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「ヘルメットの隙間から麺をすする」個性的なパッケージ画は地元出身のイラストレーター小川健一さんがデザイン
「ライダー麺」という袋売りのラーメンが、バイクツーリングの聖地である北海道は北見市の津村製麺所「株式会社ツムラ」で今年2021年8月上旬から売り出されています。このライダー麺、パッケージには北海道内のツーリング名所が描かれ「バイク乗りのための麺」と銘打っての商品となっています。
「ライダー麺」は乾燥麺とスープがセットとなっていて、スープの味は「ほたて白湯味」「熟成みそ味」「とんこつしょう油味」の3種類。乾燥麺と言ってもインスタントではなく、道東北部のオホーツク圏で作られた小麦を使用する本格的な麺です。
販売元の津村製麺所によると「ライダー麺」のパッケージに描かれた個性的なイラストは、北海道釧路市生まれのイラストレーターで自身もバイク好きの小川健一さんの手によるもので、3種類のスープの味にちなんだツーリングの名所と、それに合わせたバイクとライダーが描かれています。
モチーフを監修したのは『ツーリングマップル北海道』(昭文社)などで活躍するフォトグラファーのHokkaider小原信好さん。
つまり「ライダー麺」は津村製麺所、Hokkaider小原信好さん、イラストレーター小川けんいちさんという北海道つながり3者のコラボレーションで実現した商品なのです。
パッケージラベルは絵葉書に、外袋は防水袋になる
「ライダー麺」は、どのあたりに「バイク乗りのための麺」としての工夫が凝らされているのでしょうか。開発の経緯とともに、製造販売元の津村製麺所こと株式会社ツムラの津村健太社長にお話をうかがいました。
「数年前に小原さん、小川さんとバイクの話で盛り上がったときに、ライダーのための麺という話が出てきたんです。パッケージラベルが絵葉書になったり、おまけでステッカーが付いてたりしたらいいよね、なんて話をしていました。ネットやSNSの時代に絵葉書も無いかななんて思っていたんですが、北海道に来てます的なものがあってもいいよねとか」
「北海道にバイクで来てくれる皆さんに向けて、買って食べていただくだけではなく、もっとワクワクするような商品にしたかったんですね。それで実際にやってみようということになって製品化しました」
「弊社はオホーツク産の小麦粉を使った生麵も扱っていますが、持ち運びや日持ちを考えて乾麺に。インスタント麺と違ってしっかりとしてもちもちした食感が味わえるようになっているんです。そこにほたて白湯味、熟成みそ味、とんこつしょう油味のスープを用意しています。パッケージはスープの味によって変えていますが、イラストはそのスープの味にちなんだツーリングの名所を描いてもらっています。ほたて白湯味は美幌峠とスーパースポーツに乗る走り屋ライダー、熟成みそ味は美瑛の丘とオフロードライダー、とんこつしょう油味はエサヌカ線とカブライダーとなっています」
「パッケージラベルは先ほどもお話しした絵葉書に、外袋は開封後に防水袋にも使えるチャック式、中にはステッカーがおまけでついていますのでバイクなどに貼ってもらえると北海道の思い出になると思います」
「現在は津村製麺所の直営店TSUMUGU LABO、ツーリングシーズン中であれば小原さんの始められたお店のHOKKAIDER BASEなどでご購入いただけます。今後は道内のバイクにゆかりのある場所での販売も考えています。また弊社のオンラインストアでの通信販売も行っていますよ」
津村社長自身もバイクをこよなく愛するライダーで、そのバイク遍歴をうかがってみました。
「大型自動二輪免許を持っていないので中型ばかりの遍歴ですが、高校生の時にホンダ NSR50、大学生の時にヤマハ FZR250、社会人になってからホンダ GB250 クラブマンに乗りましたが子供が生まれたりといろいろありましてしばらくバイクをお休みさせてもらってたのですが、少し落ち着いたころにホンダ VT250 スパーダを知り合いから譲り受けて再び乗り始め、現在はBMW G310GSに乗っています」
歴代、気軽に取り回せる王道車を愛車としているところに、ご自身も旅慣れたライダーであることが伺えます。
バイクをこよなく愛する人達が集まって、北海道とバイクへの愛を注いで作り上げた「ライダー麺」。来年のツーリングシーズンにはぜひ北海道で買って、食べてみてください。冬が終わるのを待ちきれない!!という方は、オンラインショップでもぜひ。
ちなみにライダー麵のおいしい食べ方は津村製麺所のYoutubeチャンネルで紹介されています。
レポート●松永和浩 写真●津村製麺所