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「レブル×GBミーティング」で見たカスタム派レブル250
今をときめくホンダの人気車と言えば、レブルシリーズとGB350。そのオーナーさんに向けて、全国各地でホンダ主催「レブル×GBミーティング」が開催されています。
中でもイベント参加者で圧倒的に多いのがレブル250。スタッフの方によると、毎回半分以上がレブル250なのだとか。
特にレブル250は、足着きは良くて、車検も無い250ccで、50万円台という求めやすい価格……と、売れる要素満点のモデルですしね(GB350は発売してからそこまで時間が経過していないのもありますが)。
ただ、それだけの人気車だと被りたくないというか、「自分だけの1台」を作りたくなるオーナーさんも多いはず。そこで、7月30日に山梨県・ふじてんリゾートで開催された「レブル×GBミーティング」にて、カスタム派の車両を見てみました。
大胆カスタム!しかもDYI派!ブルーのカフェレーサースタイル

会場でとにかく目立っていたのが、鮮やかなブルーのレブル250。オーナーのヒデタソさん(30代)。会場の参加者からとにかく質問攻めされていました。
ハンドル交換&バーエンドミラー化で一見カフェレーサースタイルともとれますが、フォークブーツやショートフェンダー化でボバー的要素も(こだわりのビルトインウインカーのリヤフェンダーに注目!)。
ちなみに、ここに行き着くまで約150点くらいのパーツを試したそうで、現在はその中から選ばれし30点が装着されているそうです。
DIYで作業している部分も多く、「とにかく珍しい色にしたかった」という塗装も自身で。ただ、仕上がりは100%満足には達していないようで(経年劣化対策など)、今後色々考えていきたいとのことでした。






全塗装やパーツ試行錯誤の数々は、ヒデタソさんのYouTubeチャンネルに詳しく紹介されています。
https://www.youtube.com/c/hidetaso_channel/videos
純正車体色のイエローに合わせて

イエローのレブル250に乗る、るぐさん(40代)。
鮮やかなカラーリングはカスタムペイントかと思いきや、レブル250が初登場した2017年と翌2018年にだけ設定されていた「レモンアイスイエロー」で、この色が大変気に入っているとのこと。
そういえばレブル500にも赤があったような気がしますが、ビビッドな色がいつの間にか無くなっていますね……。
全体としてはノーマルのスタイルを崩さない方向ですが、マフラーはモリワキ製となっているほか、レバーやミラー、シートなど細かなカスタム多数。ラジエターガードもカスタムポイントのひとつで、「ペイントはまだちょっと修行が足りないかも……」と言いますが、車体色にあわせDIYで黄色く塗装されています。
ヘッドライトカウルはハーレーダビッドソンのスポーツスター・アイアン1200の流用とのこと。



20代のお友達同士、カスタムの方向性はそれぞれ違う
イエローのレブルに乗るみことさんと、シルバーのレブルに乗るしゅんさん。二人とも20代で、バイク繋がりではなく昔からの友達同士。

みことさんはカフェスタイル志向。低めのハンドル&バーエンドミラーでツボは抑えつつ、ヘッドライトカウルはハーレー用カスタムパーツの流用とのことです。
アンダーカウルが目を引きますが、それら外装パーツはタイのカスタムパーツメーカー・K-SPEEDによるディアブロというブランドのもの。インスタで見かけたのがハマったきっかけだそうです。
しゅんさんはツーリング志向ということで、ゆったりシートにリヤキャリヤ。でも、よ~く車両を見てみるとマフラーはレーシーなアイテムで定評あるオーバーレーシング製。「コレ、いい音なんでんです」と、一瞬ニヤリとするしゅんさんでした。





タイのカスタムパーツブランド「K-SPEED」
みことさんいわく「K-SPEEDのディアブロは、レブル250をカスタムする人の間では結構有名な存在です」。
筆者はレブル250のカスタム事情に疎いもので、スマホでK-SPEEDのパーツを調べつつ、改めて会場のカスタム レブル250をチェックしてみると……おお!特徴的なK-SPEED製タンクカバーを付けている車両が結構いますねぇ。



また、ヒデタソさんやみことさんのように「色変え」している方も少なからず。レブル250はブラックやシルバー、ブラウンなどシックな色が多いので、存在感抜群になりますしね。
一方、ちょっとだけカスタム派の方々から大胆カスタム派の方まで、定番化していると思われるのがレバー、ミラー、スマホマウント。そしてマットブラックのモリワキ製スリップオンマフラー装着率も高いように感じられましたが、純正カスタマイズパーツとしてラインアップされているのが大きいのでしょうか。
オーナーさんに話は聞けなかったものの……カスタム レブル250の数々
オーナーさんが見つけられなかったものの、引き続き大胆にカスタムされた車両を紹介していきましょう。
ちなみにレブルシリーズのデザインコンセプトは「SIMPLE、RAW(未加工の素材)」というもので、新車発表会では開発陣の方から「カスタムの素材としても楽しんでほしい」という話を聞きました。作り手の熱い思いがユーザーの皆さんに見事伝わっている……そこもまた大ヒットとなった要因なのかもしれません。
マットブラックの基調色にレッドのフレームが映える!アンダーカウルはK-SPEEDディアブロっぽいような? タンクキャップから丸い穴が並ぶタンクカバー、これはK-SPEEDディアブロでしょう!



マットのカーキでタンクやフェンダーをペイントし、ミリタリー調に仕上げられた車両。弾薬箱のようなサイドケースもマッチしています。星のロゴや、REBELの書体もいい雰囲気です。



ゼッケンプレートにセパハン&バーエンドミラー。ダートトラッカーとカフェレーサーの融合でしょうか。メーターはハンドル上に超コンパクトな液晶、タンクの左面には回転計? レトロさと近未来感の両方の要素があり、スチームパンク的な雰囲気も感じられます。
ステップはオーバーレーシング製となっていますが、先端が削れているということはかなり攻めているご様子です。ドレスアップというより「実戦用」!?




とにかく目立つでっかいカウル。イメージは『マッドマックス』のグースのバイク?

まとめ&写真●モーサイ編集部・上野
2022年8月25日追記:写真と動画を追加しました。