サイン・ハウスの「マウントシステム」は、スマホ用のホルダーと車体側の土台となるベース、これらを結合するアームの3パーツ構造とすることで様々なバイクへの装着を可能にしている。基本的にはホルダー、ベース、アームがそれぞれ単体での販売となっているが、22・2mm径のバーハンドル装着車やインチバー(25・4mm径)装着車向けの3点セットも用意されている。
ともすればスマホホルダーは「車体に装着できれば十分」と考えてしまいがちなアイテムだが、スマホを装着して操作していてもグニャッという頼りなさを感じたり、明後日の方向を向いてしまったりということがなく、車体にしっかり固定できる点はこのシリーズ最大の特徴と言えるだろう。高級感あふれるデザインと質感もあり、見て触って楽しめる逸品だ。

価格はホルダー部分(A-45 スマートフォン汎用ホルダー)1万7600円、アーム部分(B-6 アーム 80mm)5500円、ベース部分(バイククランプベース)4620円。

カラーリングはシルバーの他、1インチバー(25・4mm径)用限定でクルーザータイプのバイクとの相性も良好なブラックを用意。限定ブラックの汎用ホルダーセットは2万6400円。
アルミ削り出しアルマイト仕上げの本体は頑強、軽量、美麗、細密

素材には純アルミより高強度、高耐食性を誇るアルミA6061を使用。熱処理を加えて強度を高めつつ、表面にアルマイト処理を施して傷付きにくく、熱や雨、粉塵などに対しても高い耐久性を確保。ホルダーとベースのジョイント部分にはラバー素材のボールを使用して振動を低減させている。固定用のボルトから調節部といった細部に至るまで、全ての部品が高精度でカッチリした感触だ。
スマホ用ホルダー部分は調整幅が広く、スマホを機種変更したら装着できなくなったという不安も無用。ベース部分はバーハンドル用の28・5mm径や1・25インチ(31・75mm径)、セパレートハンドル車用などを用意。アームも長さ80mmと66mmがあり、細かい設定を可能にしている。
パーツを組み替えれば、アクションカムやナビもマウントできる!!

「マウントシステム」のホルダー部分はスマホ用のほかにポータブルナビやアクションカム用などを用意。アーム部分のノブを緩めてホルダー部分を入れ替えるだけで、状況や目的に応じて気軽にマウントするアイテムを変えられるのも魅力だ。
まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●佐藤竜太