バイクライフ

【予算約50万円の軽二輪選び】不景気だからこそスカッとスポーツしたい! 国産ロードスポーツ5選

何から何まで値上げの世の中……。景気高揚策としての定額減税が話題に上がる昨今、ひとり当たり4万円の恩恵が受けられるとは言え、それも1年で終わる措置。こんなときはスポーツバイクにでも乗ってスカッとストレスを発散したいところ。

「最近のバイクは高い!」とボヤくベテラン世代もいるかと思うが、軽二輪のロードスポーツモデルなら予算約50万円でも新車の選択肢が結構ある。原付二種も悪くはないが、どこにでも気楽に行くならやはり高速道路にも乗れるほうがいいし、軽二輪なら車検不要、燃費も良い傾向でまずまず経済的だ。
そこで当記事では「予算約50万円で考える国産軽二輪ロードスポーツ」を5機種紹介していこう。

ホンダ CB250R(56万4300円)

鋭い加速性能を追求したDOHC4バルブの水冷単気筒エンジンを、軽量なダイヤモンド型高張力鋼スチールフレームに搭載したネイキッドモデル。現代のスポーツモデルらしく、スリッパークラッチや倒立フォークを採用。しかも、IMU(慣性計測装置)の制御を生かしたABSも搭載されている。

体格を選ばぬ軽量コンパクトな車体とモダンクラシックなデザインで、気軽かつシャレオツに付き合えるのも魅力。コミューター的な使い方からツーリングまで、万能に使える1台と言える。

ホンダ CB250R主要諸元

■エンジン 水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク76.0×55.0mm 排気量249cc 圧縮比10.7 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力20kW(27ps)/9500rpm 最大トルク23Nm(2.3kgm)/7750rpm 燃費33.7km/L(WMTCモード値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速3.416 2速2.250 3速1.650 4速1.350 5速1.166 6速1.038 一次減速比2.807 二次減速比2.571 

■寸法・重量 全長2020 全幅805 全高1045 軸距1355 シート高795(各mm) キャスター24°44′ トレール93mm タイヤF110/70R17 R150/60R17 車両重量144kg

■容量 燃料タンク10L

■車体色 ブラック、ブルー、レッド

■価格 56万4300円

スズキ ジクサーSF250(51万4800円)

スズキ伝統の油冷機構を最新技術で生かしたOHC4バルブ単気筒を搭載するフルカウルスポーツ。実用的なパワー特性でエンジンは扱いやすいし、コンスタントにリッター30km/L半ばを記録する良好な燃費で航続距離も長いから(筆者実体験)ツーリングにも向く。
せっかくのフルカウルボディだが、スクリーンが低すぎるのと、カウル形状によるものか、防風効果が希薄な点が唯一惜しい。

スズキ ジクサーSF250主要諸元

■エンジン 油冷4ストローク単気筒OHC4バルブ ボア・ストローク76.0×54.9mm 排気量249cc 圧縮比10.7 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力19kW(26ps)/9300rpm 最大トルク22Nm(2.2kgm)/7300rpm 燃費34.5km/L(WMTCモード値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速2.500 2速1.687 3速1.315 4速1.111 5速0.954 6速0.826 一次減速比3.086 二次減速比3.076

■寸法・重量 全長2010 全幅740 全高1035 軸距1345 シート高800(各mm) キャスター24°20′ トレール96mm タイヤF110/70R17 R150/60R17 車両重量158kg

■容量 燃料タンク12L

■車体色 ブルー、ブラック

■価格 51万4800円

スズキ ジクサー250(48万1800円)

ジクサーSF250とエンジン&車体を共有するネイキッドモデル。ストリートファイター風のフォルムながら、尖った性能を追求したモデルではなく、エンジン特性も含めて万能で乗りやすい。
これまたSF250同様に燃費性能も優秀なうえ、国産250ccモデルで唯一50万円を切る価格を実現している。

まあ、その価格ゆえにリセールバリューは期待できないかもしれないが、むしろ何にでも使ってガンガン走らせる方がジクサー250の真骨頂かもしれない。

スズキ ジクサー250主要諸元

■エンジン 油冷4ストローク単気筒OHC4バルブ ボア・ストローク76.0×54.9mm 排気量249cc 圧縮比10.7 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力19kW(26ps)/9300rpm 最大トルク22Nm(2.2kgm)/7300rpm 燃費34.5km/L(WMTCモード値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速2.500 2速1.687 3速1.315 4速1.111 5速0.954 6速0.826 一次減速比3.086 二次減速比3.076 

■寸法・重量 全長2010 全幅805 全高1035 軸距1345 シート高800(各mm) キャスター24°20′ トレール96mm タイヤF110/70R17 R150/60R17 車両重量154kg

■容量 燃料タンク12L

■車体色 ブルー、ブラック

■価格 48万1800円

ヤマハ YZF-R15 ABS(55万円)

ヤマハのスーパースポーツ「YZF-R」シリーズの軽二輪モデルには、YZF-R25(250cc並列2気筒)もあるが価格は69万800円。予算オーバーだ!?
一方このYZF-R15は150cc単気筒で、シリーズ最小排気量のYZF-R125の兄弟車といえる存在。
車体・足まわりはR125と共通だが、ボア4mm拡大で150ccとしたOHC単気筒は過激な特性ではなく、意外にトルクフルで実用的。50.2km/L(WMTCモード値)の好燃費で航続距離も長い。

ちなにみヤマハにはYZF-R125とエンジン・車体を共用するネイキッドモデルMT-125、XSR125もあるが、それらの150cc版の国内正規販売も期待したいところ(お求めやすい価格で)。

ヤマハ YZF-R15主要諸元

■エンジン 水冷4ストローク単気筒OHC4バルブ ボア・ストローク58.0×54.9mm 排気量155cc 圧縮比11.6 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力14kW(19ps)/1万rpm 最大トルク14Nm(1.4kgm)/7500rpm 燃費50.2km/L(WMTCモード値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速2.833 2速1.875 3速1.363 4速1.142 5速0.956 6速0.840 一次減速比3.041 二次減速比3.428 

■寸法・重量 全長1990 全幅725 全高1135 軸距1325 シート高815(各mm) キャスター25°30′ トレール88mm タイヤF100/80-17 R140/70-17 車両重量141kg

■容量 燃料タンク11L

■車体色 ブルー、ブラック、グレー

■価格 55万円

スズキ ジクサー150(38万5000円)

国産軽二輪モデルでダントツの低価格を誇るジクサーシリーズの最小排気量モデル。250シリーズは油冷だが、こちらは空冷エンジンだ。

さて、その価格と150ccという排気量でジクサー150を侮ってはいけない。コミューターとしてはもちろん、ロングツーリングでも不満なしの万能性は筆者、実走取材で体験済み。実測でリッター50kmの燃費性能を持ちつつ、燃料タンク容量は12L。つまり、航続距離も凄いことになる。
高速道路での実用性を気にする声もあるようだが、普通に100km/h巡航できて、不安感もない。実に貴重な存在と言え、タフギア的に走り倒せる1台だ。

予算50万円で考えた場合10万円以上のお釣りがくるので、リヤキャリヤやトップケースなどツーリング向けの装備を買ったり、泊まりのロングツーリングの費用にあてたり、色々と夢も広がる。

スズキ ジクサー150主要諸元

■エンジン 空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ボア・ストローク56.0×62.9mm 排気量154cc 圧縮比9.8 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力9.6kW(13ps)/8000rpm 最大トルク13Nm(1.3kgm)/5750rpm 燃費50.0km/L(WMTCモード値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速2.750 2速1.750 3速1.300 4速1.045 5速0.875 一次減速比3.181 二次減速比3.000 

■寸法・重量 全長2020 全幅800 全高1035 軸距1335 シート高795(各mm) キャスター24°50′ トレール100mm タイヤF100/80-17 R140/60R17 車両重量139kg

■容量 燃料タンク12L

■車体色 ブルー、オレンジ、ブラック

■価格 38万5000円

【番外編】予算50万円台でも、350ccやアドベンチャーが選べる

ホンダ GB350(56万1000円)

軽二輪ではないけれど、むしろ「50万円台で買える400クラス」という貴重なモデル。加えて、クラシカルなデザインで幅広いユーザーから支持されている。
エンジンはロングストローク型の350cc空冷OHC単気筒で、テイスティなフィーリング。トコトコと走れるだけでなく、リッター40kmに迫るほど良好な燃費も魅力だ。

ホンダ GB350主要諸元

■エンジン 空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ボア・ストローク70.0×90.5mm 排気量348cc 圧縮比9.5 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力15kW(20ps)/5500rpm 最大トルク29Nm(3.0kgm)/3000rpm 燃費39.4km/L(WMTCモード値)

■変速機 5段リターン 変速比 1速3.071 2速1.947 3速1.407 4速1.100 5速0.900 一次減速比2.095 二次減速比2.500 

■寸法・重量 全長2180 全幅790 全高1105 軸距1440 シート高800(各mm) キャスター27°30′ トレール120mm タイヤF100/90-19 R130/70-18 車両重量179kg

■容量 燃料タンク15L

■車体色 ホワイト、ブルー、ブラック

■価格 56万1000円

スズキ Vストローム250SX(56万9800円)

エンジン・メインフレームはジクサー250がベースだが、専用の前後サスペンション/スイングアーム、19インチのフロントホイールなどを採用し、ダートの走破性も確保したアドベンチャーモデル。

ヤマハ セロー250などの手頃なオンオフモデルがない今日、旅にも使いやすいタフな汎用性が光る貴重な存在だ。純ロードモデル車ではないので「番外編」としたが、このようなどこでも臆せず走れるモデルは個人的に大好き。特に気軽な軽二輪クラスには、この手のバイクを常にラインアップしていて欲しいと思う。

スズキ Vストローム250SX主要諸元

■エンジン 油冷4ストローク単気筒OHC4バルブ ボア・ストローク76.0×54.9mm 排気量249cc 圧縮比10.7 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力19k(26ps)/9300rpm 最大トルク22Nm(2.2kgm)/7300rpm 燃費34.5km/L(WMTCモード値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速2.500 2速1.687 3速1.315 4速1.111 5速0.954 6速0.826 一次減速比3.086 二次減速比3.076 

■寸法・重量 全長2180 全幅880 全高1355 軸距1440 シート高835(各mm) キャスター27°00′ トレール97mm タイヤF100/90-19 R140/70-17 車両重量164kg

■容量 燃料タンク12L

■車体色 イエロー、オレンジ、ブラック

■価格 56万9800円

まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●ホンダ/スズキ/ヤマハ

  1. 最も乗りやすい大型スポーツバイク?『CB1000R』は生粋のSS乗りも納得のストリートファイター

  2. アパレルデザイナーが語る『CT125・ハンターカブ』。ワークブーツのようにタフでオシャレなバイク

  3. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  4. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  5. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  6. 160ccスクーターならではの魅力!PCX160だから楽しい、高速を使ったのんびりランチツーリング

  7. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  8. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  9. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  10. ツーリングに使えるバックパック&シートバック!便利なアイテムでかっこよく簡単に荷物を持ち運ぼう!

  11. どっちが好き? 空冷シングル『GB350』と『GB350S』の走りはどう違う?

  12. GB350すごすぎっ!? 9000台以上も売れてるって!?

  13. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

  14. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

おすすめ記事

【ヨシムラ】の「リムテープ」が愛車のホイールを輝かせる! チタンブルーが新登場だ!! モンキー125の純正シートをメンテナンスチェアとして使うブラケットセット 絶版バイク同様、値上がり続ける80〜90年代国産スポーツカー「R32スカイラインGT-R価格暴騰の理由」

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション