バイクライフ

2023【マン島TT 現地速報!】3日目 予選ナイトセッション「最速は平均速度約214.9km/hのディーン・ハリソン選手(カワサキZX-10RR)」

マン島 TT 2023

3日目:5月31日(水)予選ナイトセッション

3日目を迎えたマン島TT。グランドスタンド周辺の観客の数も少しずつ増えてきて、決勝レースに近づいている気配が漂ってきた。各チームも予選走行をこなすことでマシンとライダーのセットアップも進んでいるようだ。

本日は夕方から予選走行(ナイトセッション)が行われた。道路封鎖が行われると、それまでコース上を走っていたクルマとバイクの姿が消え、数十分の静寂が訪れる。観客もやや緊張を感じる瞬間だ。

各チームのピット前は追うごとに賑わっている。イギリス国内はもちろん、ヨーロッパ各国やアメリカ、オーストラリア、そして日本からもマン島TTを観戦にやってくる。

そして18時20分、スーパーバイク(1000cc、SBK=スーパーバイク世界選手権並みの改造)とスーパーストック(1000cc市販車=軽微な改造のみ)の予選走行3回目がスタートした。
ここで最速ラップを叩き出したのは、カワサキ ニンジャZX-10RRを駆るディーン・ハリソン選手で、16分57秒330、平均速度は133.514mph(約214.9km/h)を記録。
2位につけたホンダ CBR1000RR-RファイアブレードSPのマイケル・ダンロップ選手は16分58秒453、133.367mph(約214.6km/h)とわずかに及ばなかった。

スーパーストックでトップタイムを記録したのはBMW M1000RRのピーター・ヒックマン選手で16分59秒087、133.284mph(約214.4km/h)。マイケル・ダンロップ選手はここでも4秒届かずの2位となった。

スーパースポーツでもピーター・ヒックマン選手は一番時計を記録する好調ぶりで、17分47秒783、127.206mph(約204.7km/h)。そしてマイケル・ダンロップ選手はここでも約2秒差での2位となっている。また、このクラスでは山中正之選手がホンダ CBR600RRを今回初ライド。2周のラップを無事にこなした。

スーパーツインは、18分43秒360、120.912mph(約194.5km/h)を記録したジェイミー・コワード選手がトップタイム。サイドカーは、ベン・バーチャル選手/トム・バーチャル選手の兄弟コンビが19分06秒004、118.623mhp(約190.9km/h)を叩き出した。

本日はコースサイドで撮影終了後、ピットに戻れた22時すぎには山中選手がすでに帰宅していたため、コメントをとれなかった。明日は本日のぶんも含めてしっかりとコメントを聞くので、少々お待ちいただきたい。

■撮影場所はカークマイケル。ここはコースぎりぎりまで民家の壁が迫るセクションで、またなだらかに下っていくため場所によってはウィリー不可避な場所でもある。ライダーはスーパーバイクのベストラップを叩き出したディーン・ハリソン選手(カワサキ ニンジャZX-10RR)。

■前を走るマイケル・ラッター選手(ホンダ RC213V-S)を激しく追い上げているのはマイケル・ダンロップ選手(ホンダ CBR1000RR-RファイアブレードSP)。ホンダのMotoGPレプリカと1000ccスーパースポーツ車の一騎打ちという珍しい場面でもある。

■サイドカーの予選走行は毎日セッションの最後に行われるため、西日がかなり強烈になる。カークマイケルのようにコースの両側に民家が立ち並ぶ場所ではコースのほとんどが日陰になってしまう。ちなみに撮影時刻は20時30分をすぎているのだが、高緯度地帯にあるマン島は日の入りが遅い。本日の日の入りは21時41分だ。

■ピットでCBR600RRのポジション調整をする山中正之選手。国内でもマン島でもCBR600RRに乗り続けていたから馴染みのマシンではあるが、年式が異なることもあってセッティングはより慎重に行っている。

■こちらは山中選手(ホンダ CBR600RR)。コースサイドの観客との距離の短さがあらためておわかりいただけると思う。これくらい近いと、ライダーが通過するときには風圧だけではなく音圧も全身に感じられる。

■ファンの求めに応じてサインと握手をかわす山中選手。

レポート&写真●山下 剛

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