手に取りやすい価格が魅力のHARD WORXのリヤ&パニアケース
BMW R 1250 GSを筆頭とするアドベンチャーバイクには、シートバッグやサイドバッグのような荷崩れや盗難の心配がなく、樹脂製にはない高級感を持った金属製ケースがよく似合う。しかし、海外の有名メーカー製の多くは、トップケースが5万円以上、パニアケースは左右セットで10万円オーバー。専用キャリヤ込みだと20万円を軽く超えてしまい、アンダー400ccクラスのライトなアドベンチャーには文字どおり「荷が重い」。
ライズが立ち上げたラゲッジブランド、ハードワークスのトップ&パニアケースは、強度を高めるリブを設けた堅牢なアルミ製ながら有名メーカー製の半額以下という価格設定が魅力だ。この差がブランドの価格と言えるが、もちろんそれが実用性の差とはならない。
ハードワークスは、容量の異なる4種類のトップケースと2タイプのパニアケースをラインアップ。別売りのパニアケース用のキャリヤは、排気量こそ小さいが旅バイクとして高い実力を持つスズキVストローム250用とホンダ400X用が用意されている。実はこの両車、金属製ケースの純正オプション設定がなく、高価なブランド品を選ばざるを得ない。本格的な作りを持ちつつ財布に優しい金属製ケースの登場は、多くのライダーにとって朗報と言えるだろう。
HX55 トップケース 55L
価格:3万9600円
カラー:ブラック、シルバー
容量:55L
サイズ:H34.5×W46×D40.5cm
HXS38 パニアケース 38L
価格:7万5900円(左右セット)
カラー:ブラック、シルバー
容量:38L
サイズ:H38×W46×D23cm
HXS-SC2 400X用リア&サイドキャリアセット
価格:2万9700円
カラー:シルバー
report●モーターサイクリスト編集部 photo●長谷川拓司