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A.S.H.ブランドの燃料添加剤 A.S.H.オクタンブースターの実力!「パワーアップとノッキング抑制を両立!」

夏場のパワーダウンを燃料添加剤でフォローできないか?

クルマでもバイクでも、夏場にパワーダウンするという話を聞いたことがあると思います。クルマの場合はエアコンの使用などが大きく影響する面もありますが、気温が高い状態はそもそもエンジンにとって不利な条件。

というのも、気温が高くなると空気(気体)は膨張するわけですが、その結果、同じ体積あたりの成分が薄くなる。つまり同じ量の空気をエンジンが吸っていても、燃焼に必須な酸素が少なくなりパワーダウンしてしまう、と。

理由はそれだけじゃないのかもしれませんが、筆者のモトグッツィ V7ストーンも朝から30度オーバーみたいな猛暑の日々では明らかに元気が無い。普段は車体も揺らすくらいドコドコ、ダカダカ、勇ましく回る空冷V型2気筒エンジンなんです。OHVですけど。

それが、ポフ、ポフ、ポフ……と気合が抜けた様子になっておりまして。
そんな夏バテしたエンジンを手っ取り早くフォローできないかと思い当たったのが、ガソリンタンクに入れるだけの燃料添加剤。モーサイwebでレポートしている高品質オイル「A.S.H.」ブランドには各種添加剤もラインアップされており、それを試してみることにしました。

燃料添加剤 A.S.H.オクタンブースターというものなんですが、商品の説明を見てみると「モーター法で約2、リサーチ法で約4のオクタン価を上げることができます。同時に燃料としてのカロリーも上昇するよう開発されているので、耐ノッキング性とパワーアップの両立が望めます」ん?

ガソリンエンジン車向けの燃料添加剤、A.S.H.オクタンブースター(1缶200ml、2844円)。A.S.H.ブランドはオイルだけでなく各種添加剤も自社開発している。

オクタン価が高いのがハイオク。でもって高性能車はハイオク指定。「そうか、オクタン価を上げれば自分の愛車も高性能に!」という単純な話ではない!? 大変不勉強でした。

そこで、A.S.H.ブランド製品を取り扱い、自身で開発にも携わっているジェイシーディプロダクツ代表・岸野 修さんからオクタンブースターが作用する仕組みについて教えてもらいました。

「オクタン価を上げると異常燃焼を抑えられます。圧縮比が高いエンジンやターボのエンジンは異常燃焼……ノッキングが起こりやすい傾向がありますので、高性能車はハイオクを使うわけですが、昔はオクタン価を鉛で調整していました。有鉛ガソリンと呼ばれていたものです」

確か、排ガスの毒性や大気汚染の原因になるなどで有鉛ガソリンは廃止されたような。

「今は鉛ではなくMTBEというアンチノック剤でノッキングを抑えるようになっています。ただ、鉛はノッキングを防ぐだけでなく、カロリー……エネルギーを上げる効果もあったのですが、MTBEはカロリーは上げてくれません。オクタンブースターは有機マンガンでオクタン価を上げてるものなのですが、有機マンガンはカロリーも上げてくれるので、パワーもしっかり出るのです。夏場のパワーダウンを補ってくれる可能性も十分あると思いますよ」

耐ノッキング性能とパワーアップ、ふたつの面があるということで、実走テストではその両者に注目してみました。

常時気温30度オーバーの中でもパワフルに走る

さて、A.S.H.オクタンブースターはガソリン40〜60Lに対し200ml(1缶)を注入するものですが、モトグッツィ V7ストーンの燃料タンクは21Lなのでその半分、100mlを入れました。
テストは7月末日、首都圏は朝から気温34度の猛暑日。山梨県への日帰りツーリングで約300kmの行程を走行しました。ちなみに標高がそれなりに高い河口湖近辺でも車載の外気温計は32〜34度を示しており、常時気温30度以上の中での走行だったと思われます。

A.S.H.オクタンブースターはガソリン40〜60Lに対し200mlを添加という比率。

真っ先に感じられたのは発進時のパワーが甦ったこと。いや、むしろ調子が良く感じられる秋〜冬よりもパワフルかも。
普段、信号待ちからの発進などではスロットルを開けずにアイドリング(大体1400rpm)でクラッチを繋いじゃうタイプなのですが、それまでソロソロ〜っと前に進んでいたのが、グッっと力強く進む感じに。
アイドリング時の感触もドコドコ、ダカダカに戻ってきました。

ワインディングや高速道路でスロットルを大きく開けたときもパワフルな加速(特に3000rpmくらいから)。それまでギヤを1速落とそうか……という場面でも力任せで対応できてしまう感じもありました。

テスト車はモトグッツィ V7ストーン。2015年に新車で購入し、走行距離は約3万km。諸元上の最高出力は50ps、「現代のナナハンのバイク」として考えるととても遅い。

アイドリングと変わらないような回転数でもギクシャクせず粘る!

一方の耐ノッキング性能はどうだろうということで、高いギヤでの低回転走行にトライしてみる。
最大トルク発生回転数が2800rpmということもあってか(低ッ)もともと低回転に強いV7ストーンですが、さすがに4速、5速で2000rpmを下回るとガキガキ嫌な音がしてきます。これは夏場に限らず普段のお話。

ここからはオクタンブースター投入後のお話。トップ5速、2000rpmで車速は約50km/h。ガキガキいう様子は無し。そこからスロットルを開けていくと、普通についてきます。
さらに回転数を落としてみる。アイドリングとほぼ変わらない1500rpm、車速は45km/hくらい。若干辛そうな気配は出てくるものの、そこからでも開ければ普通に進んでいく!!

今回はあくまで実験ということで、ここまで低回転を使って走る場面は普通ありませんが、上り坂などでうっかり回転が下がってきてノッキング気味に……ということはあると思います。
そんなときでも嫌な音や振動が出ないのは、走っていて気持ちがいいだけでなく、エンジンの負担も軽減されていると考えると、二重に気持ちがいいものです。

燃料タンク少なめの車種なら1缶で3回使える

V7ストーンは何のことないオンロードモデルに見えるくせして、21Lというやたらとデカい燃料タンクがついていますが、昨今のバイクは12〜15L位の燃料タンク容量が多いと思います。であれば、200mlの1缶で3回に分けて使うとちょうど良さそう。

8月のみならず、9月も気温の高い日が続くと思われますが、夏季休暇や連休などで走りに行きやすい時期でもあります。そんな季節に1缶2844円で、バイクはパワフル、気持ちのいい日帰りツーリングを3回!
そう考えると、コストパフォーマンス面でもけっこういいアイテムだと思うのです。

レポート●モーサイ編集部・上野 写真●モーサイ編集部

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JCD PRODUCTS(ジェイシーディプロダクツ)
TEL:075-644-4176(ジェイシーディジャパン)
http://www.jcd-products.com

 

「A.S.H.ブランドではオイル添加剤もラインアップ!」ヤマハ セローによるテストレポートを読む

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