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保険会社アプリと連動するドラレコ「ONES ドライブレコーダー」
大手バイク販売店のレッドバロンと、ドライブレコーダー(以下ドラレコ)やビデオカメラなどを製作する電機メーカーのJVCケンウッド、バイク保険などを取り扱う保険会社のあいおいニッセイ同和損保の3社がドラレコ「ONES ドライブレコーダー」(3万8280円)を共同開発し、2021年6月21日から全国のレッドバロン店舗で販売する。
また、この発売と同時にあいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険契約者向けスマートフォンアプリ「エマージェンシーNAVI(エマNAVI)」も提供を開始する。
「ONES ドライブレコーダー」は防塵防水、耐振動で昼夜を問わず高画質での撮影が可能
走行による振動や雨風に晒され続けるバイク用のドライブレコーダーには、高い耐環境性能が求められる。レッドバロンによると「ONES ドライブレコーダー」は部分によりIP55相当(本体)からIP67相当(カメラ部など)の防塵防水性を持ち、耐振動性にも配慮されているという。
また、録画についてもフルHD画質を実現、電子式ブレ補正機能や録音時のノイズキャンセル機能などを搭載し、昼夜を問わず質の高い映像を撮影できるとのことだ。
「エマNAVI」は事故の際ワンタッチでオペレーターに繋がる保険アプリ
同時に、あいおいニッセイ同和損保からリリースされるスマホ向け無料アプリの「エマージェンシーNAVI(エマNAVI)」。このアプリは、「ONES ドライブレコーダー」で撮影した事故映像をスマホから簡単にあいおいニッセイ同和損保へ送信できるほか、万が一の際にはアプリ上からワンタッチでオペレーターと繋がり「救急車の要請」「警察への通報」「ロードサービスの要請」等を代行、取次ぎしてもらえる機能をもつ。
「エマージェンシーNAVI」は下記を満たしたユーザーを対象に提供される。
1、「ONES ドライブレコーダー」を購入・取り付けた車両を所有している。
2、バイク用ドラレコとスマホを無線LANで接続し、映像の確認や動画のダウンロードを可能にするスマホ向けアプリ「ツーリングEYEs」(リリース元:JVCケンウッド、無料)をインストールしている。
3、あいおいニッセイ同和損保のバイク保険に加入している。
アプリとドラレコの連携でユーザーの手間軽減、保険金払いの迅速化に期待
これまでは、ドライブレコーダーで撮影した映像はSDカード等の外部媒体に保存され、保険会社に送付する際はパソコンなどを仲介するのが一般的だった。しかし「ONES ドライブレコーダー」と「エマージェンシーNAVI(エマNAVI)」を導入することで、スマホアプリからダイレクトに事故映像を送付できるようになる。事故処理におけるユーザーの手間が軽減されると同時に、保険会社がより正確に事故の状況を把握できるようになることから、より迅速な保険金の支払いを実現することが期待される。
「ONES ドライブレコーダー」を購入できるのはレッドバロン会員のみ
「ONES ドライブレコーダー」を購入できるのはレッドバロン会員のみで、購入にあたってはレッドバロンからさまざまなキャンペーン・特典が用意されている。
例えば、レッドバロンでの車両購入と同時に購入した場合「ONES ドライブレコーダー」の本体価格が5000円値引きされる。
また「ONES ドライブレコーダー」を装着した車両をレッドバロンで売却する場合、取り付け済みの「ONES ドライブレコーダー」を1万円で下取りしてもらえる。
更に「ONES ドライブレコーダー」には「ドラレコあんしん補償」が付帯し、製品保証でまかなえない盗難被害や転倒による破損の際にも無料交換・修理が受けられる(取り付け作業料は別途必要。期間は1年間)。
バイク販売台数の多いレッドバロン、これまでも高品質のドラレコを作ってきたJVCケンウッド、クルマやバイクなど多くの乗り物系保険を扱うあいおいニッセイ同和損保、各業界大手の3社が協力することで、万が一の事故時に心強い「ドライブレコーダーと保険アプリが連動するサービス」が実現した。多くのユーザーにとって役立つものになりそうだ。
まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●レッドバロン/山内潤也