役割を任せるという方法があります。特に最新型のツアラーは防寒機能も備えたモデルが出揃っています。今回はそんな防寒機能に優れたツアラーを4機種紹介します。
ホンダ・ゴールドウイング・ツアー
唯一のボクサー6エンジンを積む日本代表【2022年11月25日にカラバリ変更を受けたばかり】
■ゴールドウイング ツアー主要諸元:全長2615×全幅905×全高1430mm、シート高745mm、重量390kg、エンジン:水冷4ストローク水平対向6気筒OHC、総排気量1833cc、出力93kW(126ps)/5500rpm、トルク170Nm(17.3kgf・m/4500rpm、変速機:7段DCT、タイヤ:前130/70R18、後200/55R16、価格:346万5000円(2023年2月16日発売) 写真のカラーは「ベータシルバーメタリック(ツートーン)」

ホンダのバイクの快適性の頂点ともいえるバイクがゴールドウイングだと思います。ゴールドウイングには、世界中のバイクの中で唯一無二の水平対向6気筒エンジンが搭載されていますが、特徴はそれだけにとどまりません。
ゴールドウイング ツアーは北米横断を視野に入れたスーパーツアラーです。北米横断は走行性能が優れているのみでは不可能。動力性能が優れているならば、それと同様に快適性や機能性といった項目も高性能でなければなりません。そのためゴールドウイングにはちょっと過剰とも言えるほどライダーとパッセンジャーをいたわる装備が多数あります。
そのうちの一つがグリップヒーターとシートヒーターの標準装備。ゴールドウイングは防風性能がたいへん優れているものの、それだけでは防寒性能は満たせません。やはりライダーの身体を直に温めることが必要。身体が冷えなければ身体機能は維持できるので、より安全に長距離を移動することが可能です。
ゴールドウイングは6気筒の水平対向エンジンを低い位置に積むため、走行性能がたいへん優れています。多気筒なので振動が少なく、加減速やコーナリング性能の高さはその巨体からは想像もできないレベルにあります。さらに、寒くないため、その性能を冬でも存分に楽しむことが可能でしょう。

BMW・K 1600 B
ちょいワルなバガースタイルでも快適性に抜かりはない
■K 1600 B主要諸元:全長2450×全幅1000×全高1340-1440mm、シート高750mm、重量354kg、エンジン:水冷4ストローク直列6気筒DOHC、総排気量1649cc、出力118kW(160ps)/6750rpm、トルク180Nm(18.4kgf・m)/5250rpm、変速機:6速リターン、タイヤ:前120/70R17、後190/55R17、価格:347万7000円〜

プレミアムツアラーとして存在感を放つBMW・K 1600シリーズ。そのうちの一台でトップケースを排除したバガースタイルのモデルがK 1600 Bです。トップケースがないことで車体の前部から後方まで流れるようなスタイリングとなっており、全高も抑えられたことでスポーティな印象さえも受けるモデルです。
そんなK 1600 Bはグリップヒーターとシートヒーターを標準装備しています。フロントスクリーンが低く、見た目としてはライダーに風が当たりそうですが、フロントカウルが走行風をいなしてくれるので思いのほか快適。人体に風が当たらないということは、ヒーター類の性能もしっかり引き出せるということにもなります。
K 1600といえば、現行市販車唯一の直列6気筒エンジンが大きな特徴。BMW謹製の滑らかな回転と上質な音が乗り手を癒してくれます。もちろん開ければ相応のトルクで一気に加速。トップケースがないということはそれだけ上部が軽量で、接地面を支点とした振り子による倒し込みの重さも小さく済みます。小さいカーブが続くような道でも自在に曲がれる楽しさを味わえます。

ハーレーダビッドソン・CVOロードグライドリミテッド
豪華ツアラーの代名詞は装備も値段もスペシャル
■CVOロードグライドリミテッド主要諸元:全長2570、シート高760mm、重量437kg、エンジン:水冷4ストロークV型2気筒OHV、総排気量1923cc、トルク166Nm(16.9kgf・m)/3500rpm、変速機:6速リターン、タイヤ:前130/60B19、後180/55B18、価格:577万2800円(モノトーン)〜

豪華ツアラーで。、名実ともに無二の地位を築いているのがハーレーのツーリングファミリー。大きなフロントカウルに加えて、サイドケースとトップケースを装着した姿は重厚感抜群です。そんなツーリングファミリーの中でひときわ異彩を放っているのがCVOモデルのロードグライドリミテッドです。
このCVOロードグライドリミテッドは、ハーレー謹製のカスタマイズモデルということで、派手なカラーリングをはじめとした特別装備が満載です。見た目に惹かれがちですが、しかしツアラーとしての装備も一級品。本記事のテーマでもあるグリップヒーターとシートヒーターといった防寒装備も抜かりなく装備されているのです。
どでかいカウルは防風についても高性能。加えてヒーター類のおかげで、体はいつでもほかほかです。このモデルはとにかく目立ちますが、走り出すととても優しい乗り味なのが意外に感じるところ。車体の重さがそのまま安定感に繋がり、軽量なスポーツ車を操るのとはまた違ったゆったりとした心地よさを味わえる一台。高速道路を巡航すると、この上なくハイな気分になります。

インディアン・パースート リミテッド
新世代スーパーツアラーは豪華装備が充実!
■パースート リミテッド主要諸元:全長2609×全幅990×全高1444mm、シート高672mm、重量416kg、エンジン:水冷4ストロークV型2気筒OHC、総排気量1768cc、178Nm(18.2kgf・m)/3800rpm、変速機:6速リターン、タイヤ:前130/60B19、後180/60R16、価格:478万6000円

本格的なクルーザーメーカーとして日本で存在感を増しているのがインディアン。インディアンはアメリカで最古のモーターサイクルメーカーですが、現在のモデルラインは、本場のクルーザースタイルを踏襲しているものの、水冷のV型DOHCエンジンを採用しているなど現代の技術がふんだんに盛り込まれています。
インディアンにはツーリング系のモデルもたくさん用意されており、そのトップエンドに君臨するのが「パースート リミテッド」。グリップヒーターはもちろんシートヒーターも完備されています。
畏怖さえ覚えそうな大型のフロントカウルにより防寒性能は言わずもがな。シートヒーターは前席だけでなく後席も温めるため、パッセンジャーも凍える心配はありません。パースート リミテッドは車重はどうしてもかさみますが、2人乗りを考えると、その車重はむしろ安定感と安心感を与えてくれるはずです。寒くなく怖くもなければ、奥様も誘いやすいのではないでしょうか。

冬にツーリングをするライダーに高速道路のPAで話を聞いたことがあります。「道路状況を事前に確認して、寒さ対策をしっかりして走れば、冬は空気が澄んでいて景色が綺麗に見えるので最高ですよ」。夏場では霞んで見えてしまう富士山なんかも、冬は青々とした空の下に雄大にそびえる姿をはっきりと拝むことができます。
そして何より旅の途中の温かい料理が美味しいですし、温泉に入るのも気持ちが良い。澄んだ景色に加えて、夏場は敬遠してしまいがちな「温」を味わい尽くせるのも冬の魅力です。
走らなければもったいないのが冬。防寒機能を備えたツアラーであれば、積極的に出かけたくなります!
レポート●ABT werke 写真●ホンダ/BMW Motorrad/ハーレーダビッドソンジャパン/インディアンモーターサイクル(ポラリス)
【ホンダ・ゴールドウイング ツアー】
https://www.honda.co.jp/GOLDWING/
【BMW・K 1600 B】
https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/tour/k1600b.html
【ハーレーダビッドソン・CVO ロードグライドリミテッド】
https://www.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/cvo-road-glide-limited.html
【インディアン・パースート リミテッド】




































