最近のレースシーンにおける各社マシンは、ブランドカラーやスポンサーカラーが基調となったものが大半である。
では、ヤマハのレースカラーはと聞かれたらファンの大半は「ブルー」と答えるかもしれない。
ヤマハ発動機の専業子会社であるワイズギアからリリースされているAuthentic Sports外装セットに、壮年のファンは懐かしさを感じるはず。また、若者世代には新鮮に見えるのではないだろうか。
まさに、このストライプカラーこそ、ヤマハの伝統カラーであり、往年のイメージを現代によみがえらせたと言っても過言ではない。
シックなバリエーションが売りのMT-09に、オーセンティック外装を装着するだけで、上品且つレーシーなイメージに変貌する。カラーリングやグラフィックの持つ力はやはり偉大だ。これだけのものをカスタムペイントすると相当な額になる。設定されている価格はリーズナブルだろう。オーセンティック(本物)というネーミングどおり、ヤマハのヒストリーを語るうえで、ファンにはたまらない一品だ。

赤色はセンターとサイドのラインで使われ、細いラインがアクセントになっている。白の上に乗ると音叉マークが一際鮮やかに見える。MT- 09のフューエルタンクは複雑な面を持つ造形なのだが、このカラーリングだとすっきりとした感じになるから不思議だ。

センター赤ラインの延長線になるフロントフェンダーは全面赤になる。これはレーシングマシンも同じ。

ストライプをバイクのボディラインに合わせてデザインされているからパーツ単位でも見事にマッチしている。オーセンティック外装セットはフロントフェンダー、エアスクープ、サイドバイザー(ライト下)、フューエルタンク、ラジエターサイドカバー、サイドカバー一式で12万6500円となる。
CONTACT
問い合わせ先 | ワイズギア |
---|---|
電話番号 | TEL:0570-050814 |
URL | https://www.ysgear.co.jp |
report●石橋知也/photo●佐藤竜太・モーターサイクリスト編集部