GP史に残る熾烈な戦いが繰り広げられた1983年のWGP500。
40年近く経った現在でも語り継がれるこのバトルの主役はケニー・ロバーツとフレディ・スペンサーだった。
2人は5ポイントという僅差で最終戦へ突入していく。V4エンジン搭載のヤマハ YZR500と、投入2年目のホンダ NS500というメーカー同士の開発競争もヒートアップ。
彼らの戦いはどのように展開されたのか。
本人はもちろん、エンジニア、ライバルたちの証言から、レースの興奮を再現。世界を極めるために燃やされた情熱は、一体どのようなものだったのか。
その時は語られなかった、1983年WGP500の真実を検証する。
CONTENTS
■1983年WGP500全戦レポート
■証言「ケニーロバーツ&フレディ・スペンサー」
<KENNY ROBERTS>
ヨーロッパ中心で動いていたGP界を変えKINGと呼ばれた男
<FREDDIE SPENCER>
常識を越えた走りでGP界を震撼させた男 「FAST FREDDIE」
■福田照男がGPの現場で見た、ケニーvsフレディの戦い
「それは83年のケニーとフレディにあった」
■HONDA NS500/YAMAHA YZR500 マシン詳解
■INTERVIEW
「83年を戦った0W70とは? それを造り出した研究2課とは?」
元ヤマハエンジニア 塩原正一/北川成人
「NS500はキングを追い回すためすべてを選択した」
NS500開発プロジェクトリーダー 宮腰信一
「彼らは神の領域で走っている」
元GPライダー 片山敬済
「可能性を秘めながら消えたチャンピオンマシン・NS500」
車体設計者 角田和彦
■価格
税込 1650円(本体 1500円)
■発売日
2022年5月31日(火)発売
■総ページ数
A4正寸・並製・100ページ
全国の書店、オンライン書店、八重洲出版オンラインショップで販売中。