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ありそうでなかった! ZXRやYZRカラーの“レーサーレプリカ ソックス”がポルトガルから上陸中

バイクに乗っているときも、そうでないときでもバイクにまつわるアイテムを身につけて、さりげなくバイク乗りであることアピールしたい! そんな願いを叶えるスタイリッシュなアパレルが「モトーリモーダ」から発売され、すでに一部で大人気となっています。しかもそのアパレルとはソックス。ジャケットやパンツ、Tシャツなどのアパレルはよくありますが、ソックスはなかなか珍しい。

ポルトガルのソックスブランド「ヒールトレッド(HEAL TREAD)」の新作はカワサキZXR750、ヤマハYZR500、ホンダNSR500、などレーストラックを沸かせた名車から、そしてBMW S1000RRのように現行最新スーパースポーツモデルのカラーリングをモチーフにしたもの。各車の特徴的なカラーリングを見事に落とし込んだソックスは、思わず欲しくなってしまう一足です。

HEAL TREAD / ZXR

HEAL TREAD ZXR

価格:1500円(税抜) サイズ:M(23〜25cm)/L(25.5〜28cm) 素材:コットン80%、ナイロン17%、ポリウレタン3% 生産国:ポルトガル

SBK(世界スーパーバイク選手権)のレギュレーションが排気量上限750ccだった、いわゆるTT-F1時代。1988年にカワサキはファクトリーマシンZXR-7を投入。1992年の全日本選手権TT-F1では塚本照一選手がチャンピオンに。翌年の1993年にはSBKでスコット・ラッセル選手がチャンピオンを獲得。さらにTT-F1最後のレギュレーションとなった同年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、スコット・ラッセル/アーロン・スライト組がカワサキの初優勝を獲得するなど、ZXRはカワサキのレーシングヒストリーに欠かすことのできない名車なのです。

KAWASAKI ZXR750

アッパーカウルから燃料タンク前方に配置された導風ダクトがアイコニックなZXR750。1991年に発売されたホモロゲモデルZXR750Rでは市販車で初めてケーヒンFCRキャブレターを装着していたことも話題に。写真のZXR750はカーボンサイレンサーを標準装備していた1993年型。

ヒールトレッドのソックス「ZXR」は、ZXR-7のプロダクションモデルとなったZXR750にも通じるライムグリーン/ブルー/ホワイトのトリコロールをソックス全体に配置。誰が見てもソレとわかるアピール度抜群のソックスなのです。カワサキファンはもちろん、ZXR750/ZXR400/ZXR250オーナーの方にはグッとくること間違いなし!

HEAL TREAD / YZR

価格:1500円(税抜) サイズ:M(23〜25cm)/L(25.5〜28cm) 素材:コットン80%、ナイロン17%、ポリウレタン3% 生産国:ポルトガル

アメリカAMAのGNC(Grand National Championship)で1973年と1974年にチャンピオンを獲得し、1978年からWGP(世界ロードレース選手権)にヤマハファクトリーとしてフル参戦したケニー・ロバーツ。ロバーツは愛機YZR500を駆り、参戦初年度の1978年から1980年まで3年連続で500ccクラスのチャンピオンを獲得します。以降、WGPではフラットトラック出身のライダーたちが大活躍するアメリカンライダーの黄金時代を迎えました。

 

この「YZR」は、YZR500のUSインターカラーをモチーフにしたもので、イエローとブラックの鮮烈なカラーリングがインパクト抜群の1足。RZオーナーからYZFオーナーまで、ヤマハフリーク&ケニーファンにはたまらない仕様に仕立て上げられています。MotoGP観戦の際にはぜひ身につけたい!

こちらは静岡県磐田市のヤマハコミュニケーションプラザに展示されているUSインターカラーの1978年型YZR750(OW31)。YZR500ベースの車体に750ccの2ストローク並列4気筒エンジンを搭載しています。キング・ケニーのライディングにより、1978年のデイトナ200マイルを制したマシンです。

HEAL TREAD / NSR

価格:1500円(税抜) サイズ:M(23〜25cm)/L(25.5〜28cm) 素材:コットン80%、ナイロン17%、ポリウレタン3% 生産国:ポルトガル

ホンダのレーシングマシンNSRがWGP最高峰となる500ccクラスに登場したのは1985年のこと。フレディ・スペンサーをはじめ、ワイン・ガードナー、マイケル・ドゥーハン、ヴァレンティーノ・ロッシなど、NSRは各時代を代表するGPライダーたちをポディウムの頂点へと導いた2ストローク時代最強のマシン。その人気は今もまったく衰えることなく、世界の2ストフリークたちを引きつけ続けています。

ヒールトレッドのNSRは、90年代中盤から後半にかけて活躍したNSRのカラーリングを落とし込んだ1足。それまでの“ロスマンズカラー”からイメージを大きく変えた“レプソルカラー”は、WGPがMotoGPへと変わってからもファクトリーマシンRC211Vで採用されたカラーリング。ソックスでは、波打つような独特のラインも忠実に再現しているのもポイントです。

こちらは栃木県のホンダコレクションホールに展示されている1999年型のNSR500V。V型4気筒のNSR500とは違い、NSR500VはVツインを搭載した市販レーサーでした。写真のNSR500Vは、セテ・ジベルナウ選手が1999年シーズンで仕様したマシンです。レプソルカラーは今見てもインパクト抜群です。

HEAL TREAD / RGV

価格:1500円(税抜) サイズ:M(23〜25cm)/L(25.5〜28cm) 素材:コットン80%、ナイロン17%、ポリウレタン3% 生産国:ポルトガル

WGPの500ccクラスでNSRやYZRと激戦を繰り広げたスズキのファクトリーマシンRGV-Γ500。名手ケビン・シュワンツのアグレッシブな走りは、多くのレスフリークを虜にしました。そんなケビン・シュワンツは1993年にRGV-Γ500で念願の500ccチャンピオンを獲得。そのマシンのカラーリングを模したRGV-Γ250も市場では大人気となりました。

ヒールトレッドの新作「RGV」は、そんなシュワンツ全盛期のRGV-Γのカラーリング“ラッキーストライク”をモチーフにしたもの。ホワイト/ゴールド/レッド/ブラックを効果的に組み合わせて、RGV-Γ500フレーバーあふれる一足に仕上がっています。

HEAL TREAD / SMR

価格:1500円(税抜) サイズ:M(23〜25cm/L(25.5〜28cm) 素材:コットン80%、ナイロン17%、ポリウレタン3% 生産国:ポルトガル

ここまで往年のGPマシンをモチーフにしたソックスが続きましたが、ヒールトレッドでは現行マシンをモチーフにしたモデルもラインナップ。それがSMRです。

SMRとは、2019年からBMW MotorradのファクトリーチームとしてSBKに参戦しているShaun Muir Racing(ショーン・ミュア・レーシング)の頭文字。BMW Motorradは2009年にS1000RRでファクトリー体制でのSBKフル参戦を開始するも、2014年にファクトリーチームは撤退していました。しかし2019年のミラノショーで新型S1000RRをお披露目すると同時にSBKへのファクトリーチームの復帰を電撃発表して大きな話題となりました。現在のファクトリーライダーは、2013年にカワサキファクトリーでSBKチャンピオンに輝いたトム・サイクスと、GPやSBKで活躍を続ける名手ユージン・ラバティです。

この新作ソックスSMRは、SBKのファクトリーマシンS1000RRのカラーリングをモチーフにしたもので、つま先から履き口までスピード感のあるグラフィックパターンが魅力の1足。BMWのスポーツカラーを採用したパターンは、S1000RRはもちろん、BMWユーザーにとってもグッとくる1枚でしょう。
*「SMR」は6月入荷予定の予約商品となります


ポルトガル発のソックスブランドであるヒールトレンドからは、このようにバイク好きのハートをグッとつかむソックスが各種発売されていますが、じつは四輪レーシングマシンをモチーフにしたシリーズもラインナップ中。
ガルフ/ロスマンズ/マルティニなど時代を彩ったモータースポーツフリークにはたまらないカラーリングが勢揃いしています。気になる方は「モトーリモーダ」のWebサイトをチェックしてみてくださいね。

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