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ACTIVE(アクティブ)によるGB350S カスタム例
2022年3月24日~26日に開催された東京モーターサイクルショー。
高性能なカスタムパーツで知られるアクティブのブースには、人気のホンダ GB350Sをカフェレーサー風にカスタムした一例が展示されていました。
ノーマルだと乗車姿勢の楽なバーハンドルですが、なんとセパレートハンドル化。アクティブオリジナルのトップブリッジは仕上げも美しく、追加タコメーターとの一体感も見事。
リヤサスペンションはHYPERPRO(ハイパープロ)のエマルジョン ローダウン-20mm、フロントはハイパープロのスプリング&プリロードアジャスターを採用し、突き出し量を増やしてローダウン。
低く構えた姿が、とても渋くてカッコいいです。
ブレーキキャリパーは、高品質でレーシーなGALESPEED(ゲイルスピード)で、キャリパーサポートをオリジナルで製作。開発中というホイールはアルミ鍛造で前後18インチ。ノーマルのGB350Sは前19インチ、後ろ17インチですが、スポーティなタイヤを選択できるようにしたかったのだとか。このあたりにも走りへのこだわりがにじみ出しています。
パフォーマンスダンパーも装着し、おそらく高速道路でも旋回時も振動のないスッキリとした走りで、快適性にも配慮されていると思われます。
シートは純正のまま、「カバー」でシングルシートのイメージを再現
さらに編集部が注目したのは、リヤのリングルシート風カバー。
ノーマルのGB350Sは前後のシートが一体型ですが、この展示車はシングルシート風の丸みを帯びたテールカウルでカフェレーサーイメージを構築。
「お、シングルシートとテールカウルまで開発したのか、かっこいい!」と思いきや、シートは純正のまま。要はテールカウルをシートに被せているだけなのです。
一見、いや、よく見ても違和感のない仕上がりでした。
ということは、一人で走るときはシングルシート風のカフェレーサースタイル、彼女とのタンデムやツーリングで荷物を積むときはテールカウルを外して……という使い方ができる!
カッコよくて実用性もあるなんて、すばらしいアイテムではないでしょうか? GB350Sのカスタムに対する潜在能力の高さを示してくれた1台でした。
なお、一部部品は試作品ではあるものの、カスタム総額は「部品代だけで100万円くらいになりそう」とのことです。
レポート&写真●太田力也