サイン・ハウスはB+COMシリーズの新型インターカム、B+COM ONE(ビーコム ワン)を1月31日に発売した。価格は、オープンフェイスヘルメット用のアームマイクUNIT、フルフェイスヘルメット用のワイヤーマイクUNITともに2万7000円(1台・税別)。
B+COM ONEは、シリーズのフラッグシップモデルであるSB6Xの機能を取り入れつつ、価格を抑えたエントリーモデル。
6人同時通話を実現する「B+LINK」通話機能や、B+COMシリーズの旧モデルだけでなく他社製インカムとも簡単な操作で接続できる「ユニバーサル通話機能」&「ユニバーサル・レシーブ機能」、大出力D級デジタルアンプと高磁力ネオジムマグネットを搭載した高音質スピーカーによる「B+COM SOUND SYSTEM」などを搭載しながら、税込みで2万円台という手に取りやすい価格を実現したのが特徴だ。
フェイスプレートが交換できるスタイリッシュなデザインや、優れた操作性も上位モデル譲りだ。上下ふたつのボタンと後部のボリュームダイヤル兼デバイスボタンというシンプルな操作系を持つため直感的に操作できる。また、筐体重量は僅か43gと、SB6Xの60gから大幅に小型化・軽量化されているのもトピックだ。
その他、タンデムライダーと音楽をシェアする「B+COMオーディオシェア」機能、日本語音声案内、IP67相当の防水性能などを備え、最大で約12時間のインカム通話時間、約14時間の音楽再生時間、も実現するなど、スタンダード機とは思えない充実した性能を持っている。

●上:SB6X、下:ONE。筐体が大幅にコンパクト化されているのが分かる
では、SB6Xとはどこが違うのか。最も異なるのは、ONEに搭載されるブルートゥースチップはひとつだけということ。
ふたつのブルートゥースチップを持つSB6Xはスマホなどで再生した音楽を聞きながらインカム通話もできる「聴きトーク」が可能だが、残念ながらONEには搭載されていない。
そのため、友人たちと会話を楽しみながら走るマスツーリング派はSB6X、マスツーリングもするが普段はソロツーリングが多いというライダーはONEが適していると言えるだろう。

●本体、マイク、左右のスピーカー、ヘルメットへの設置キットなど一式が揃ったオールインワンパッケージとなっている。なお、充電は次世代USB規格のUSB-Cコネクタを使って行う
優れた機能・性能を持ちつつ、小型・軽量化され価格もダウンしたB+COM ONE。初めてインカムを買う人はもちろんだが、通話できる人数が少なくペアリングなどの操作が複雑だった古い機種を使っている人や、SB6Xを持つツーリング仲間の輪に入りたいというライダーにお薦めしたい。
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