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■メーカー希望小売価格:5万5800円(発売は2022年9月15日から。ただしカルドプロショップ店では9月1日から先行発売)
通信状態を改良した「第2世代のDMC」ほか、多機能を搭載
ツーリングというのは、すでに情報戦(!?)である。アスファルトや風との対話に浸っていたのは遠い昔。現状は走りながらつねにマップ、天候、目的地、電話、音楽、そして同行する仲間の声を情報として取り入れつつ、忙しくマシンの舵をとるのがバイク旅のようだ。当然、必携武器となるインカムは、便利で高性能なマシンでなくてはならない。
そこでさっそく、最新の「PACKTALK EDGE(パックトークエッジ)」が9月から発売を開始されるので、その機能を紹介したい。カルドのフラッグシップとして高性能インカムの頂点にあるモデルだ。
いちばんの特徴は「第2世代のDMCを搭載」していること。これにより従来モデルよりも安定した接続となり、より簡単となったグルーピングとクリアな通話を実現している。カルドのインカムのなかでも「パックトークエッジ」にしか搭載されていない技術だ。
「エアーマウント」も新しく、便利な機能。ヘルメットのインカムホルダー(マウント)に本体を近付けるだけで、マグネットの力で簡単に装着できる。首横の装着は目に見えず、手探りでの作業なのでうれしい。
「いつでもアップデート」機能はケーブルをつながずにアプリ利用でのアップデートを可能としている。カルドが二輪インカム業界で初採用した。3ヵ月に1回程度予定されているシステムのアップデートが楽になる。
ほかにも、インカムの基本性能として重要な、高い防水・防塵性能、オーディオシステムとして「JBLサウンドシステム」、声でインカムを操作する「ボイスコマンド」、他社製インカムと接続できる「ユニバーサル接続」と、高性能・高機能が満載だ。
■カルド「パックトークエッジ」仕様
価格:5万5800円
サイズ:46×84×23mm
重量:47g
スピーカー:40×10mm(スポンジを除く)
連続通話時間:13時間
バッテリー充電時間:最大2時間(20分の充電でも最大2時間通話可能)
連続待機時間:10日間
製品保証:3年間
■基本情報
他社インカムとの接続/通話:可能
作動温度:−20度〜55度
防水・防塵機能:あり
FMラジオ機能:あり
ソフトウェアアップデート:いつでもアップデート(無線通信)/USBアップデート(有線通信)
デバイス設定:カルドコネクトアプリ
■通信機能
モバイル/GPS 2台接続可能
第2世代ダイナミックメッシュコミュニケーション(DMC)
Bluetooth 5.2
ユニバーサル接続
TFT互換
■インターコム
第2世代ダイナミックメッシュコミュニケーション(DMC)
自動再接続機能(ライブインターコム)
HDオーディオBluetoothインターコム
グループ通話人数:最大15人
最大通信距離(ユニット間):1.6km
■インターフェース
ボイスコマンド
多言語対応
■音声
JBLによる音響
40mmのJBLスピーカー
JBLオーディオプロファイル
自動音量調整
■認証
CE、FCC/IC、SIG BT、TELEC、UKCA
7月に発売されたばかりの「FREECOM(フリーコム)」「SPIRIT(スピリット)」とはココが違う!
7月にカルドから「フリーコム」と「スピリット」が発売されたのはまだ記憶に新しい。「パックトークエッジ」を含めいずれも最新機種ということで、購入には迷ったときのアドバイス。
下表を見ていただきたいが、同ブランド内各製品の性能・機能の差別化はこのようになっている。各モデルが価格に応じた高性能を示す中、いちばんの違いはやはり核となるBluetoothインターコム。「パックトークエッジ」の第2世代DMCの高性能が光る。重要なメッシュ通信の通話品質を高めている。
ちなみにメーカー希望小売価格は、「スピリット」が1万4900円、「スピリットHD」が2万1900円、「フリーコム2x」が2万9900円、「フリーコム4x」が3万8800円、「パックトークボールド」がシングル4万480円/デュオ7万6450円、「パックトークエッジ」が5万5800円となっている。
基本的には価格差がそのまま性能差になっているので、予算を第一に考えて選ぶとよい。そのうえで、必要通話人数やボイスコマンドの必要性などにこだわりがあるなら加味して選択したい。
参考:カルド従来製品と「パックトークエッジ」の比較
レポート●モーサイ編集部 写真●岡田商事
■問い合わせ
岡田商事
http://www.okada-corp.com/
■cardo
https://cardosystems.jp/