名車「Z1」を現代的にリバイバルしたデザインで、多くのライダーに愛されているカワサキ Z900RS。確かにそうしたデザイン面は同車の魅力であるが、Z900RSは懐古主義のバイクでも、見た目だけのバイクでもない。
エンジン・車体構成はスポーツネイキッドのZ900をベースに造られているだけあって、スポーティな走行性能もまた特徴であるほか、ツーリングバイクとして愛用している人も多い。
そうしたZ900RSが持つ様々な魅力を「カスタム」という方法を通じてもっと多くのユーザーに楽しんでもらえるのではないかと、カスタムパーツブランド「STRIKER」がZ900RSコンプリートパーツパッケージ「SZ022」を2022年の発売に向け、着々と開発を進めている。

STRIKERのZ900RS用コンプリートパーツパッケージとしては、これまで販売してきた「SZ021」があるが、「SZ022」はその進化版。
主力パーツであるマフラーやステップなどをメインとし、新たに開発されたパーツを含め、厳選されたSTRIKER製パーツをコンプリートパッケージとして発売する。
ベーシックなパッケージだけでなく、カスタムペイント、エンジンやサスペンションのチューニングなども行ったフルカスタム版「フルコンプリートパッケージ」も用意され、細かい仕様も相談可能だという。
ただし、STRIKERコンプリートパッケージの魅力は「パーツをお得にまとめて買いできる」という単純なものではない。
ワインディングを気持ちよく走りたい、快適にツーリングをしたい、サーキット走行も楽しみたい……など、ユーザーが求めるものは様々だ。
STRIKERが持つ足まわりのセッティング、車両全体のトータルバランスチューニングのノウハウに基づき、そうしたユーザーの希望に応じたカスタムの相談ができるので、購入後も不安なく、長くカスタムを楽しむことができるのが最大のメリットと言えるだろう。
レース「テイスト・オブ・ツクバ」でSTRIKEのZ900RSデモ車を展示!
旧車から現行車までが活躍する市販車改造レース「テイスト・オブ・ツクバ」。
2021年11月6〜7日に開催されたその「2021 KAGURADUKI STAGE」にSTRIKERが出展、Z900RSカフェのデモ車とレースでの使用も可能としたZ900RSコンプリートパーツパッケージ「SZ021」を展示した。
STRIKERというと「走り系カスタム」のイメージが強い人もいるかもしれないが、ブースでは近年人気を集めているSTCステップキット(STCはスポーツ・ツーリング・コンセプトの意)やアルミビレットパーツなどツーリング系、ドレスアップ系パーツも多数展示。
また、Z900RSカフェのデモ車はまたがってステップ位置を体感できたほか、マフラーサウンドを聞くことができるなど、製品を直接目の前にしながら来場者との交流も行われた。その場で聞かれた意見や希望は、今後のパーツ開発にも取り入れられていくそうだ。


まとめ●モーサイ編集部 写真●カラーズインターナショナル