空冷性能を高めることでライディング中の快適性を大幅アップ!
ライディング中のヘルメット内の熱さ対策は、ライダー永遠の課題である。特にこれから秋までは、天候や走る場面によっては頭や顔が汗だくになることもある。
5月下旬に販売を開始するカブトの新製品、シューマは、ヘルメット内の空冷機能を大きく刷新したのが最大の特徴。それが、低速域からしっかりと効果を発揮するベンチレーション機能、「ウルトラクーリングシステム」だ。3つある頭頂部のベンチレーションホールを全開にすれば走り始めから確かな涼しさが感じられ、さらにチンベンチレーションを開くことで口元にも外気が当たるようになる。その性能の高さは、下の温度変化比較の結果からも明確。
ベンチレーションの効果をさらに高めるのが、内装の厚みを最適化することで風の流れを体感できるヘクサパッド。また、帝人の熱線遮蔽素材を採用したUV&IRカットシールドが太陽光の赤外線による日射熱を74%カットし、ヘルメット内部の温度上昇を抑制。これなら暑い夏の街乗りでもシールドを開けることなく、快適なライディングを楽しめるはずだ。
風洞実験解析によるヘルメット内部の温度変化比較
条件:室温21.3℃ 風速:60km/h 実験開始人頭温度:40℃
実験方法:40℃に温めた人頭にヘルメットをかぶせ、風を当てることによる頭部の温度変化を30秒ごとに測定








ヘルメットをかぶったときの頭部の空間をデータ化し、内装の厚み分布を最適化することで外気導入時に空気が効率良く通り抜けるヘクサパッドを新採用。その内装はホットプレス加工により厚みに変化を付けており、縫い目の少ないフィット感の良さも実現


風洞実験やCFD(数値流体解析)技術を用いたウルトラクーリングシステムを新開発。頭部のベンチレーションホールは走行中のヘルメットの角度に対して最適な向きに設定。口元のチンベンチレーションから入った外気の流れは、シールドの曇りを抑制する上方と、ライダーに当たる正面の2つに分かれるよう設計されている

頭部のエアインテークは中央と左右の3か所に装備。開閉スイッチはグローブをしたままでも確実に操作できる大型タイプを採用しており、それぞれを開閉することで外気導入量の調整が可能。ここから取り入れられた外気はヘクサパッドによりライダーの頭部を効率的に抜け、内部の熱気を排出してくれる


帽体付近の空気をコントロールしライダーの負荷を軽減するウェイクスタビライザーを採用。直進時の安定性を高め、スムーズに首を振ることもできる

吸汗速乾素材のクールマックスを採用した内装は一部に制菌加工も採用。縫製パターンを改良した新しいチークパッドはメガネがより装着しやすくなっている
DATA
価格:2万8600円
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:パールホワイト、ガンメタ、ブラックメタリック、フラットブラック、シャイニーレッド
その他:2021年5月下旬発売予定