夏用ウエアに用いるメッシュ素材を活用
ライディングウエアメーカーの「ペアスロープ」が、ライディングウエアの素材を活用し、夏場の着用に配慮した布マスク「サマーメッシュマスク」の製造・発売を開始した。
同社ではこれまでもライディングウエアのために用意していた麻の生地を転用し、布マスクの製造・販売を行ってきたが、この度発売される「サマーメッシュマスク」は夏用ライディングウエアに用いる通気性に優れたポリエステルメッシュ素材を表生地に活用。柔らかな風合いの生地で、軽やかな着け心地となっている。

ライディングウエアで使われているポリエステルメッシュ素材をマスクの表生地に。裏側は起毛素材となっている
内側生地には肌触りのいいコットンガーゼを使用
しかし通気性がいかに優れていても、外気を素通りさせてしまっては意味がない。メッシュ生地の裏側は起毛素材となっており、そこで通気量のバランスを取っている。
それに加え、内側生地にはコットンガーゼを合体。肌触りがいいだけでなく、口まわりに直接触れる部分が天然素材となっている面でも安心感も高い。
また、耳当てには伸縮性と通気性のあるストレッチロープを用いて、こちらも暑い時期の着け心地に配慮。ストレッチロープは自由に長さを調整できるので、顔の大きさや好みのフィッティングに合わせることができる。
縫製はペアスロープが得意とする革製品で用いるミシンで行っており(糸も革製品用のものを使用)、繰り返し洗って使える丈夫さも大きな特徴だ。

ペアスロープの本店工房、あさま工房で製造されるサマーメッシュマスク。職人が1枚ずつ手作業で仕上げているので、1日約50枚の生産が限界だという

バイクウエアではおなじみの立体縫製で作られているのでフィット感も高い。縫製は革製品用のミシンと糸で行われている
コロナウイルスの影響により、マスクを着けて生活することが当たり前になってきているが、気温が30度台後半ともなる昨今の夏、マスクで息苦しさを感じ、熱中症となって健康を害してしまっては元も子もない。
また、コロナウイルスの感染拡大が収まり生活にマスクが不要となる日々が来るのが一番だが、繰り返し洗って使えるマスクなら、来シーズンの花粉症対策やフェイスガードとしても活用できるだろう。
この「サマーメッシュマスク」はペアスロープのマスク専用ウェブショップにて、1枚1430円(一名2枚から10枚の注文まで)で販売される。

クールミント、クールカーキ、クールグレーの3色を用意。色の指定はできないが、クールミント・クールカーキを混ぜて発送される(3枚以上購入の場合はクールグレーも含まれる)
まとめ●モーサイ編集部・上野 写真●ペアスロープ